セミナーに参加する目的は学ぶだけではない！？ 自分がやってきたことに自信を持つ No.561
今日は久しぶりに太陽が出ていますが、明日からまだ雨が続きますね。私の住む岐阜県でも山間部では大変な状況ですので早く雨が上がってほしいです。ここ数年は梅雨というレベルでない大雨が続くので皆さんも注意してください。
私は昨日も今日もいつものようにディライトで元気にお仕事中ですが、昨日は朝から嬉しい電話をいただきました。
先日「プレゼン道場」に参加いただいた信田さんから、「プレゼン道場に参加して大きな気づきがあった」とうれしい報告です。
信田さんは岐阜で板金業を営む社長ですが、最近はもっぱら遮熱事業に力を入れています。もともと熱い漢なのですがこの遮熱にかける熱い想いが尋常でなく、遮熱材で防げないほどの熱をもつ熱血社長です。
その熱血社長が気付きについてブログに詳しく書いていただきました。信田さんは板金業をしながら、板金の指導をする先生をされていて、その指導の現場で「塾長（私）が言っていることと同じことを生徒に言っていた」ということに気が付いたという内容です。
私たちは普段から人と話す時に言葉を無意識に選んでいることが非常に多く、自分が話している内容に意識を向けていません。
今回の信田さんの気づきは普段から自分の生徒に伝えていたことなのですが、私の口から自分が言っていたのと同じことを聞いて改めてその大切さを認識したという体験です。
私のようにコンサルという仕事をしているとたまにあるのですが、セミナー中やコンサル中に相手が突然うなずいたり、独り言を言われたりします。「あ、そうだったのか」といきなり立ち上がられた方もいますが、いきなり立ち上がられると講師側もびっくりするのでお気を付けください。
私も経験がありますが、自分が何となく良いと思って取り組んでいたことや、何気なく習慣としてやっていたこと、感覚だけでやっていたことを明確に言語化された瞬間に「腑に落ちる」とか「間違っていなかった」と再認識します。
いつも無意識でやっている事も言葉に出来て初めて「正しく意識」する事が出来ます。無意識でやっている事はたとえ良い行動でも言語化されていなければ人に伝えることはできません。
今回の信田さんは生徒に教える時に「ここで感動して出来た事も事業所に帰れば一切のことを忘れて何一つ応用できない事を理解していますか？今日は指導員にいい事教えてもらったな～で終わりではだめなのです。」と毎回生徒に伝えていました。
学びの場でなんとなく理解した気になってもそれだけではダメで、根本を理解し、職場に帰ってからも再現出来るようにすることが大切だと言われています。
セミナーでもよくあるのが、「いい話聞きました」と言ってその後の行動を見ても全く変化のない方がいます。これって講師側からするとちょっとショックで、聞いたけど行動変わってないという事は「私の話が伝わらなかった」と感じるんですよね。
信田さんが毎回生徒に言っていたことも、大切だと思っているが無意識のうちに話していたのだと思います。プレゼン道場の中で私から同じ内容を聞くことでこの言葉の重要性を再確認され、自分が教えてて来たことが間違っていなかったと確信を持たれました。
これが自信となり、さらに良い行動へ進むきっかけとなります。
生徒さんたちが「事業所に帰っても同じようにできるようにするにはどうしよう」とか「今回の事を忘れないためにどうしよう」など、より相手のためになる行動を探せるようになります。
学びには新しい知識を手に入れるという側面と、今まで持っていたものを明確にし、今より使えるようにするという効果もあります。
これにはタイミングも重要で、私も何度も同じ話を伝えていて、ようやく今回信田さんのチューニングがうまく合って心に響いたのだと思います。
理論ではなく感覚で取り組んでいたものを言語化する事で、思考が明確になり人に伝えられるようになります。自分の行動や思考を言語化し、まわりの方により良い影響が与えられるようにしていきましょう。
※信田さん 私も「プレゼン道場」なんてベタな名前にするつもりはなかったのですが、気が付けばこうなっていました（汗）このままの名前で行くのでお付き合いください。
今日の一言
自分の発言や行動を明確にする
成長するための実践行動
自分を振り返る視点を持ちより良い行動が出来るように動く
そのためにセミナーに参加したり読書をして外部の刺激を受ける
積極的に人からのフィードバックを受ける
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