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ツイッターにアップしたい人向け、DAWの再生動画を作る3ステップを解説

前回の記事では、曲を聞いて貰う方法として、ツイッターにアップすることを提案しました。

しかしツイッターはサウンドファイルをそのままアップできないので、曲をアップするには動画形式にする必要があります。

そこで、この記事では、ツイッターにアップすることを目的にしたDAWの再生動画を作成する方法について、3ステップに分けて解説します。

(なお、この記事はMAC環境を想定していますので、windowsの方は、別のアプリを使う必要があるのでその点は注意してください。)

この記事を読めば、DAWの画面収録するための手順がわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

それでは行ってみましょう。

準備するもの・前提

準備物
・PC(この記事ではMacを想定しています)
・DAW、曲データ
・Background Music(アプリ)

ここでは筆者の環境を例とします。

曲:YOASOBI「三原色」のサビ
OS:MacOS Monterey
DAW:Logic pro X
使用アプリ:Background Music

出来上がりはこんな感じです↓

まずは、手順から。

手順
1.Background Musicのインストールと設定を行う
2.DAWの出力先をBackground Musicに設定する
3.MACの画面収録機能で動画を作成する

手順は上記の通り3つだけです。それでは順番に解説していきます。

1.Background Musicをインストールする

1.1 Background Musicのダウンロード

まずは、background  musicという、macの内部を流れる音声を録音するためのアプリを、次のURLから入手します。

画面の下の方にBackgroundMusic-0.4.0.pkgというファイルがあるのでそちらをダウンロードしてください。(バージョンアップされている可能性があるので、最新版を使ってください)

BackgroundMusic-0.4.0.pkgの場所

2.2 Background Musicのインストール

次に、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストールを行います。

インストールをクリック

そのまま進めていくとインストールが途中で止まるかもしれません。

それは、BackgroundMusicはapple純正アプリではないからで、「発売元が未確認」というエラーが出る場合があります。

その時は、次の手順でアプリの実行許可をしてください。

・macのデスクトップ画面の左上にあるアップルメニューをクリックし、「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」をダブルクリックする

・画面下に「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」から、「このまま開く」をクリックする

以上によって、アプリがインストールされます。

2.3 Background Musicを設定する

続いて、macの音声の出力先としてBackground Musicを設定します。

・macのデスクトップ画面の左上にあるアップルメニューをクリックし、「システム環境設定」から「サウンド」をクリックします

サウンドの設定

次に、サウンドの出力先を、Background Musicに設定します。

サウンドの出力先をBackground Musicに設定

これで、Background Musicの設定は終了です。

2.DAWの出力先をBackground Musicに設定する

2.1 DAWを立ち上げる

まず、DAWを立ち上げ、収録したい曲データを開きます。

2.2 DAWの出力先をBackground Musicに設定する

次にDAWの出力先を設定します。

画面上部にあるメニューバー上の「Logic pro」をクリックし、
環境設定
オーディオ
を選びます。

そこで、出力デバイスをBackground Musicに設定します。

DAWの出力先をBackground Musicに設定

以上で、DAWの設定は終了です。

3.Macの画面収録機能で動画を作成する

3.1 スクリーンショット機能のツールバーの設定

次はいよいよ画面収録です。

ここでは、Macのスクリーンショット機能のツールバーを利用します。
以下のショートカットキーを利用します。
   
              ↓

スクリーンショットのツールバーのショートカット

shift  command  5を同時に押さえます。

すると画面下に、以下のようなツールバーが表示されます。

スクリーンショットのツールバー

そこから、ツールバーのオプションをクリックすると、音声の入力元を選ぶ画面が出てきます。

音声の入力元として、Background Musicを選択します。

最後に、スクリーンショットのツールバーで、画面収録の範囲を選択します。

以上でツールバーの設定は終了です。

3.2 画面収録の実施

いよいよ画面収録です。

画面収録は、ツールバーの「取り込む」をクリックすることで開始されます。

画面収録をクリック後、DAWのプレイボタンを押して、曲を再生します。
そうしますと、曲が再生され、その様子が収録されます。

曲の再生が終了したら、収録範囲の右上に表示されているボタンをクリックします。すると収録が停止されます。

以上で、指定したフォルダに、動画が保存されるはずです。



注意事項

最後に、ツイッターにアップする際の制限事項を述べておきます。

ファイル形式:mov形式 or MP4形式
アップできるファイルサイズ:最大512MB
アップできる時間:2分20秒
最大解像度:1920 x 1200(および1200 x 1900)
アスペクト比: 1:2.39~2.39:1の範囲(上下限値を含む)
最大フレームレート: 40fps
最大ビットレート::25Mbps

アップ方法:ブラウザでツイッターにアクセスし、画面上部のツイート欄の下のメディアボタンを押して、ファイルを選択

以上、DAWの再生動画を収録方法を解説してきました。

一旦設定してしまえば、あとは、DAWの出力先を変更するだけで、録画が可能になります。

他の人に曲を聞いてもらいたい時は、ぜひこの機能を活用して見てください。

そして、曲のフィードバックをもらえるようになれば、どんどん作曲・編曲技術は向上し、良いものになっていきますよ。

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