簡単プログラミングで おけいこアプリ「音階発声トレーニング」・・・これを紹介したいわけではなく・・・
簡単プログラミングで おけいこアプリ
「音階発声トレーニング」
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ボクは地域の合唱団に入っています。
毎回の練習の初めには、必ず発声練習をします。
ドミソミド・・・とか、ドレミファソファミレド・・・などのメロディに、「アアア~」とか「オオオ~」などを当てはめて歌うのです。
そのとき、半音ずつ音を上げたり下げたりするのですが、ピアノ伴奏がないと、正確な音程がとれません。
メロディーの前に、ジャーンと和音を鳴らすと音が取りやすいのですが、和音を半音ずつ上げたり下げたりすることはけっこう難しいのです。
ドミソミド
→ド#ファソ#ファド#・・・難しそうです
それならば・・・ということで、
プログラミングで作ってみました。
Scratchならこんな感じです。
あっという間にと言うわけではありませんが、15分ぐらいで作りました。
実に単純なプログラミングで実用的なツールが作れるのです。
ここからが本題・・・
・・・ボクが今回の記事で言いたいことは、
音楽アプリ・ツールを使ってください
ということではありません
同じ目的のアプリ・ツールなど少し検索すればもっと高性能なものがいくつか見つかると思います。
目的達成を最優先するなら既製品でいいのです。
・・・ボクが今回の記事で言いたいことは、
・プログラマーとしてのスキルが決して高くないボクでもScratchという子ども向けと言われるプログラミングツールでこの程度のアプリをプログラミングで作れること
・「つくれるかも」「つくれそうだ」「よし、つくろう」「できた!」・・・「見通し」を立ててから「完成」そして「公開」までScratch一つでできてしまうこと
・自分でアプリを作ることはとても楽しく、作ったアプリにも愛着がわくこと
・Scratchは、母国語(日本語・ひらがな版もあり)でプログラミングができること・・・小学校低学年の子でも使えること
・今回と同じレベルのアプリをプログラミングを使わない別の手法で作ることはとても難しいこと
・もっと高性能と言われるプログラミング言語でこれを作るとすると、けっこう大変なこと。作ることもたいへんだし、それを配布するとなるといろいろな手続きが面倒。でもScratchなら作ることも、配布することもすぐできること
・プログラミングで生業を立てるプロを目指すには、現状ではより高度なプログラミング言語を使ったテキストプログラミングが主力となり、それらに精通しておく必要がある。でもプロを目指していない人が手作りを楽しむならScratchは必要十分である
ボクは、日本中の小学生が、ひらがなが読めて、かけ算九九ができると同じレベルで、「簡単なアプリなら自分で作れる」というスキルを身につけて欲しいと願っています。
大人やAIが作った便利なアプリや楽しいゲームを見つけ出して、活用すること自体は悪くないし、それも大切な活用スキルだと思います。でも、それだけで「自分はできる!」あるいは「うちの子はできる!」と思い込んでいるとすれば・・・ちょっと待てよ、と思います。
絵でも、音楽でも、工作でも、料理、お菓子作り、裁縫・手芸・・・手作りの喜びを忘れてしまっては、人として大切な何かを見失ってしまうんじゃないかな?
プログラミングについても、自分で考えて作り上げる喜びを知ってもらいたいです・・・・それを子どもたちに知ってもらいたいとすれば、まずは大人からです・・・そうボクは思ってこの記事を書きました。
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