映画「めぐみへの誓い」が、世界へ!④
開幕式でも紹介されていましたが・・・
この映画は、中学生が自らおこづかいの一部を寄付するなどして、全国5,600人からのクラウドファンディングで、76,048,453円集められて創られた映画です。
この映画の支援総額は、今まで国内映画クラウドファンディング史上最高額約3900万円を集めて大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」を超える事になり、横田めぐみさんが拉致されてから42年間、一度も日本映画界では製作されなかった「北朝鮮による拉致被害者を救出する目的のための映画作り」に、日本国民の一人、いや、外国人支援者の方も何人もおいでになりますので、「人間の自由と人権を大切にする人が集まって力を合わせて製作される映画」になる。と思っています。 (映画「めぐみへの誓い」制作委員会HPから)
初日、遂に世界初上映として、あの韓国で・・・
何事もなく映画「めぐみへの誓い」が、無事上映されたのでした。
その日は感動に包まれ、ありがたい想いでいっぱいになったので・・・
次の日、早めに行って数名の方々に感想を聞かせて頂きました。
①ボランティアスタッフAさん
「リアルに描かれていて、心にグッとくる映画だった。」
と、言葉少なめに・・・何度も頷いていました。
②脱北者支援団体の部長さん
「この映画は、大変意味がある映画です。
韓国は拉致が日常茶飯事過ぎて感じなくなってきてますが、日本でこのような映画としてリアルに表現してくれることによって、韓国の人たちも目が覚めると思います。
この映画は6月末から大々的ではないにしても、全国で上映されると聞いてます。それに期待してます。
まためぐみさんのご家族も精神的に厳しい中でも、よくここまで作ってくれた、本当にありがたいです。この映画は、めぐみさんのお母さんのようにどんな状況でも負けないという、強い意志を与えてくれますね。
感謝の想いは尽きません。日本の方々にいつかこの『ご恩』を、お返したいと思っています・・」
と、お仕事中でしたが、長い間お話して下さいました。
③ボランティアスタッフBさん
「無知の自分に、ショックを受けました。
めぐみさんが日本人を代表して、朝鮮半島に対する過去の歴史を清算させようとする姿にショック受けました。日本人が過去の歴史で苦しんでいるんですね。考えたことがありませんでした。そんな中、自分に何ができるのか、心が痛かったでです。
あの後に、悪人が慰安婦の話をした時も『日本の朝日新聞がつくったデマだ。』といっていたのに、とても驚きました。本当なんでしょうか・・
めぐみさんが、早く日本に帰りたいからハングルを覚えたのに、ひどすぎる。あってはいけないことです。
希望を失っても最後は強い人だから、生き延びようと生きることを選択して、お母さんも生きるんだと夢の中で勇気を与えていましたよね。韓国人なら我慢できないと思います、きっと。
家に帰って調べてみたら、めぐみさんのお父さんが去年亡くなったことを知りました。最後まで会うことができなかったんですね・・・
それを知った時、心が締め付けられるように痛かった・・・」
と、映画のワンシーンづつを思い浮かべながら、丁寧にお話して下さいました。それも、少し涙を浮かべながら・・・
④ある大学教授さん
YouTubeを撮影している後輩らしき人に頼まれて、録画していた内容を横で聞かせて頂きました。
「映画『めぐみへの誓い』は保守の人たちだけではなく、韓国のすべての人たちが知らなければならないことでです。
特にこの問題は、ただのボランティアレベルで何か手伝ってあげるというのではなく、私たち自身の問題として自分が主人公になって、主体的に活動していかなければならないことです・・・」
と、真摯に訴えておられました。
これらの感想を聞いた時・・・
映画という「ストーリー」で、人々の心に届けるというのは・・・
いくら素晴らしいセミナーを、何十回聞くよりも・・・
人々の心に刻まれて、深く心に残っていくことを・・・
言語を超えて、国境も超えて、歴史も超えて・・・
しっかりと伝わっていくんだなと、実感させて頂きました。
もっともっと、世界に羽ばたいてほしいですね、映画「めぐみへの誓い」が!!
現在「トゥルーノース」という映画も、上映されてますね。
日本をはじめ、世界中のすべての人たちが・・・
韓国で出会った人たちのように・・・
ほんの少し、現実を直視する「勇気」さえあれば・・・
何かが変わっていくのかもしれません。
インタビューに答えて下さった皆さん・・・
お忙しい中、本当にありがとうございました。
つづく