![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85503394/rectangle_large_type_2_5cb7cbd08d4eff5e7843ff322cbf66af.jpeg?width=1200)
10年10万kmストーリー 第72回 MINI COOPER S (2018年型) 4年10万2000km 事故とワンコが絆を深めてくれた
![](https://assets.st-note.com/img/1661481393824-lg06griRdI.jpg?width=1200)
この日までの走行距離は、10万2740km
![](https://assets.st-note.com/img/1661483409527-NoEfGRQknV.jpg?width=1200)
拙著『ニッポン・ミニ・ストーリー』という本を読んでくれた人からメッセージをもらった。
BMW製のMINIが登場するのに合わせて、BLMCのミニがいかに1950年代終盤からの日本の自動車産業やモータースポーツ、カルチャーなどに深い影響を及ぼしていたかを探った本だった。
当時の関係者を取材し、ミニがいかに“存在としての新しさ”に満ちていて、みんなそれぞれどうやって吸収していったかを聞くのは、とても面白かった。まだ、クルマ造りに“手本”や“正解”がなく、前例などに囚われることなく手探りで進められていたから、その試行錯誤ぶりが活き活きとしていたのだろう。
その読者は、MINI COOPER Sの2018型に乗っているという。早いペースで走行距離が伸びているのは、通勤距離が長いのと休日も必ずクルマで外出するためだとあった。
メッセージを読み進んでいくと、途中に驚かされることが書いてあった。
「1か月前に、事故に遭ってしまったのです」
身体は大丈夫だったのだろうか?
続きを読むと、少し安心できた。通勤路の国道で、15トントラックの故障車が落とした直後のユニバーサルジョイントに乗り上げてしまったというのだ。
保険会社や購入したディーラーなどからは、乗り換えることを勧められた。
「毎日2時間以上を過ごした相方に“廃車”の烙印を押すことができませんでした」
相当に悩んだことがメッセージの文面から伝わってきた。その想いを聞くために、修理完了を待って会いに行ってきたのである。
ここから先は
4,246字
/
24画像
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
チップは取材費に活用します。