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ベルナール・ビュフェが描くロールス・ロイス20/25ドロップヘッドクーペ
とある場所に飾ってあるベルナール・ビュフェの絵か版画。ロールス・ロイスが描かれていることは、ラジエーターグリルを見ればわかります。ビュフェの作品であることも一目瞭然でしょう。
では、何というモデルでしょうか?
ロールス・ロイスの権威であり、ワクイミュージアムの創設者である涌井清春さんに伺ってみたら、すぐに答えが返ってきました。
「1920年代後半から30年代に掛けての20/25HPのドロップヘッドクーペです。ベビーロールスと呼ばれていました。小さめのボディが可愛いですね」
涌井さんもビュフェの作品が欲しかったけれども、手に入れていない。
「ビュフェの描くロールス・ロイスは、上手く特徴が捉えられていますね。独特の描き方をされているのですが、どのモデルだかわかるところがさすがです」
この作品では、ホイールとラジエーターグリル、サイドウインドの大きさと各々のバランスが正確に再現されています。
「私も欲しいと思っていましたけれども、縁がなかったのか、手に入れられてませんね」
それは意外!
あれだけのロールス・ロイスとベントレーの逸品を集めたのだから、その途中のどこかでビュフェの作品も手にしていたのかと思っていた。
クレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館に今度行ってみましょう。
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