13年間曲が作れなかった独学DTMerが曲を完成させるまでの歩みを語ってみた(Vol.2)
前回は、僕が音楽を好きになり、ギターを始めるまでを語ってきました。
今回はどうして作曲をやろうと思うようになったのか、その経緯についてお話していきます。
なお、今回の話題は、現在30代から40代ぐらいの人にはきっと懐かしい気持ちになってもらえると思います!
さて、本題に入りますが、高校に入りエレキギターを購入した僕は、自宅での練習に没頭するようになります。
当時は、ネットもなかったため、情報源は音楽雑誌でしたね。バンドスコアが載っていた「バンドやろうぜ」という雑誌をよく買っていました。
往年のバンド雑誌「バンドやろうぜ」のwiki情報
ちなみに、この雑誌は、特に当時人気のあったラルクアンシエルや、JUDY AND MARY、X JAPANのhideさん、THE YELLOW MONKY、LUNA SEAなど、ビジュアル系のバンドを特集した物が多かったです。
また、バンドスコアなども掲載されていたので、非常に重宝していました。
しかしながら、部活動の傍らのギターとの向き合い方であったことから、特にバンドを組むこともなく、そのまま高校を卒業し、県外の大学に入ります。
ちなみにギターの腕ですが、今思えば漫然とした練習方法だったこともあり、シンプルな曲の弾き語りができるぐらいの技術でした。
今もあまり変わりませんが・・。
そんな僕がギターにもっとハマるきっかけとなったのが、
当時ヒット曲を連発していた、山崎まさよしさんでした。
山崎まさよしとの出会い
山崎まさよしさんといえば「One more time,One more chance」やSMAPにも提供した「セロリ」という曲が有名ですね。
特にOne more time,One more chanceはとても叙情的な曲で、繊細なギターの音が魅力的な一曲。
そして、僕が特に彼のファンになったのは激しいギタープレイとハーモニカだけで、観客を沸かす、類まれなるギターテクニックでした。
特に 「ONE KNIGHT STANDS」というライブツアーを収録したCDはとても気に入って、毎日のように聞いて、ギタープレイのお手本にしていました。
そして、これはもっと後になってからですが、彼の影響でギブソンのJ-45というアコースティックギターを購入したりもしました。
ひとしきり彼のギタープレイをコピーして調子に乗った頃、大学を卒業し、僕は地元に戻ることになります。
ちなみに、この頃は、ほぼ自宅でギターを演奏するだけでした。今思えばもっと色んな所に出て行けばよかったなと思いますが、とにかく自分に自信がなかったので、それで良いと思っていました。
今振り返ると、独学で孤独に音楽に向き合うのが自分のスタイルなんだなと、改めて感じますね。
バンド活動でぶつかった壁
そんな引きこもりギタリストだった僕が、人前で音楽をするようになるきっかけがバンド活動でした。
地元に戻り社会人となった僕は、会社の同期と音楽の話で意気投合し、バンドを組むことになります。話の流れで僕はボーカルとして参加することになりました。
バンド活動を始めるといっても、ライブ活動をするとかではなく、月に一回ほどスタジオに集まって、当時流行っていた邦楽バンド曲のコピーをする程度でしたね。
当時演奏していたバンドは邦楽ロックのバンドが多かったです。
青春、って感じの曲が多かった。
若かったなあ・・・(遠い目)
そこでぶつかった壁が、自分の音楽的経験と能力の無さでした。
バンドの他のメンバーと違い、僕は社会人になってからバンドを始めた初心者。
発声も、音感もリズムも、独学で学んできたゆえに、独りよがりだったことにすぐに気づきます。
声のボリュームも、体力も、音楽の理解も圧倒的に不足していました。
また、毎回、全曲に全力を出していたゆえに、すぐに声が枯れて使い物にならない。どれだけ自分が力不足なのかを痛感しました。
それでも、必死に彼らについていくうち、徐々に力の入れ具合や、発声の方法が分かってくるようになります。
そんな感じで1年ほど過ごした後、ある程度、自分なりのバンドとの向き合い方が見えて来るようになり、今後はライブなども出てみたいな、と思うようになりました。
そんな社会人2年の夏、仕事が急に忙しくなる出来事が起こります。
その出来事を境に、毎日深夜まで残業する日々が始まり、仕事に忙殺されるようになった僕は、一挙にバンドどころではなくなっていくのでした。
その後1年ほど、音楽の活動をすることができず、バンドも自然消滅してしまいます。演奏する場をなくした僕はまた、引きこもり音楽生活の日々に戻るようになっていました。
そんな僕が、いよいよ音楽を作ることに興味を持つようになるのですが、そのきっかけについては次回のnoteでお話したいと思います。
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