貪欲さが足りない約30年間の軌跡

初めましての方は初めまして。
そうでない方はいつもありがとうございます。
『梨食べたい』です。
今回はタイトル通り『貪欲さが足りない約30年間の軌跡』について書いていこうと思います。
ちなみに約30年とはこの記事において私自身の人生の長さを指します。
以前の記事と少し関わりがあるので、下に置いておきます。

以前の記事


1身体的成長でどうにかしてきた幼少期~少年期

 これまでを振り返ると、困難を乗り越えた要因が身体的成長を待ったことが大半でした。例えば、幼少期はエレベーターのボタンが届かなかったが、大きくなったら届いた。こんな感じです。それに対して、知恵や知識を吸収したことで困難を乗り越えたことはあまりありません。流れに身を任せて何もしてこなかったわけです。それでいて変な方向で悪運も強く、「偶然バレなかったから」怒られることが無かったことも多々ありました。こうして出来ることが少ない見た目だけ大人になったわけです。


2劣ってた事実に気付いても悪運に縋りついた時期


 私は大学を卒業しても就職活動に失敗してスタートが遅れました。それでも卒業から約1年後に就職することになりました。最初は研修をします。そこでは、思ったよりも簡単かもしれないと感じてしまったわけです。この調子でいけばこの先も楽なんじゃないかと思ってしまったわけです。当然そんなことは無く、周りの成長や会社が求めるレベルに段々とついていけなくなるわけです。
大雑把に言えば就職先はコールセンターだったわけですが、応対に関わる技量が充分備わってないまま実戦投入されることになります。最初は新人だからと大目に見てくれるわけですが、段々と「そんなこともできないの?」に変わっていくわけです。ここで初めて突きつけられた現実と相対するわけですが、それでも何とかなるだろうと高を括るのが当時の私です。喉元過ぎれば熱さを忘れるというように1日が終わると味わえる解放感に酔いしれて、成長・反省することなく時間だけ過ぎていきました。


3「ツケ」を払う時気付くこと

 入社してから8か月くらい経っていよいよ限界を迎えた私は最初の自殺未遂をすることになります。色々サボった代償がここで来てしまいます。この時にふと過去を振り返ると「俺は何もしてこなかったんだ」と気付きました。挑戦することから逃げた結果、身に着いたことが何もない24歳社会人が出来上がってしまったのです。


4貪欲さが足りなかった約30年間

 何がいけなかったのか。これは100%私のせいにするのは無理がありますが、少なくとも上を目指さずにいたのは事実です。ある程度環境を変える、もしくは環境を作れる年齢になってからは100%私が悪いです。幸い多少の家事はやろうと思えばやれたので、某漫画の「○○、生きていけないよ~」といった状態まではなってませんが、これからの生活次第でなり得るでしょう。その漫画とは境遇も過程も違うでしょうが、ゴールはそこまで変わらない気がします。
 ただ今は何もないことを自覚しているので、ようやく貪欲さが出てきた気がします。この欲を忘れることなく生きていきたいと思います。理想に近づき、辿り着き、そしてそれすら超えていく。そんな人生にしたいなと思います。


5最後に

 まともに抗うことなく「どうにかなってきた」人生を過ごすと、いつか苦労する時が来ます。それも段差に躓くのではなく、上がれない程の段差になっています。しかもその段差を超えなければ死と隣り合わせという所まであっという間に陥ることすらあります。
 これを反面教師にする人には「どうにかなってきた」人生よりも、「どうにかしていく」選択肢を含んだ人生にしてもらいたいと思います。要は自分で考えることを怠らないようにということです。
 そして周囲の人間には挑戦し続ける姿勢を維持できるようにサポートしていただければと思います。

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