1-④頼むぜ猫田さん
社長は接見禁止とかで、面会も手紙のやりとりもできず、弁護士しか面会できない状態なのだそうだ。
説明下手で重要情報とその伝えるタイミングがまるでとんちんかんな猫田さんから得られた情報はこれくらい。弁護士が連絡してきたくらいだから、いろいろな情報を持っているのだろうし、猫田さんが弁護士との連絡役するのがいいんだろけど、不安だな。
という話を水曜日、在宅勤務のあたしとオフィス勤務の照山さんはSkypeでやりとりし、話し合った末にお給料についての質問をあたしが代表で石原先生にすることにした。
「個々に弁護士や税理士に連絡したら、混乱するし、迷惑だろう。ひとりが代表したほうがいいのでは」ということになり、Skypeメッセージで猫田さんに打診してみたのだけれど、「みなさんそれぞれで連絡してください」と言う。しかも、あらたに「ツノダ弁護士」と「日野弁護士」いうひとが登場して、どの人に連絡・相談していいという。
ちょっと待ってよ、誰が何担当とかあるの?誰に連絡してもいいと言われても、、、と言っても、「情報共有しているそうなので、誰でもいいそうです」。
猫田さんが教えてくれたのは電話番号だけ。
この時代、メアドはなしかよ。
と調べると、どの弁護士ももちろん、メアドある。
「メールでいいですよね?」
と従業員Skypeグループに投下すると猫田さんが
「連絡先として電話番号しか教えてもらっていないので、メールで連絡してもいいか確認してからにしていただけますか」
この時代、アホかよと思いつつ
石原税理士に電話してみると、「今月の給料は確保されている」と言う。今後の連絡はメールで差し支えないという。ふつう、そうだろ。
青島弁護士の事務所に電話してみると、不在という。
用件をメールしてもいいかと電話を取った事務員さんに尋ねるとOKとのことで、メアドを教えてもらう。
照山さんとあたしの業務について、質問事項を送ったら、ほどなくほかの弁護士にCcの形で返信をくれた。
「んですよねー。電話だったら漏れや忘れることもあるし、相手の時間もとるし、こういうことはメールでまとめた上で訊いたほうがいいですよね~」
と照山さんと、猫田さんの電話信奉を不思議におもう。
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