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【メロディが湧き出す!】作曲できないスランプを脱出するための5ステップ

DTMを始めた頃、曲を作って投げ出すのを
100回以上繰り返したダサメロンパンです。


メロディやアイディアが浮かばなかったり
途中で煮詰まってしまう、ということってありませんか?


このようにスランプに陥ると、勉強熱心で真面目な人ほど音楽理論書を読んだり、睡眠時間を削って根性でなんとかしようとしがちです。


実は、それ、危険です。


そういった努力は、かえって遠回りになる可能性があります。


というのは、アイディアをひねり出そうとするほど、プレッシャーが強くなり、上手くいかなくなるからです。


そこで、今回は、僕が経験から編み出したスランプを脱出できる方法を5ステップに分けて、紹介します。


これを知れば、曲作りが止まっても停滞することなくなり制作が捗るようになります。

また、ストレスなく、日々気持ちよくDTMに取りくめるため、メンタルも安定します。


ということで、いって見ましょう!

スランプ脱出法の決定版



結論から言うと、作曲初心者が作曲スランプを脱出する方法は、たった一つです。

それは「自分が理想とする曲を元にアイディアを膨らませる」という方法です。

その意味と手順を解説します。

初心者がすぐスランプに陥る理由



僕は初心者のとき、万年スランプでした。

どのくらいかというと、10年以上、曲を完成させることができませんでした。


その理由は、自分がどういうものを作りたいのか、というイメージが漠然としていたからです。


作曲を始め、創作活動はいわゆるアウトプットという行為です。


アウトプットとは、頭の中にあるイメージを外に出し、具現化する作業ということ。

だから、まず頭の中に、「こういう曲を作りたい」とか「こういう感じのメロディにしたい」などのイメージがなければ、作曲はできません。

一方で、作曲上級者の中には、ただギターを弾いたりピアノを弾いたりしていれば、自然と、良いものが浮かぶ、という人も、あります。



例えば、僕が初心者の頃に読んだ作曲雑誌に、有名アーティストのインタビューが取り上げられていました。


「鼻歌でも作曲だから気負わずやってみよう」と書いてありました。


それを受けて、僕は鼻歌のように、メロディとは自然に浮かんでくるもの、それこそが作曲、と思い込んでいました。


しかし、その思い込みこそが、曲ができない原因でした。


メロディか自然に浮かんでくるのは才能のある一握りの人です。僕らのような一般人が彼らのやり方を真似をするとヤケドします。


なぜなら、才能のある人は、本人に自覚があるかどうかは別として、実は、膨大な数の曲を聞いたり、コピーした経験があり、そこからイメージを引っ張り出している、ということが往々にしてあるからです。


土台が全く違うのに、形だけ真似をして、鼻歌で作曲をするのは、建物の基礎ができていないのに高層マンションを建てようとするようなもの。


高い建物ほど、基礎づくりに時間がかかるように、良い感じのメロディが自然と浮かぶようになるには、音楽をたくさん聞くという経験が必要です。


それに対して、メロディが浮かぶのを待つというのは、偶然に頼るということなので、上手く行かないのです。

それが初心者がすぐスランプに陥りやすい原因です。

作曲スランプを脱出する5ステップ



そこで提案するのが、次の5ステップです。

<作曲スランプ脱出のための5ステップ>

ステップ1:作業を止める

ステップ2:自分の作っている曲を分析する

ステップ3:自分の理想とする曲を探す

ステップ4:メロディをDAW上でコピーする

ステップ5:コピーしたメロディを脳内でイメージしながら、メロディを編み出す

ステップ1:作業を止める


まず自分が煮詰まっていることに気づいたら、まず一旦作業を中断してください。

「今自分が作曲に煮詰まっている」という現実に気づくことが大事です。

その事実に気づれなければ、作業が停滞したままとなり、そこから抜け出すことができません。

なので、まずは気づいて、作業を中断することが大事です。

ステップ2:自分の作っている曲を分析する


次に、自分が作りたい曲の曲調を把握します。

例えば、アップテンポなのか、スローテンポなのか、ジャンルはロックなのか、ポップスなのか、どんなシチュエーションで演奏される曲なのか、メロディの形などを明確にします。


具体的には以下のような点を把握していきます。

・ジャンル(例:ロック系、ポップス系、バラード系、ダンス系、弾き語り系、EDM、アニソンなど)

・演奏スピード(アップテンポ、ゆったりとしたテンポなど)

・演奏シチュエーション(ライブの最初で演奏するつかみの曲、ライブで盛り上がる曲、配信で聞いてもらって気に入ってもらう、など)

・サビのメロディパターン:連打、アップダウン、ロングトーンなど


曲調を把握することで、自分の目指す曲のイメージを固めていきます。



以下にサビのメロディパターンの例を示します。

(補足)メロディパターンの例?

メロディの音程の形のことで、概ね次の3つに分類できます。

1.連打とは、同じ音程の音を連打するパターン。

例:BUMP OF CHIKINの天体観測のサビ
「♫見えないものを見ようとして〜」

2.アップダウンとは、音程が階段のように一旦上がり、最後下がってくるパターン

例:T.M.RebolutionのHOT LIMITのサビ
「♫カラダが 夏になる」

3.ロングトーンとは、一つの音を長く保つパターン

例:アジアン・カンフー・ジェネレーションのリライトのサビ

「♫消して〜 リライトして〜」の長く伸ばす部分

ステップ3:自分の理想とする曲を探す

第3ステップは、「自分の理想とする曲を探す」ことです。

これは、言葉通り、自分の目指す曲のイメージに近い曲を探す作業です。

これまで聞いてきた曲、流行っている曲、の中から、自分の目指す理想を体現した曲を探します。

その時に参考になるのが、ステップ2での自作曲の分析です。

自分が作りたい曲のジャンル、演奏スピード、シチュエーション、メロディパターンなどを体現した曲をネット検索し、その中から、好みの曲を数曲ピックアップします。


ここで、曲を見つけられるかどうかが、この5ステップの鍵になります。
とにかく、自分の頭でうんうん唸るより、探してくる、という感覚でリサーチしてみてください。

この作業は、楽しくやれるといいですね。

ステップ4:メロディをDAW上でコピーする


ステップ4は、ステップ3で発見した、自分の理想を体現した曲のメロディをコピーします。

方法としては、DAW上で曲を耳コピすることがおすすめです。
DAW上でメロディをコピーすることで、メロディパターンを視覚的に把握しやすくなります。

なお、耳コピーの方法については、次の記事で詳しく解説しているので、興味があれば読んでみてください。

ステップ5:コピーしたメロディを脳内でイメージしながら、メロディを編み出す


ステップ5は、今までの作業をもとにして、自分のメロディを生み出す作業です。

ステップ4までの作業によって、脳内に理想とする曲のイメージと、メロディがインプットされていますので、そのイメージをもとに、メロディを考えていきます。


ここからはご自由にやって頂ければいいのですが、参考に、僕が行っているメロディの生み出し方を2つご紹介します。


1、メロディのリズムはそのままで、音の音程を変更してみる

2、メロディパターンを変えてみる(例:ロングトーンから連打に変える)

1は、元の曲のメロディのリズムを変えず、音程を変更する方法です。

2は、メロディパターンを、別のタイプに変更することです。


DAWのピアノロールで、視覚的にメロディをいろいろいじってみることで、アイデアが浮かびやすくます。

このような手順を踏んでいけば、必ずスランプを脱出し、曲を生み出せるようになるので試して頂きたいと思います。

まとめ


以上、作曲スランプから脱出するため方法を5ステップに分けて解説してきました。

簡単にまとめると、スランプに陥った時の手順は次の5つです。

1、作曲に煮詰まっていることを自覚し、作業を中断する。

2、自分の作りたい曲を具体化する

3、理想を具現化している曲を探す

4、理想とする曲のメロディをコピーする

5,理想とする曲をイメージしながら、オリジナルメロディを考案する

上記の手順を踏むことで、スランプは必ず脱出できるので、頑張ってみて下さい!


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