ハマると危険!作曲初心者を挫折に陥れる3つの壁とは?
初心者の頃、何万円もかけてDTMソフトや機材を購入したのに、
作っては投げ出すを繰り返し、
13年間曲ができなかったダサメロンパンです。
同じように、「憧れのアーティストやボカロPのように人を感動させたい」
と思って、DTMを始めたものの、
市販の曲と比べて
「いまいち納得のいく曲にならないな」
「市販の曲のようにならないな」
と感じていませんか?
実際、この悩みを解決して作曲初心者が曲を完成させるまでには、多くの壁があります。
今回は、その中でもDTM初心者が必ずぶち当たる
特に大きな3つの壁を解説します。
これを知っておくことで、挫折しそうになった時に、
「自分だけじゃないんだ。誰でも通る道なんだ。」と思い出して、
踏みとどまることができます。
また、その乗り越え方を知ることで、
高価なプラグインを追加購入せずとも
自分の力で、曲のクオリティアップができるようになります。
物事がうまくいく方法を知るには、
先にうまくいかない原因を知ることも重要です。
まずは、この記事を最後までご一読ください。
(この記事は5分で読めます。)
前提 曲の構成要素を知ろう
我々が普段耳にする音楽は、歌や伴奏、
低音を支えるベース、リズムを支えるドラムなど、
様々な楽器が組み合わされてできています。
そして、一般に市販されている曲となると、
専門技術を持ったプロの方々により、
高度な作曲技術、演奏技術、アレンジ技術、
また、曲を整えるミックス技術、
曲を整えるマスタリング技術などが加えられ、
一つの曲としてパッケージングされているのがほとんどです。
通常、それらの工程の一つ一つは
その道のプロがそれらを分業して行っていますが、
最近は、パソコンによる音楽制作(DTM)の導入が進んだことで、
誰でも、自宅でその作業を行えるようになりました。
つまり、DTMで曲を作るという行為は、言い換えれば、
それらのプロの技術を、パソコンを活用することで、
基本一人で成し遂げる、という事になるわけです。
※パソコン上で、曲を作るソフトは一般的に DAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれます。略してダウと呼ばれています。
上記述べたように、以前その道の専門家が分業でやってきたことを
自分一人ででやるということを踏まえれば、
DTM初心者が曲を人に聞いてもらえるレベルにすることは、
想像以上に大きなハードルがあることが理解できるかと思います。
そこで、今回の記事は、この壁の中で特に大きなものを3つ紹介します。
作曲初心者を挫折に陥れる3つの壁とは?
・壁1:メロディができない病
・壁2:コードが合わない病
・壁3:ミックスが分からない病
この3つの壁を順に説明します。
壁1.メロディができない病
まず1番目が「メロディができない病」です。
パソコンで曲を作ろうとして、最初に躓くのが
このメロディづくり。
作曲を始める人であれば、憧れの曲のように
一度聞いただけで耳に残るような
キャッチーなメロディを作りたいと思うはずです。
曲の人気が出て、たくさん再生される姿を想像して
やる気満々で作曲をはじめると思います。
そこで、DAWの初期画面を開いて、メロディを打ち込もうとするわけですね。
しかし、どうやったらそんなメロディが作れるのか分からず、
途方に暮れる、というのがよくあるパターンです。
僕は、初心者の頃、一体どうやったら、
市販の曲のような美しいメロディになるのか?と悩んだ末、
作曲本を読んだり、youtube動画を見たりと、
色々なことを勉強しました。
でも、何年経ってもパッとしたものを作ることができませんでした。
その結果、「才能がない自分には曲を世に出す資格がない」と
僕の「人生ハードモード気質」が発動して、何年も曲を完成できませんでした。
ですので、実際、この1番目の壁だけでも
十分、初心者を殺傷する力があります。
この「メロディができない」というのが、第1番目の壁です。
壁2.コードができない病
2番目の壁が、「コード進行ができない」という壁です。
コードというのは、日本語で和音ということですね。
ご存じの方も多いと思いますが、わかりやすいのが、
ピアノやギターで複数の音を同時に鳴らすことで出る、
調和した響きのことです。
主となるメロディと伴奏のコードが調和していると心地良く聞こえますし、
この2つが調和していないと、心地よく聞こえません。
一般的に、曲はコードがどんどん展開していきます。(コード進行)
そのコード進行に沿って、メロディも展開していきます。
ですので、コード進行は
歌のメロディにあったものを、選んでいく必要があります。
このコードは非常に奥が深く、同じメロディであっても
コード進行が違うと、全く違って聞こえるほど
大きく印象が変わるものです。
コードについては和声学という名称で学問としてまとめられています。
それこそ、ちゃんと勉強をしようとすると、
数年かけても学びきれないほど時間が必要になります。
このメロディにあったコード進行を生み出すのが、
初心者にとって2番目の大きな壁になります。
壁3.ミックス病
3番目の壁が、ミックス病です。
ミックスとは、曲のいろんな楽器(DAW上ではトラックと言われる)の
音量のバランスや、各音の大きさのばらつき、調整、そして、
聞こえる音の左右の配置などを整える作業を言います。
市販の曲は、このミックスについて、
非常にお金と時間をかけられており、
誰が聞いても心地良く、かつ違和感のないように
高価な機材を用いて処理されています。
ですので、我々一般人がこのクオリティに近づけようと思うと
高価なプラグイン、職人レベルの知識、
プロの現場で使われている世に知られていないテクニックが必要です。
はっきり言って、課金ゲーム、無理ゲーです。
しかし、曲を作れるようになれば、
多くの人に聞いてもらいたいというのが人情というもの。
ですから、このミックス病は全DTMerが必ずかかる不治の病といっても言い過ぎではないかもしれません。
この病気に一度かかると大変です。
多種多様なプラグインが欲しくなり、お金と時間が溶けていきます・・・
ですので、初心者段階ではこの沼にハマると死にますので
手を出さないことが賢明です。
なお、これだけだとあまりに救いがないので、
初心者向けのこのnoteでは、
「余計なことはせず、とりあえず曲を作れるようになるまではボリューム調整だけしておけばOK」
ということを推奨しております。
まとめ
以上、作曲初心者を挫折に陥れる3つの壁を紹介しました。
正直、この1つ1つが、十分に初心者を殺す殺傷能力のあるものです。
ちょっとビビらせてしまったかもしれませんが、
まずはこんな壁があることを知識として知ることで、
自分で勉強して乗り越える(正面突破)か
誰かに依頼する(迂回する)
などの選択肢が見えてくるはずです。
今後、このnoteではこの3つの壁を初心者がどうやってクリアし、
挫折せずに曲ができるようになるか、について
シェアしていきます。
あなたのDTMライフの参考になれば幸いです。
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