マツダ・カペラのCMで「セモプレジー」とつぶやいていたアラン・ドロンに合掌
アラン・ドロンがフランス中部の自宅で亡くなったそうです。88歳でした。
彼が一匹狼の殺し屋を演じる1967年の映画「サムライ」(LE SAMOURAI)がパリオリンピックにちなんでなのか、NHK/BSで放映されることを告知しながら、同作品とシトロエンDSについてnoteに投稿したばかりだったので、ちょっと驚いています。
熱心に出演作を観つづけるほどの特別なファンではありませんでしたが、残念な気持ちに偽りはありません。中でも「サムライ」は公開よりもだいぶ後になって観たにもかかわらず、ストイックな殺し屋の行動とドロンの存在が見事に一体化していて作品世界に引きづり込まれ、その後も配信などで観ています。
シトロエンDSをさまざまな角度から描写しているのも観どころのひとつです。ロケーション撮影されている部分も多く、1960年代中頃のパリをどんなクルマが走っていたのか良くわかります。
日本での人気がスゴかったので、いろいろな企業のCMに出ていました。前輪駆動化されたマツダ・カペラのCMは何種類も撮られていたのですね。「カペラ、セモプレジー」というセリフも忘れません。お悔み申し上げます。