カネキ君EX

投資についてつぶやきます。FX($¥)メインでやってます。

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最近の記事

FXには“必勝法”より、“勝ちバイアス”

ドル円を中心に、それなりの期間にわたってFXと日々付き合ってきた。 さまざまな事情から、成績をより高くしたいと日々もがいており、試しに「FXの勝ち方」をネットで調べてみた。 結果はというと、率直に言ってつまらないものでしかなかった… その経験から思うトコロを書いておきたい。 損切り、資金管理……テンプレはもういいよその中身はというと、ほとんどテンプレかコピペのようなもの。 具体的には、損切をしましょう、資金管理をかっちりやりましょう、メンタルを整えましょうとといった

    • 日銀危機は来るのか?(4)逆ザヤ危機は論理の飛躍

      前回、日銀に生じるかもしれない危機として、「逆ザヤ」があると確認した。 利子収入よりも利子支払いが大きくなりることだが、日銀は1兆1,233億円の国債利息を得ている一方で、2,608億円の利払いを行っており、黒字を確保している。 今回はその「逆ザヤ」リスクについて、現実性を考える。 プロや大御所も懸念する日銀の逆ザヤ日銀の逆ザヤは、新しい話題ではない。 たとえば、2017年にはすでに、野口悠紀雄氏が現代ビジネスで「異次元緩和の先に、日銀が「巨額債務超過」に陥る可能性」

      • 日銀危機は来るのか?(3)懸念される“逆ザヤ”とは?

        前回、日銀の保有国債の現状をおさらいした。 約526兆円の国債を抱え、それは日本政府の発行済国債残高のおおよそ半分。また日銀の買い入れ速度は鈍化していることも確認した。 今回はよく言われる日銀の、利子利益と、利払いの“逆ザヤ”について、何のことを言っているか指摘しよう。 日銀は今、利子収入>利払いまずは、日銀の「逆ザヤ」について簡単に把握しよう。 日銀は、保有する国債から利子を受け取る一方で、主に銀行から受け入れている当座預金に対して利子を支払っている。 この利子収

        • 日銀危機は来るのか?(2)526兆円の日本国債を保有

          前回、日銀の健全な経営の実態を明らかにした。 より細かくは、2兆4000億円の経常黒字、純資産4兆円を抱え、一見して問題はないように見られた。 今回からよく問題視される同行の日本国債についてさらに調べていく。まずは現状を確認しよう。 日銀の保有高は526兆1736億円最新の決算で国債を見てみよう。それによれば、日銀は526兆1736億円の日本国債を保有 [1] しているという。 日本国債の発行残高は1026兆円 [2] なので、概算で約51%の国債を日銀が保有している

        FXには“必勝法”より、“勝ちバイアス”

          日銀危機は来るのか?(1)経営は健全

          ほとんどの市場参加者が、日本は金融緩和下にあると理解していることだろう。 その緩和策を維持している日銀について、"日銀は政策変更できない"や“債務超過に陥りかねない”とか“信認が低下しかねない”といった不安になる報道がなされることもままある。 常々疑問だったこの話題について、これから少しずつ調べて、まとめていきたい。今回はその第1回だ。 日銀は2兆4000億円の黒字銀行まずは、日銀の経営を見てみたい。ちょうど昨年度の決算が、5月27日に公表 [1] されているので、詳細

          日銀危機は来るのか?(1)経営は健全

          住宅と期待インフレ率に、インフレ退治の青信号

          アメリカの株式市場が揺れている。 S&P500は年初来18.66%安をつけ、ザラ場で-20%以上の下落も記録。ベアマーケット入りだとする声が一気に増した。 その遠因が米インフレ。FRBはインフレ対策による利上げ、金融引き締めを進めており、退治できるまでは手を緩めそうにない。 そのインフレについても、少し動きがあるようなのでチェックしておきたい。 住宅に光明、過熱にはブレーキかインフレへの影響の大きい住宅だが、足踏みを見せている。 5/19に発表されたアメリカの中古住

          住宅と期待インフレ率に、インフレ退治の青信号

          米株は許されるのか?答えは「NO」だ

          市場が米インフレとその対策で揺れている。インフレの先行きを示す"期待インフレ率"も揺さぶれている真っ最中だ。 NYダウは7週間連続で下落し、その間に最高値35516.0、最安値31218.8、終値で32149.2と大幅に値下がり。最近の週末に、6月利上げリスクの低下により、ようやく反発した。 とはいえ、まだまだ先行きは不透明。そこで期待インフレ率(Break Even Inflation rate:BEI)を手掛かりに今後の展開を占う。 期待インフレ率の”おじぎ”で安心

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          米インフレの裏側で進むもの、投資するなら知っとけ

          岡崎さんが、米インフレ、その退治に動くFRB、そして背景を説明します。

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          要チェックや!“インフレ退治の成否”を握る不動産・エネルギー・賃金

          株式市場が圧倒的な売りで待ち構えた5月のFOMCが終了した。 FRBは0.5%の利上げを実施し、6月からのQT開始を正式に発表。目先の危機を乗り越え、株式市場は上昇に転じた。 しかし、FRBの利上げはまだまだこれから。その趨勢を左右するのが、アメリカのインフレだ。 そこで今回はアメリカのインフレに関連する着目点をおさらいしたい。 “物価の象徴・CPI”まずはアメリカのCPIだ。“物価の象徴”とも言える主要指標で、アメリカ合衆国労働省(Department of Lab

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          FRBのB/S縮小が来るぞー!7月に向け米株にさらなる黄信号

          ドル円のトレーダーのみならず、株式まで含めた投資界隈に次の重大なイベントが迫っている。 FRBのバランスシート(B/S)縮小。量的引締め(QT:Quantitative Tightening)として話題だ。 今回は、マネー量、金利、株式マーケットに大きな影響を及ぼす、FRBのB/S縮小をおさらいする。 950億ドル/月の縮小へすでに、FRBはB/S縮小の見通しを公表しており、4/7のFOMC議事録で枠組みが語られている[1]。 具体的には、週央に開催される5月4日のF

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          岡崎さんの日銀の金融政策変更予想。

          留意のこと。 ウチはニュートラルポジションで日銀金融政策決定会合を迎えることにしました 。

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          介入再考:それでも日銀は動かない。

          目下の焦点は現在の円安局面で、政府・日銀が為替介入するのかどうかだ。 先週の考察では、日銀も政府も為替介入せず、米国政府との協調介入のセンも薄いと述べた。 一方で、その後、G20財務相中央銀行会議、日米財務相会談が行われ、新たな局面に突入。介入実施を予想する動きもある。 その点を鑑み今回は、新たな条件の下に、日銀・政府の介入の現実性について整理しておきたい。 くすぶる“ドル円介入予想”個人的な意見とは別に、「ドル円為替への介入はある」という予想も出されている。 具体

          介入再考:それでも日銀は動かない。

          エコノミスト版“この人を見よ”―ドル円為替編―

          今日もきょうとてFXドル円。歴史的な円安を記録し、報道がかまびすしい一方で、さまざまな解説が語られている。 その中には、トレーダーとして腑に落ちるものもあれば、“なに言ってんだコイツ??”という解説者も当然にいる。 今回は、さまざまな解説者の中で、現環境でFXドル円のトレードの参考になるエコノミストを紹介したい。 野村総合研究所(NRI) エグゼクティブ・エコノミスト・木内登英氏 木内氏は、現在のFXドル円相場についても、筆者が最も的確な分析を提示していると捉えている

          エコノミスト版“この人を見よ”―ドル円為替編―

          日本政府の為替介入は“薄い望み”

          ※4/23時点までの出来事を整理し、改めて政府日銀の介入の有無を考察しました。こちらもご覧ください。 為替、特にドル円ウォッチ勢にとって、焦点の一つになっているのが“為替介入”についてだ。 実際に、要人からの“円安けん制”とも捉えられる発言で、円高に動く場面もあるなど、“為替介入の有無”が注目されている。 FXドル円のトレーダーとしても、もちろん見逃せない。その為替介入の実現性について、今回は考えてみたい。 “幻し”の日銀為替介入まずは、日銀の動きについてだ。端的に言

          日本政府の為替介入は“薄い望み”

          ポジポジ病に適応する、治療しない選択

          トレーダーたる者、誰もが一度はかかったであろう病気。そうポジポジ病だ。 かく言う木端トレーダーである筆者ももちろん、罹ったことがないなどあり得ないし、今この時も絶賛罹患中だ。 今回はその、トレーダー界隈の大流行病、ポジポジ病について考えてみたい。 2つの選択肢:治療と適応ポジポジ病という悪弊やその対策については、今まで散々に語られてきたのは、トレーダー諸氏のすでに知るところだろう。 チャートを見ていて、エントリーチャンスではなくても、すぐにポジションを取りたくなってし

          ポジポジ病に適応する、治療しない選択

          ドル円来週は“調整からの下落”?【値動き考察】

          今週(3/28~4/1)は、3月28日に1ドル=125円をつけて円安局面に突入。その初動のピークをつけた後、下向きの展開となった。 非常に激しい値動きで、自分自身も立ち回りに苦慮したし、似たような人もいるかもしれない。 そこで、来週明けからの値動きについて、前回円安局面の初動を参考に検討する。 2014年は“ピーク3陰1陽” 120円超の円安局面での最初のピークは、2014年12月5日の終値。 その後2日間はその揺り返しか、3日間は陰線が続いた。 いったんそこで値

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