自動車写真家の小川義文さんが監修役を務める「花の写真 グループ展」
自動車写真家の小川義文さんが監修役を務めているアマチュア写真家育成プログラムの「花の写真グループ展」を見学に行ってきました。
小川さんとは長年にわたって国内外で仕事をともにしてきました。中でも、2007年と2008年にポルシェ・ジャパンから参戦したトランスシベリアというラリーレイドが大規模なものでした。
ポルシェのヴァイザッハ工場でラリーレイド用に2シーターに改造されたカイエンSで、ロシアのモスクワからモンゴルのウランバートルまでの2週間、毎晩テントに泊まりながら世界中から参戦してきた50台あまりのラリーカーを相手に道なき道を探りながら走り抜けました。
小川さんはそれまでにパリ・ダカールラリーに9回、ファラオ・ラリーに3回、ロンドン・シドニーマラソンに出場しているベテランラリードライバーでもあるのです。
僕は、まったく初めてのナビゲーター。2003年に36万円で買ったトヨタ・カルディナでユーラシア大陸を横断したことを知っていてくれたので、小川さんがポルシェジャパンに推薦して抜擢されたのでした。
雑誌に書いた参戦記を貼っておきますね。
アマチュア写真家の人々が撮られた花の写真はどれもソツなくキレイでした。なんとなくどれも似た感じに見えるのはグループで活動しているからなのでしょう。
「サロンのようなものですね」
アシスタント役の写真家さんが解説してくれました。
なるほど、小川さんを囲むサロンなのですね!
写真のセンスと技術を向上させるためだったら一人でもできるし、むしろ一人の方が自分の作品とより強く向き合えますもんね。
「私は小川さんと一緒に過ごしたくて10年間参加しています」
その参加者の男性は、自分の花の写真だけで構成した20ページの冊子を製作し、来場者に配るほどの熱の入りようでした。
それに感心していたら、別の参加者の男性も冊子を作っていました。そちらは、器に生けたさまざまな花を旧加地邸という葉山の登録有形文化財の部屋に置いたものを撮っています。具体的で、アクションとオリジナリティも感じました。
小川御大も花の写真を別室に飾っていて、こちらはとても大きくて見応えがあります。
写真展は9月1日(日曜)まで開催されていますので、ぜひどうぞお出かけください。会場は代官山ヒルサイドフォーラム。11時から19時まで、入場無料。