4-2, デザインについて学ぶ 〜ラフを100案考える編〜
こんにちは、かねこあみです。ついに6月になりました! めちゃくちゃ早い。そろそろ梅雨がやってきますね〜雨にも負けず、元気にやっていこうと思います。...さて、今日は、「4-2, デザインについて学ぶ 〜ラフを100案考える編〜」について、お話いたします。
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前回の記事の後半にて少しお話したのですが、今日から、学生時代に取り組んだ「企業課題」の、「課題内容・ぶつかった壁・学んだこと」について、お話していきます。企業課題とは、「企業さんをクライアントとし、企業さんに作品のプレゼンテーションを行う」という内容の授業です。専門学校の3年間、数多くの企業課題に取り組みました。
1年生の秋頃。ついに、企業課題が始まりました。初めての、学んだことを実践する場。ワクワクして仕方ありませんでした。授業が始まるとすぐに、課題内容が告げられます。
えーと、みんなの初めての企業課題は...
「明石市立天文科学館」の「ポスターデザイン」です!
...なにそれめっちゃ楽しそうじゃん! そんな感じで、私たちの企業課題は始まりました。
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◎ 課題内容
「ポスターデザインって、なにからしたらいいんだ?」そんな状況の中始まった授業。まずは現地にて、企業さんからオリエンテーションを受けます。「ターゲット層」「コンセプト」「なぜ制作するのか」「施設の特徴」...など。しっかりメモを取り、やる気マンマン! よっしゃ! 絶対最優秀賞取ってやんぞ! オリエンテーション終了後、先生から、「企業課題を進めるにあたった課題」を出されました。
「ラフを100案考えてください」
100案????? え、そんなに????? みんな、戸惑い始めます。私もかなり戸惑いました。ですが、考えろと言われたら考えます。カリカリカリカリ、描き進めました。
そして、「ラフ100案」の提出・確認日。私は、120案ほど考え、提出しました(今思えばよくそんな考えたな)。100案考えないといけない。そう言われていたので、もちろんクラスメイトも100案考えてくると思っていました。だけど、そうはいかなかった。約40人ほどいたクラスメイトのうち、100案考えてきたのは、まさかの半分以下。しかも、100案考えてきたことに対して、拍手をされる_______。え? なんでみんなやってないん?
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◎ ぶつかった壁
やらなきゃいけないことをやっていない人がいる。そんなのアリなの? と、思いつつ。120案の中から、データに起こす案を選ぶ。起こす案が決まれば、早い。カチカチカチと、パソコンと向き合う。もちろん、提出期日もしっかり守る。そして、完成し、プレゼンの原稿を考える。昔からプレゼンは得意だったため、自信があった(過去記事にて)。そして当日。やる気元気120%!
__________プレゼン終了。相手の顔を見て話した。ハキハキと、笑顔で伝えた。言い残すことはないくらい、しっかり伝えきった。まさかの大トリ。いい手応え。これ、賞もらえんじゃね? そんな言葉が頭をよぎる。そして、結果発表・総評の時間。
...賞は、もらえなかった。めちゃくちゃ悔しい。あんなに頑張ったのに。だけど、賞がもらえなかったことより、もっと悔しいことがあった。それは、
賞をもらい、評価されているのは、
ラフ100案を考えず、提出期日をオーバーした人がほとんどだと言うこと。
今では、結局自分の表現力・技術・熱量・方向性...など、クライアントさんが求めていたものを作れなかった、だから選ばれなかったと分かっています。だけど当時の私は、「自分より努力していない人が、評価される」と言うことに、とても腹が立ちました。そしてその苛立ちは、全部悔しさに変わりました。
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◎ 学んだこと
ツラツラとお話しましたが、この企業課題を通して、
・努力は直接的な評価に繋がらないこともある
・真面目に言われたことだけをすればいいってわけじゃない
と言うことを学びました(超簡単にまとめた)。いやいや、細かく言えば、もっと学んだことはありましたよ。制作フローとか、コピーの入れ方とか、ラフの大切さとか。100案も考える意味あんの? とかも思ったのですが、実際私がデザインに落とし込んだ案って、100案超えてからの案だった。あと、頑張ったからって評価されるわけじゃないってこと。本当に、コレ。今では、その経験があったから、頑張る意味もしっかり考えるし、しれっと結果を出しちゃう人(隠れて努力してるんだろうけど)にも、イライラしなくなった。と言うか、自分のその感情って、ただの僻みとか妬みでしかない。今思うと、そう言う存在の人がいたから頑張れていたんだけどね。むしろ感謝。
なんと言いますか、私、かなりプライドが高いんですよ(笑)めっちゃちゃんと頑張ってるのに、何で結果が出ないのか。やりたくない発言をしている人に、負ける自分が許せない。あんなにちゃんとやったのに、結果が出ない自分が恥ずかしい。そんなことが頭を巡る。今もプライドは高いけど、そう言う僻みの感情などは生まれなくなりました。負けず嫌いは変わらないけど。結果が出ないって、純粋に、私の努力が足りない。それか、努力の方向が間違っている。ってね!
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...と、いうことで今回もツラツラお話させていただきました。学校・部活・仕事など、結果が出なくて悩んでいる人も多いと思います。そんな人に、「あ〜、わかる! 」と、思っていただければ嬉しいです。そして、特に今結果が出てない人・学生さんに伝えたい。本当にやりたいことを、ずっと、曲げないで頑張っていたら、何らかの形でしっかりと結果は出ます。私も、しっかり結果になって帰ってきました。目に見える結果が出るのに、2年くらいかかったけど。一回結果が出たら、嬉しくて、楽しくて、やめられなくなる。もっと、頑張ろうって思える瞬間が来ます(何様じゃい)。今でも結果が出なくて悩むことばかり。だけど、頑張れば結果が出ると信じて、しっかり取り組んでいきます。一緒に頑張りましょう〜! 楽しみながら、全力で! 人生ハッピー!
ちょっと真面目になってしまいましたが、近々新しいことを始めるので、それについても、またお話していきます。楽しむぜ〜
最後まで読んでいただき、心からありがとうごいざいます! 感謝!
かねこあみ / デザイナー
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