機材不要!DTM初心者が時間もお金も無駄にせず、ミックスできるようになるコツ
自己満足のために作曲をするあまり、曲の出来に納得できずに10年以上曲を出せなかったダサメロンパンです。
前回の記事では、作曲初心者にとってミックスが難しい理由を3つの面から説明しました。
その理由を端的に表すと
「選択肢が多すぎて選べない」
「ミックスには終わりがないから終わらせられない」
「道具をそろえるのにお金がかかる」
という3つがある、というお話でした。
今回は、その中でも、最も初心者を悩ませ、完成を阻む「機材やプラグインの選択肢が多すぎて選べない」問題についてアプローチします。
この対策法が分かれば、ミックス情報の波に溺れずに「曲を世に出す」というゴールに最速でたどり着く、いわば羅針盤が手に入ります!
しかも、「お金も時間もかけずに!」←ココ重要
ミックスに悩んでいる人も、この記事を最後まで読めば「そんな簡単で
いいんだ」と気持ちが楽になるはずです。
それでは行ってみましょう!
(この記事は5分で読めます)
1.ミックスが難しい理由は選択肢が多いから
冒頭で、MIXが難しいのは「経験と勘を元に、膨大な機材・プラグインという選択肢の中から適切なものを選び取るという行為だから」という話をしました。
満足のいくミックスをするためには、多くのミックス知識とプラグインが必要です。
それこそ、何年も研鑽を積む必要がある奥の深い世界。
何十万、何百万等という投資をして、機材を購入し、職人技を身につけていく必要があります。
では、そんなお金も、時間も、忍耐力もない人はどうしたら良いのでしょうか?それまで作曲はお預けしないといけないのでしょうか?
2.ミックスで挫折しないたった一つのコツ
では、「どうしたらいいの?」
というと話は単純です。
「DAW付属の標準プラグインだけを使う」
たったこれだけです。
「へ?そんなのお金がないからだろ?しょぼい音になる原因やろ?」
と思って、ページを閉じようとしてませんか?
ページを閉じるのはちょっとだけ待って。もう少し読み進めて下さい。
「付属プラグインしか手元に無いから標準プラグインを使う」のではありません。
「付属プラグインが素晴らしいから付属プラグインを使う」のでもありません。
ましてや、「お金がないから」でも、ありません。
戦略的な話なんです。
「選択肢が多いから選べなくて苦労するんだから、選択肢を減らそうよ」
「そして、そのたった一つの道具を、使いこなしていこうよ」という話なんですね。
3.なぜ付属プラグインだけに絞るのか
あなたはこう思うかもしれません。
「世の中にはいっぱい、音の良い有料プラグインもフリープラグインもあるのに、使わないなんてもったいなくね?」
それが罠なんですね。
もちろん、評判の良いものを使えば、音が良くなる可能性はあります。
でも「初心者にとって、一番無くしたらもったいないもの」ってなんだと思いますか?
言うまでもありませんが「曲を作りたい」という情熱なんですよね。
僕は初心者の頃、ミックスが嫌で嫌で、曲を何曲も放り出していました。
それを繰り返すうち、「曲を出せるのは一握りの才能のある人だけだ!」
と自分に言い聞かせるようになり、一生世に出せないままで人生が終わると思い込んでいました。
完全に「DTM=情報集め」になっていました。
「曲を作ろう!」という情熱が「もっと調べたい」という知識欲に負けていました。
非常に恥ずかしい話です。
ここまで極端な人は少ないかもしれませんが、情報収集能力が高い人ほど、この落とし穴にハマる可能性はあります。
だから、最初のうちは、選択肢を減らすほうが作曲は進むんです。
そりゃそうです。情報収集の時間を実際の作曲に充てられるんですから。
4.ジャムの法則から分かる、絞り込むことの大切さ
有名な心理学の実験結果で「人は選択肢が多いよりも、選択肢が絞り込まれていたほうが選びやすい」というものがあります。
これってつまり、「人は選択肢が多いと、選ぶのに多くのエネルギーを使うから、選べなくなる」ということなんですよね。
しかも、現代は、情報を集めるのが容易な時代。
その集めた情報から、自分にとって最適なものをしぼりこむなんて、正直、途方も無い労力が必要です。
だから、最初っから、絞り込んでしまうほうが楽なんです。
そうしないと、情報の波の中で、一生溺れることになってしまいます。
プラグインを増やすほど選べなくなるということは、胸に刻んでおいてください。
まとめ 情報集めをやめて、付属プラグインだけに絞ろう
ここまで「作曲初心者はDAW付属プラグインに絞ろう」ということを、
力説しまくってきました。
正直、こんなことを言ってたら、素晴らしいプラグインを作るために日夜努力しているメーカーの方から、批判を受けるかもしれません。
また、作曲の上級者、プロの皆さんから、馬鹿にされるかもしれません。
でも、良いんです。
僕は作曲の才能も、決断力も、曲をスラスラ作る技術もなく
しかも、知識欲だけは旺盛だったせいで、情報集めに走ってしまい、結果として非常に遠回りしました。
優柔不断な自分を責めました。
そしてある時、付属プラグインで十分じゃね?と思うようになって、初めて、ミックスが進むようになりました。
同じような方に一人でも届けば、それで十分です。
ということでまとめます。
コレをやめよう!
これだけやろう!
原因を外部に求めるのをやめた瞬間から、それまで止まっていた時間が進み出します。
以上、ミックス迷子にならない、たった一つのコツを述べてきました。
あなたのDTMライフの参考になれば幸いです。
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