新マガジン「都内の新ルート」“創刊”
ご承知の通りnoteには「マガジン」という機能があって、連載やテーマを共通する記事を読みやすくひとまとめにすることができます。
現在、金子浩久書店には6つのマガジンがありますが、ひとつ追加します。題して「都内の新ルート」。
東京都内に新たに造られた、造られつつある道路についての記事になります。
絶えず“開発”が続けられ、街の容貌が変わり続けていく東京ですが、道路も直されたり、新たに造られたりしています。小説家の小林信彦は「街殺し」と呼んでいますが、東京の街が変わり続けていくのは半ば宿命のようです。
街並みや建物などは事業主や為政者たちの思惑などから簡単に造り直され過ぎる傾向にありますが、道路に関しては都市計画が都市の変化にまったく追い付いていないので速やかに整備を進め続ける必要があるでしょう。
タイトル画像に写っているのは、『コンサイス 東京都35区 区分地図帳 戦災焼失区域表示』(日本地図株式会社)という本です。1944年から45年に掛けて行われたアメリカ空軍のB29による東京大空襲によって焼失した地域を記録するために1946年に発行され、1985年に復刻されました。
1946年当時に東京は35区に細かく分られ、僕が生まれた街は淀橋区に属していました。のちに、牛込区と四谷区と合わせて新宿区となります。
まったく新しい道路も造られますが、既存のものを拡幅したり、進路を改める場合もあります。ふだん自分がクルマで良く走っている道を1946年当時の地図で探すとその通りだったり、存在していなかったりするものもあったりして想像が拡がります。
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