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「その有料音源、本当に必要?」プラグイン貧乏から脱出する方法を解説してみた(前編)

有料プラグインの買い過ぎで金欠になっていませんか?

DTMあるあるですが、最初は一つだけ、と思っていたのに、気がつけばたくさん買っていて、プラグイン情報を集めることが半ば目的化していた、という方も多いかもしれません。

それはそれで楽しいものですが、できれば余計な買い物はしたくないですよね。

それを防ぐには、まず自分にとって何が必要なのかを把握するのが先なんですがが、欲しいモードになっている中で自分を客観視するのは、難しいものです。

ブラックフライデーを間近に控えたこの時期、これから前半・後半に分けて、「その有料音源、本当に必要?」をテーマに、少し冷静になれるコンテンツをお届けしていきます。

まず前編である今回は、無料プラグインと有料プラグインとの違いを把握することから始めていきます。

この考え方が身につくことで、セール情報を冷静に受け止め、必要なものを選択でき、余計な出費をせずにすみます。

それでは行ってみましょう。

プラグインとはなんぞや?


まず前提として、このnote上のプラグインの定義を明確にしておきます。

プラグインとは、DAW上で利用できる曲作りに役立つアプリケーションのことです。

種類は大きく3種類に分けられます。

1.音源系
 ピアノ、ギター、その他各種の音を生み出すもの

2.エフェクター系
 コンプレッサーやディストーションなど、音を通すことで音を変化させるもの

3.測定系
・BPM測定、アナライザ、音を聴き比べるリファレンス機能など、音の分析に役立つもの

音源とは、楽器そのものを模したもので、音の発生源のことです。パソコンの演算能力を活用して、その楽器の音を出すことができます。

この他、ドラムの音、やギターの音、ピアノの音などを収録したサンプラーというものもあります。

ここでは事例として、logic pro X 付属のシンセサイザー音源 ES2を上げておきます。

logic pro X 付属のシンセサイザー音源 ES2


エフェクターとは、その楽器の音量を揃えたり、音に歪みを与えて迫力を出したりするものです。ギタリストの足元の並んでいる小さな四角い箱、あれは変化させるものです。あのイメージです。

下記に、コンプレッサーを

logic pro X 付属のコンプレッサー

測定系は、音そのものに加工は行わず、音を聴き比べるための測定器みたいなイメージと思ってください。

具体的には、曲のテンポを測定するBPMメーターや、現在の信号レベルを測定するレベルメーターなどがあります。

logic pro X 付属のレベルメーター

無料・有料プラグインのメリット・デメリット

これらのプラグインには無料のもの、有料のもの、番外編としてDAWに付属のものがあります。

無料プラグインの最大の特徴は、文字通り、無料で利用可能であることです。世の中には、無料にも関わらず性能で有料に負けない性能のものも存在しています。

まず、無料プラグインのメリットは、当然ながら無料なので、気軽に導入できる点です。

合わなければ、削除するだけです。

使わなくてもお金を損することがないため、導入が気軽に行えるのが最大のメリットですね。

ただし、デメリットとしては、無料の分、サポートがなかったり、クオリティもまちまちで、玉石混交な点が挙げられます。

つまり、時間泥棒になる可能性がある、ということですね^^;

一方で、有料プラグインの特徴は、当然ですが、有料で購入するという点です。

メリットとしては、お金を取るわけですから、クオリティが一定程度担保されている、という点が挙げられます。ある程度の音を出すことができる、というのは安心感がありますよね。

そして、一定のサポートが得られます。

デメリットとしては、費用がかかるので、無料ほど気軽には導入できない、という点、そして、英語のサイトも多いため、購入、インストール、認証等、に相当な時間がかかるという点が挙げられます。

付属プラグインとは

以上有料と無料と分けて説明しましたが、実は、もう一種類あります。それが、DAWに標準で付属されているプラグインです。

これについては、DAWを購入する際に費用が発生しているので、有料とも言えます。ですが、導入にあたり追加費用がかからないという点では無料です。よってここでは番外としました。

まとめ

以上、無料・有料プラグインそれぞれのメリット・デメリット、そして付属プラグインについて述べてきました。

それぞれの特徴を知って、自分がどちらを選ぶべきかを考えていけば、自ずと答えは見えてくると思います。

なお、筆者の意見としては、曲を作れない初心者のうちは、無料・有料含めて、あまり手を出さず、DAW付属のプラグインを利用することをおすすめしております。

そのあたりの理由と解説は次回後編でお話していきます。

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