梨食べたい人の将棋解説6局目 四間飛車からの急襲
初めましての方は初めまして。
そうでない方はいつもありがとうございます。
『梨食べたい』です。
今回は将棋自戦記となります。
平凡な序盤からの・・・
後手が私です。戦型は四間飛車となり、先手はまだ態度を決めかねています。☗3七桂と跳ねてから囲うのが自然でしょうか。その後は右玉や腰掛け銀・左美濃に組むことが想定されます。
起承転結の転~結の部分
第1図で指した手は☗6八玉。この手が悪手となります。☖4五歩と仕掛けられたときに☗同歩と取れないからです。取ると角交換後に☖5五角と打たれて両取りとなります。
本譜は角交換後に☗5八金右と上がって4七の地点に利く駒を増やしましたが、☖4六歩~☖4七角で崩壊してます。
勝負はまだ分かりませんが、将棋が終わった状態です。起承転結の転すら過ぎ去ったような感じになりました。
歩成で決着
投了図では☗4七同銀としても☖同飛成とされて損しかありません。一方で後手陣は安定しています。投了もやむなしと考えたのでしょう。
本局は第1図で指した☗6八玉がすべてでした。ノーマル振り飛車は戦いの中で捌けるかどうかが勝敗を分けるイメージを持たれがちですが、隙を見せたら攻められてしまい一方的になる事もあります。対抗形だからといって必ず落ち着いた展開になるかと言えばそうではありません。気を付けなければならない部分です。