韓国ドラマ「完璧な家族」狂気的演技が素晴らしい2人
ストーリーや配役はもちろん、制作背景まで奥が深い韓国ドラマ。
見れば見るほど、知れば知るほどその沼から抜け出せなくなってしまった韓ドラマニムがそんな韓国ドラマの裏の裏を紹介!
行定勲監督の初めて手掛けた韓国ドラマ「完璧な家族」で、特に狂気的なキャラクターを韓ドラマニムが選ぶ演技大賞並みの演技で魅了してくれた演者2人をじっくり紹介していこう。
「完璧な家族」とは
2024年8月14日から9月19日まで韓国KBSで放送され、KBSとしては約2年ぶりの水・木ドラマ。同名のウェブトゥーンが原作で、誰が見ても幸せで完璧に見える家族が娘の殺人によって段々とお互いを疑い始めるようになるミステリースリラー。
俳優キム・ビョンチョルと女優ユン・セアが、ドラマ「SKYキャッスル」以来、約5年ぶりに再び夫婦役で再会とあり、放送前から期待されていた。
狂気的キャラ1:イ・スヨン
<生い立ち>
幼い頃、主人公のソニと同じ施設で育つ。ソニが他の子たちからいじめられていた時に助けてあげたのをきっかけに親しくなり、互いにとって唯一の友達となった。しかし同情されたりバカにされたりすることは耐えられず、自らを守る唯一の手段である暴力で解決しようとしてしまう。
<その後>
ところが10年ぶりに再会したソニに気付いてもらえず傷つく。自分は一度も忘れたことがないのに…いや、忘れられない傷を負わせたうえ、現在のソニは優しい両親に豊かな家庭、友人たちや思いを寄せているギョンホの気持ちまで全てを手にして完璧だった。
<見どころ>
ギョンホがソニに告白しようと自宅でサプライズを準備しているところをソヨンが訪れてしまったシーン。何が何でも隠さなければならなかった秘密が明かされてしまい、恥ずかしさのあまり、とてつもなく狂気的な行動に出る。その目つき、表情、その後のソニへの言動…ゾクゾク感が最高!
<演者>
そんな狂気的なイ・スミンを演じたのは、ドラマ「ペントハウス」シリーズでチョン・ソジンの娘ハ・ウンビョル役で注目を浴びた女優チェ・イェビン。ソジン並みの狂気さとウンビョル並みのメンヘラ感を兼ね備えたような見事な演技に圧巻。
狂気的キャラ2:チェ・ヒョンミン
<過去>
ソニの養父ジンヒョクとふとしたことで出会い、ジンヒョクを兄と慕いながら家族ぐるみで付き合うようになる。ところがある事件を機に2人の関係は遠ざかってしまう。
<現在>
ジンヒョクのせいで人生を壊されたと思っているヒョンミンは、何としても補償を得ようとジンヒョク一家の弱点を執拗に暴こうとし、ソニに近づく。
<見どころ>
前半では、ユーモアがあって優しく明るい親しみやすい“いいおじさん”が後半に向けて少しずつ変化していき、何より過去の行為が明らかになり、追い詰められていく様子は何とも腹立たしくもあり、卑劣過ぎて言葉も出ないような…韓ドラの悪者の中で珍しく同情すべき点が非常に少ない人物。
<演者>
バラエティー番組での活躍も目覚ましい俳優ユン・サンヒョン。陽気でひょうきんで親近感のあるおじさんを演じさせたらピカイチとも言える彼が、前半ではその技量を思う存分発揮。そして後半のギャップ差激しいい狂気的な演技力はさすがとしか言いようがない。
そんな2人の狂気さにも注目しながらドラマ「完璧な家族」を楽しもう!