「水」が、好きだから。
現在大学院生の娘が、まだ幼かった時のこと。いつも寝る前に、せがまれていたことがありました。
「お母さん、今日も『みず いってき ちゃん』のお話して~♡」
そのお話は完全即興で、その時思いついた「水一滴の旅」を、面白おかしく話していたんですね。
基本的には、雨が川に流れて、海について、蒸発して雲になって、また雨になって、野菜などの栄養分になって、人の体に入って、おしっこになって、また川に流れて・・・というストーリーなのですが、いろいろな場面で状況を変えるんですよ。
毎晩、こんな一滴の水のお話をしていたので(笑)、もともと水というものの存在が好きだったので、もっと好きになりますよね。
娘が小学生になってからも、雪の結晶の写真を見ながら「みずいってきちゃんだ!」なんて言うと、覚えてくれていたんだなと思いながら、親子でその結晶が愛おしくなったものです。
また最近、日本で起きている台風や大雨による水害の状況を見ると、とても心が痛く、水の恐ろしさを深く感じると共に、ダムや河川の「水の力」がしっかりと活用されていないことが、とても残念だとも思ってました。
そこで今回日本に戻った時に何冊か買ってきた本の中で、もともと文体が大好きでファンでもある竹村公太郎さんのこの本を、今日一気読みしてしまいました(笑)
この本の帯には・・
好きなんですよねぇ~、この「地形」や「気候」の話が!
そこに「持続可能」という言葉が入れば、もうゾクゾクしてきます!!
電話を発明した科学者ベルはもともと地質学者で、日本にきた時に山の多い国土と雨の多い気候であることを確認し、「日本は雨が多い。この雨が豊富なエネルギーをもたらす。」と、おっしゃったそうです。
こちら韓国はとても乾燥しているので、日本の水分の多い気候って実は「宝」なのだなぁと感じております。
また日本は昔から、水をコントロールしてきた民族ですもんね。
利根川の流れを変えた徳川家康や、台湾の地で今でも尊敬されている烏山頭ダムを造られた八田与一さんについては、以前「東京」と「台湾」のエッセイで書かせて頂きました。
そんな中、お題「#こんな社会だったらいいな」で準グランプリに輝いた『かなったさん』が、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2019へ行ってこられた記事を、拝見いたしました。
実は、行きたかったんですよね。
かなったさんはじめ、入賞された皆さんのnoteがどのように展示されているのかはもちろん、このイベント自体にも関心があったのです。
ちょうど先日、担当プロデューサーの方が、投稿した記事を紹介をして下さってたんですね。
でも残念なことに、帰国のタイミングが合いませんでした・・・
なので、かなったさんが直接行かれて動画までもアップして下さり、このフォーラムの全体像が見えることができたので、大変ありがたかったです。
かなったさん、ありがとうございました!
重ねて、本当におめでとうございました!!
できれば、これからも・・・
未来の子どもたちが過ごしやすい、持続可能な「こんな社会だったらいいな」を、実現していけたらいいですね。
最後までお付き合い下さって、ありがとうございました。