ケータハムのEVスポーツカー開発にヤマハ発動機が合流
2023年7月の英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開され、今年1月の東京オートサロンでも公開されたケイターハムのEVスポーツクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」開発にヤマハ発動機株式会社が参画することが数時間前に発表されました。
ヤマハは、EVのパワートレイン主要部に相当するeアクスルを独自に開発し、ケータハムに供給します。併せて、車両の運動制御においても技術や知見を提供するそうです。
ヤマハは2輪車や4輪車用エンジンの製造では定評がありますが、1台まるごと4輪車を製造販売したことはありません。
ただ、昨年のモビリティショーに出展した3輪スポーツEVコンセプト「TRICERA」や2015年の東京モーターショーなどに出展した「スポーツライドコンセプト」などでハッキリとヤル気を見せていました。
さらに遡れば、1991年に市販前提でF1用エンジンを搭載した「OX99-11」などというスーパーカーさえロンドンで発表していた“確信犯”なのです。
その度ごとに関係者に訊ねると、みな異口同音に「やるからには“ヤマハらしいもの”を造らないと」と答えていました。
このケータハムとの協働が、生産車まで続くものなのか、あるいはコンセプトカーだけに限られているのかわかりません。
さらには、これまでモーターショーに出展してきたヤマハ自身のコンセプトカーと何か関連するものなのでしょうか?
このケータハムのコンセプトカーに供給されるeアクスルが、ヤマハ製を含む他のEVにどのように展開されていくのでしょうか?
ケータハムにはちょっと申し訳ないですが、「ケータハムがヤマハと協業」と聞いて、ケータハムも楽しみなのですが僕はヤマハ自身のEVスポーツカーの進捗状況も気になってしまったのでした。