デザイナー10年目 4回目のキャリアチェンジ
ご挨拶
はじめまして!デザイナーのTOMOYA KANEKOです。
3回の転職を経て、今は人材系の事業会社にてプロダクトのUXやUI、組織のデザインなど様々なことに携わってます。そんな自分が現在の4社目に至るまでにどんなキャリアチェンジをしてきたのか、この機会にまとめてみよう思います。長いと思いますが、良かったら読んでいってください。自分のキャリアが誰かの参考に少しでもなれば嬉しいです。
【Episode0】 | 自分って本当に「絵」好きなんだっけ?
自分は小さい頃から絵を描くのが好きで、兄の影響で自宅にあったドラゴンクエストのカードやバトエンをみながらモンスターを描いたり、少年漫画を模写したりしていました。そのまま将来は絵の道に進みたいなぁと学生時代に思い続け、高校卒業後は専門学校に通います。
専門学校ではイラストの基礎やキャラクターデザイン、デッサンなどを学びました。それなりに充実していましたが、正直将来への不安がかなりありました。自分は周りにいるみんなに比べて本当に絵が好きなんだろうか。仕事にしたいほどなのだろうか。。その不安があるまま専門学校を卒業し、いざ就活してみると全然決まらない。。やっぱり絵を仕事にしていくのは自分には無理なのかもしれない。。と思い、「これまでの学びを少しでも活かせそうなデザイナーとして就活してみよう」と方向転換しました。
【Episode01】 | 完全未経験、新卒一人目デザイナー
デザイナーとして就活していく中で、とあるベンチャー企業に内定をいただきました。専門学校ではイラストをメインで勉強していたので、完全未経験で一人目のデザイナーとして入社させていただけることになりました。
起業支援を事業内容したベンチャーで、役員もメンバーのみんなもエネルギッシュで若い年代の方が多く、和気あいあいと楽しい会社でした。入社して一年目は、デザインとコーディングの基礎を学ぶために、代表が紹介してくれた2社に出向し、ECサイトのバナーデザインや商品の切り抜きなどをひたすらこなし、HTM/CSSの基礎知識を学んだり、Wordpressの構築について教えてもらったりしながら通常のデザイン業務もやっていたのでだいぶバタバタしてました。
会社にも慣れ始め、人も増やしていかないといけなかったので、未経験に毛が生えたぐらいの自分がデザイナーの採用をしたり、新メンバーの教育やサポートをしたりしていました。( 明らかにみんな先輩…年齢も先輩… )
その後、いろいろあって大阪支社に一時的な転勤になって、現地の顧客開拓やデザイン支援を行いました。大阪楽しかったなぁ。またいきたい。
まとめ
一社目のまとめをすると、新卒ながらもすごい幅広く色んなことをさせてもらった会社でした。ハッシュタグにしてみるとこんな感じです。
【Episode1.5】 | 早過ぎたフリーランス
新卒入社したベンチャーで2年ほど働いた頃、デザイナーという職業がすっかり好きになり、もっと上を目指したい、もっと色んな人と仕事をしたい、もっと色んなデザインをしたい。と思うようになり、退職。
その後、当時の自分は何を思ったのか、転職はせずにフリーランスでやってみることを決意しました。
びっくりするぐらい無計画にスタートしたので、色んな意味で余裕が無さすぎました。。幸いまだ実家暮らしだったので良かったものの、一人暮らしだったらどうなっていたことやら。ただ、ありがたいことに前職の繋がりや友人などから色々とお仕事をいただきそれなりに仕事になっていました。おかげでコミュニケーション力もだいぶ自信が付いたし、単価とか作業内容の交渉などもそれなりにできるようになっていました。
でも、やっぱりまだ自分にはフリーランスは早すぎた。。もっと色んな会社を見てみたい。。と思うようになり、一年で幕を閉じました。
当時の自分について取材してもらい、記事になっていたりしてます。
良かったら自分の失敗を参考にしてください笑
【Episode02】 | 色んなデザイナーを知りたい
大失敗なフリーランス時代の幕引き後、友人の紹介で、web広告の運用を事業内容とするベンチャーに一人目デザイナーとして中途入社( また一人目ですかい ) 正確には、元々いたデザイナーさんがお休み中だったため、社内にデザイナーが誰もおらず自分一人でスタートした感じです。
デザイナー一人に対して、営業の方がとても多かったので、案件をかなりたくさんこなしました。主にはバナー広告とランディングページが多かったです。マーケティング的な観点が大事になってくるのでマーケティング×デザインという観点で広告運用の方々から色々学べたのはとても楽しかったです。
流石に一人じゃ厳しくなってきたので、採用活動もスタートし、自分のリファラルでデザイナー2名とコーダー1名の採用に成功し、最終的には6名のチームになりました。自分はチームリーダーとしてメンバーの教育や営業とのコミュニケーション、フロー改善などをやっていました。
会社はとても楽しく、充実してましたが、デザイナーとして自分はこれで良いんだっけ。もっとやりたいこと無いんだっけ。周りのデザイナーはどんなことやってるんだろう。と色々気になり始めて転職活動を始めました。あとは、自分が誰にもデザインを教わらず、よく分からないままそれとなくやってきたので、デザイナーがたくさんいる環境に行ってみたいなぁと思うようになりました。
まとめ
二社目のまとめをすると、こんな感じです。
【Episode03】 | 自分がやりたいデザインとは?
実は今回の転職において、ずーーっと脳内に引っかかっていた制作会社がありました。それが3社目の転職先です。
フリーランスをやめようと思い、転職活動するタイミングで発見した制作会社がすごいカッコよくて惹かれました。その時は自分のスキル不足もあって、見合う案件やポジションがなく、不採用でした。でも、2社目に転職した後も忘れられず、次に転職活動する時にリベンジしてみようと思って、当時の採用担当の方に熱いメールを送って、話を聞いてもらいました。
その後、自分に見合った案件を紹介していただき、業務委託からスタートすることができました。( 感謝… ) 結論、3社目には4年間というこれまでで一番長い期間在籍していました。4年間やっていたことを全部書こうとするとnoteのサーバーがダウンしそうなので、箇条書き&時系列にまとめてみました。
本当にたくさんのことをやらせていただきました。どの案件も、出向先も思い出深く、いまだに付き合いがある方々が多いです。感謝しかない。。
仕事はとても楽しかったし、会社は好きでした。でも、30歳に突入して、これからの人生について急に考え出すようになりました。結婚もしたし、家も建てないし、猫も飼いたいし、もっとデザイナーとして領域を広げたいし、もっと稼ぎたいし、もっとすごい人になりたい。と漠然と思うようになり転職を決意しました。
まとめ
3社目のまとめをするとこんな感じです。
【Episode04】 | まだまだ始まったばかり
そんなこんなで3回目の転職をしました。
今回の転職の軸はこんな感じでした。
3社目でたくさんの仕事に携わって、色んな優秀な方々に出会う中で、自分がなりたいデザイナー像や、自分が楽しいと思う瞬間などが見えてきました。
自分は表層的な肉付け作業というよりは、明らかになっていない課題を分析して明らかにしたり、ユーザーの行動を可視化したり、サービスのデザインをしたり、組織のデザインをする方が価値発揮できるんだ、楽しいと思えるんだ って気づくことができて、それらを伸び伸びとできるような環境に身を置きたいなと思い、転職活動しました。
そして、今
人事系の事業会社に転職し、毎日とても楽しく、やりがいを持って働けています。プロダクト的にも組織的にも課題は山積みですが、それが楽しいです。やっぱり自分はこういう環境が好きなんだなぁと改めて分かりました。あとやっぱりずーーーっと人に恵まれてきてます。本当に。
プロダクトのUI改善をやったり、企画段階からわちゃわちゃと開発も交えて議論したり、ユーザーインタビューの分析をして、ペルソナへの落とし込み・ジャーニーマップ作りのワークショップを主催したり、自分が所属しているデザインチームのコミュニケーション強化や品質担保について考えたり。色んなことをやらせてもらっています。
自分のキャリアはまだまだ始まったばかり。
これからも自分の直感を信じて色んなことをやっていきたいです。
自分のキャリアが少しでも誰かの刺激、参考になれば嬉しいです。
自分で良ければキャリア相談などいつでも承りますので、お気軽にXのDMなどでご連絡ください!皆さんのキャリアについても知りたいです😌
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