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クリニックに通ったことある人、みんなに見てほしい|医療事務員の仕事内容

1日の仕事の流れ

 1|受付業務

 ・受診された患者さんの受付対応
 ・保険証・マイナンバーカードで資格確認
  苗字や保険証が変わってる場合は、登録の変更
 ・問診票の記入
  初めて受診された方(新患)に記入していただくことが多い

 2|会計業務

 ・診察後のカルテ確認
  初診・再診の算定、算定漏れがないかの確認
 ・清算、レジ操作
  患者さんをお呼びし、お会計
 ・次回の案内、薬局の説明
  必要があれば次回の予約、薬局の場所の案内

主な仕事内容

 1|毎日の受付・会計業務

 2|電話応対・来客対応

 ・患者さんからの予約の電話や問い合わせ
  「初めて受診したいのですが、予約は必要ですか?」etc...
 ・調剤薬局から薬についての問い合わせ
  「患者さんが、貼り薬を1袋追加したいと仰っています。」etc...
 ・総合病院からの問い合わせ
  紹介状を出した先の病院から、患者さんの問い合わせ
 ・製薬会社の方の電話・来客対応
  医師との面会の約束や、備品の注文等

 3|毎月の診療報酬(レセプト)のチェック

  毎日の診療後のカルテ確認での漏れがないか最終チェック
  その月に来院された全員分の紙レセプトを出して、確認する
  ・初診・再診の算定がされているか、間違っていないか
  ・処方された薬に対しての病名があるか
  ・検査に対しての病名があるか
  ・管理料の算定 etc…
  ↓
  算定漏れがあると、国保や社保から返戻(へんれい)と言って、
  「この薬に対しての適応病名がありません。」
  「処置が重複しています。」
  「この検査は、○ヶ月に1回しか算定できません。」
  …と連絡が届き、点数が減点されます。

 4.診療報酬(レセプト)の請求

  国保連合会・社会保険支払基金へ請求 

 5.備品管理、書類管理

  ・在庫の確認、発注業務、備品整理
  ・市や、国保、社保からの書類や、
   患者さんが持参する紹介状、保険証のコピーなど
   患者さんの診療に関する各種書類を適切に管理・保管し、
   必要な時に迅速に取り出せるようにする。


メリット

 1|「ありがとう」と言ってもらえる

  帰りに、「ありがとう」と言ってもらえるだけで、
  仕事のやりがいになります。
  普段から、丁寧にˎˊ˗を心がけてはいるものの、
  患者さんからすると、「ただの受付の人」。
  その中で、「ありがとう☺️」と言っていただけたり、
  笑顔を向けてくださる方がいらっしゃると、
  とても励みになります𓂃

 2|医療の知識が身につく

  働く中で、病気や治療、薬についての知識を得ることで
  日常生活にも役立つことが多いです。
  「こういう症状があると、早めに受診した方が良いんだ」
  といった知識が身につくことで、自分自身や家族の
  健康管理に活かせる場面が増えてきます。  

 3|地域の人々に貢献できる

  医療事務は、単なる事務作業ではなく、
  地域の人々の健康と安心を支える大切な仕事です。
  特に、独居のご高齢者の方は、病院に来ることが
  日常の大切な一部になっていることもあり、
  ちょっとした会話が患者さんの気持ちを明るくすることにも
  繋がることを実感しています。

  ご高齢の方や、初診の患者さんは、診察の流れが分からず、
  戸惑う方も多いので、丁寧な案内を心がけるだけで
  安心感を持ってもらえます。

  クリニックの顔とも言われる医療事務員。
  患者さんが安心して通える病院作りに貢献出来るのは、
  大きなやりがいです。✨

 4|長く続けられる

   体力的な負担が少なく、年齢を重ねても続けやすい仕事です。  
   医療業界は、常に人手が求められるため、
   一度仕事を離れても、経験があると再就職しやすいです。
   経験を積めば積むほど、患者さんからの信頼も熱く、
   病院にとって欠かせない存在になります。

デメリット

 1|困る質問が多い

  「どれくらいかかる?」と、よく聞かれますが、
  診察の進み具合が患者さんごとに違うため、
  明確な時間をお伝えすることが難しいこともあります。
  特に混雑時は、待ち時間にイライラしている患者さんも多く、
  対応に気を遣います。

  「いつが空いてる?」「何曜日が空いてる?」「何時が空いてる?」
  正直、こちらも知りたい…
  水曜が空いているな〜と思っていても、時々混み合ったり・・
  「水曜が空いてるって言われたんだけど❗️」と言われるので、
  「分かりかねます。」としか言いようがありません。☹︎

 2|立場が低い

  医師、看護師に比べるとどうしても立場が低いので、
  クレームの的になりやすいです。
  「まだ?😡」と、怒り口調で言われたり、
  診察券をぶっきらぼうに出されることも・・
  診察室では、コロッと態度を変える人も居ます。
  気にしていたら、キリがありません。

メリット?デメリット?

 医療事務の働き方は、職場の環境や個人の感じ方によって、
 「メリットにもデメリットにもなる」と思う部分があります。

 1|少人数の職場ならではの空気感

  クリニックは病院に比べてスタックの人数が少ないため、
  職場の雰囲気がそのまま仕事のしやすさに直結します。

  少人数だからこそ、スタッフ同士の距離が近く、
  忙しい時間帯も声をかけ合いながら協力できる環境は心強いです。👩🏻‍💻🌡️

  一方で、少人数だからこそ、人間関係の影響を受けやすいのも事実・・
  苦手な人やトラブルがあると、逃げ場が少なく、
  気まずさを感じることもあります。

 2|中休憩の活用次第で変わる働き方

  クリニックは、午前診療と午後診療の間に
  長めの昼休憩があるところが多いです。

  中休憩を使って家事を済ませたり、夜ご飯を作ったり、
  昼寝や、1人時間を楽しむことで午後の診療に向けて
  リフレッシュできるのも嬉しいポイントです。☕️⸝⋆

  中休憩が長い分、最終受付が19時頃のところもあるので、
  帰りの時間が遅くなります。

今回のお話は、医療事務に興味がある方だけでなく、
「クリニックの受付の人って、こんな仕事してるんだ💭」と、
患者さん側の方にも知ってもらえたら嬉しいなˎˊ˗
と思いながら、書きました。🗒️

病院に行く時、受付で対応するスタッフの仕事が
どんなものかを少しでも知ってもらえたら、
医療事務という仕事が、より身近に感じてもらえるかもしれません。୭*

わたし自身も、これからも丁寧な対応を心がけながら、
この仕事と向き合っていきたいと思っています。🌼

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。♡

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