見出し画像

ポジポジ病に適応する、治療しない選択

トレーダーたる者、誰もが一度はかかったであろう病気。そうポジポジ病だ。

かく言う木端トレーダーである筆者ももちろん、罹ったことがないなどあり得ないし、今この時も絶賛罹患中だ。

今回はその、トレーダー界隈の大流行病、ポジポジ病について考えてみたい

2つの選択肢:治療と適応

ポジポジ病という悪弊やその対策については、今まで散々に語られてきたのは、トレーダー諸氏のすでに知るところだろう。

チャートを見ていて、エントリーチャンスではなくても、すぐにポジションを取りたくなってしまう、取らずにはいられないこの、ポジポジ病は、トレーダーにとっても、厄介な悪弊だとつとに知られている。

また、その対策として、ポジポジ病の治し方、克服の仕方についての記事や動画も数多く、ポジポジ病の“治療法”や“処方箋”がこれまで数多く提示され、活用されてきた

一方で、それが自分自身にフィットするかどうかは別問題で、トレードにおいて自ら実践して初めて、意味があるのもまた真実。ただ、提示された処方箋で、必ずしも、上手くいくわけではない

むろんこうして書いている事から察される通り、筆者もいろいろと対策を講じようとしても、どうしても、我慢できずにポジってしまうのだ……

ポジポジ病に“適応する”という選択肢

もしそうなら、“治療”ではない対策を考えなければならずそこで、「ポジポジ病になんとか適応できないか」「ポジポジ病を前向きに生かす方法はないか?」と筆者は考えを巡らせたのだ。

その回答が現在取り入れている方法なのだが、適応するのも可能なのではないかと受け止めている。その方法は、超短期取引、低ロットのトレンドフォローにエントリーを限定するということだ。以下それぞれ言及する。

・超短期で取引する

まずはどうしてもポジってしまう場合の時間軸だ。この点については、超短期で、すぐに利確損切をする前提でエントリーすることで、損益の幅をごくごく小さいものに限定。1分、2分、ともすればエントリー後すぐに切ってもいいくらいで、そうすることでエントリーから損益確定による影響を小さくできる。

・トレンドフォローでエントリーする

次に、買い(ロング)か売り(ショート)かのポジションを決める際に、必ずトレンドをフォローし、逆張りをしない事だ。その結果、期待値が自然とプラスに傾くことになる。時間軸と同様に損益確定による影響を限定し、ともすれば少し資金を増やせる。

・ロットを下げる(上げない)

最後に取引ロットだ。ポジポジ病の対策である限りは、エントリーしたい気持ちをどうにかすればいいだけなので、ポジションさを小さくしてもいい。最低ロットに固定しておけば、全体に大きな影響が出ないように図る事が出来る。

ポジポジ病を前向きに生かす

さて、ポジポジ病に対して、超短期、トレンドフォロー、小ロットにするという対策を提示したが、気になるのは実践結果、損益であろう。

端的にその疑問に回答すれば、自身の経験しかサンプルがないが、ポジポジ病対策としては上々というところだ。詳細な数字は出せないが、損益プラス、ポジりたい気持ちにも応えられている。

転じて、このポジポジ病対策で、損益プラスを維持できているのだから、悪弊と言われるポジポジ病をトレードにも上手く生かせるのではないかと受け止めている。

もしもあなたが、ポジポジ病で苦しんでいるトレーダーであるなら、一度試してみて、利益につなげる工夫をしてみてもいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?