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10年10万kmストーリー 第10回 日産レパード(1991年型)21年42万km こいつがダメになったら、オレのレパード人生は終わり。他のレパードは探しません。それは俺のレパードじゃないから
日本の自動車メーカーは早急にクラシックカー専任部門を設立するべきだ。
昨年、そういった主旨の記事を書いたら、とても大きな反響があった。
欧米の自動車メーカーは自社のクラシックカーを専門に整備する部署を持っている。必要なパーツを再生産し、アーカイブを整え、イベントを実施し、積極的に活動している。
新車に近いような、日常的な移動手段に用いられているクルマを直すことは「整備」だ。しかし、製造から20年あるいは30年を経て、持ち主が好きで乗り続けているようなクルマをその先も維持し続けることを手伝うことは「整備」だけでは済まない。
クラシックカー専任部門に必要なのは十分にストックされたパーツとメカニックのスキルだけではなく、強い歴史認識とブランド価値向上に活用しようというビジネス的な野心である。知財クリエーション事業であり、顧客をもてなすエンターテインメント事業だ。
欧米の自動車メーカーでは、これら二つを明確に分けているが、日本ではその限りではない。「整備」しか行っていないところの方が多い。
最近になってようやく、マツダが初代ロードスターのパーツを再生産することを決定し、日産が32型スカイラインGT-Rで同様のことを始めると発表したのが数少ない例外だ。
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