初心者でも耳コピができる楽曲コピーの3ステップを解説します
DTMで楽曲の耳コピをやるといいと聞くけれど、何をどう練習したらいいのかわからない、という人は多いんじゃないでしょうか?
実際、全くの初心者がいきなり耳コピをするのはハードルが高いのも事実で、なんとなく音が鳴っているのはわかるけど、「音程が分からない!」とか「なんの楽器の音か分からない!」という悩みもよく聞きます。
そこで、これから初心者でも段階を踏んで楽曲の耳コピーができるようになる方法を3ステップに分けて紹介します。
DTM初心者で、何からやったらいいのかわからない!という方は、この順で挑戦してもらえると、1ヶ月もあれば曲のコピーが出来るようになると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
今回の記事では第1ステップとして、譜面を見てコピーする方法を解説していきます。
それでは行ってみましょう!
楽曲コピーの3ステップとは
まず、先に全体像として、楽曲コピーの3ステップを紹介します。
今回の記事は1ステップ目である譜面を見ながらコピーをする方法について紹介します。
ファーストステップ:譜面を見ながらコピーする
第1ステップは、譜面(=バンドスコア)を見ながらコピーする、という方法です。
具体的には、自分がコピーしたい楽曲のバンドスコアを入手し、それを見ながら、各楽器の音をDAWソフト上に打ち込んでいく、という方法です。
楽譜購入サイトの例 プリント楽譜
上記のような楽譜配信サイトで欲しい楽譜を購入するか、楽器店や書店でバンドスコアを購入するなどの方法があります。
譜面でのコピーのメリット
この方法のメリットは以下のような点が挙げられます。
まず第一のメリットが、一定以上のクオリティがあることです。採譜を仕事にしている人の譜面ですから、正確なものである可能性が高いです。
通常、楽曲には数多くの楽器の音が重ねられています。それらの一つ一つの音を、分解して聞き取るのは、かなり難しいことです。
その耳で音を聞き取る、という作業がない分、音程が分からず挫折した、ということになりにくいですし、時間がかかったとしても、一つずつ打ち込んでいくという経験によって出来上がったフレーズが自身の作曲の糧になっていきます。
また楽器経験があり、譜面を読み慣れている人からしたら、とても効率的に楽曲を理解できるため、早く上達していくことができます。
譜面でのコピーのデメリット
一方、譜面でのコピーのデメリットは以下のような点です。
デメリット1はそもそも譜面が読めない人にとって、譜面を読み解くことは非常に難易度が高く、手間もかかります(=大変です)ので、コピーにはかなり時間がかかります。
デメリット2は、譜面を見ながら、パソコンの画面でマウスやMIDIキーボードを使って、一音一音譜面を入力していくことはかなりの集中力を要するということです。
僕自身、ピアノが弾けず、楽譜が得意ではないので、譜面の読解と打ち込みには時間がかかります。
楽曲コピーでなぜ上達するのか
ここで、楽曲コピーでなぜ上達するのかについて説明します。
それは、楽曲のコピーすることは、楽曲制作の成功体験を追体験することだからです。
自分が聞いて良いと思った曲は、まさに楽曲制作に成功した実例です。
初心者の時にオリジナル曲を作ろうとしてもうまく行かないのは、自分の中にうまくいく引き出しが少ないからなんですね。
その楽曲の成功体験を味わうことで、自分の中の曲作りの引き出しが増えていきます。
その引き出しの在庫をたくさん蓄えることが、自分のオリジナル曲づくりの道標になりますし、作曲上達の近道になります。
いきなり全部のパートは無理でも、例えば、ボーカルだけとか、ドラムだけとか、ピアノだけとか、内容を絞ってコピーするのも良いと思います。
まずは、耳コピに挑戦する前に、譜面を見ながらのコピーをぜひ挑戦してみてください。
次回は、耳コピの手順を解説します。
あなたのDTMライフの参考になれば幸いです。
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