【都内の新ルート】目白台トンネル貫通は何十年先のことになるのやら?
東京の環状4号線は、第一京浜道路の港区高輪3丁目のところから始まって、都心をグルッと半周して放射16号線の江東区新砂3丁目で終わりますが、まだ全通していません。
でも、工事は進んでいて、ところどころ新たに開通しているところもあります。僕がよく通るのは、大江戸線の若松河田駅の前の団子坂通りを東新宿方向に西進し、すぐに左に折れる太い道。
地図には都道302号と記されていますが、数年前までこの道は存在していませんでした。それまでは、さらに西進した先の抜弁天の交差点を鋭角に左折して戻ってくる形で曙橋下に降りていっていました。
反対方向から来る時も、富久町西交差点を北進し、突き当たりの東京医大通りを左折し、すぐに右折して富久さくら公園と都立総合芸術高校の間の細い上り坂を上り、住宅街で右左折を繰り返し、都道302号線に入ります。
抜弁天の交差点は変則的な上に、交差点のすぐ先に右折するクルマで混んだりしていたので、慢性的に渋滞を起こしていました。
都立総合高校の横の空き地も形状や様子を見る限り、おそらく環状4号線として延長されるのでしょう。住宅街の中にもフェンスで囲われた空き地がポツリポツリと伺えるので、環状4号線となるのか、そのための補助的な道路となる感じがします。時間もそれほど掛からないかもしれません。
しかし、若松河田駅の北側の若松町にはまだ何の兆候も伺えません。住宅やビルなどがビッシリと建ち並んでいます。西側には小学校や地域センター、機動隊、総務省統計局などが広大な土地に隣り合っているので、もしかしたらここを通すのかもしれません。
その先は箱根山と戸山ハイツ、公務員住宅、公立の各種研究所などがあり、その中を比較的に交通量が少ない箱根山通りが通っているのでこれを拡幅するのは難しくはないはずです。箱根山通りも、僕が小学生の頃つまり50年前までは存在していませんでした。
その先の西早稲田2丁目の住宅街を直線的に抜ければ、早稲田通りの西早稲田交差点に出ることができます。そこからは、部分的に開通している片側2車線の太い直線の環状4号線がすぐ先の新目白通りまで通っています。
現在は新目白通りの下り線と上り線の間を都電荒川線が通っていますが、新目白通りが片側2車線化したのも小学生の頃でした。
環状4号線は上り線に突き当たったところまで通っています。そこから神田川を渡る橋はでき上がっているように見えます。しかし、目白通りまでの道路予定地775メートル区間は空き地になっているものの、まだフェンスで囲われたままで、アスファルト舗装も行われていませんから、道路となるのはだいぶ先のことでしょう。
東京都建設事務所の掲示板によると、目白通りの下にトンネルを掘って、その先すぐの目白台交差点で北方より伸びてきている不忍通りにつなげるようです。不忍通りは環状4号線の一部を成しています。
トンネルは、どの角度で掘られるのかわかりませんが、出口は目白台2丁目交差点から少し離れた不忍通り沿いに開けられるのではないでしょうか。目白通りと交差点を拡幅するのは難しそうだからです。
以前にnoteに投稿した明治通りの池袋バイパスや新宿バイパスなどは都内の新しい道路の完成例ですが、環状4号線はまだまだ時間が掛かりそうです。富久町から目白台2丁目までつながったら、どんな景色の中を走るのでしょうか。部分的に通っているたびに、いつも完成する日のことを想像してしまいます。