全てが愛おしく感じる瞬間。⑬観る
ありがたいことに「母なる大地」は、常に共にいてくれます。
韓国から始まった地域の再認識・再発見は、日本の大阪・北海道という憧れの地から、徐々に自分にも関係がある地域へと移動しました。
実は私にとって、自分を育んでくれた故郷は、3か所あると思っています。
一つは生まれ育った東京近郊、もう一つはこの韓国の大邱市、そして・・・私たち家族を温かく迎え、もう一度チャレンジすることを応援してくれた九州の福岡です。
1996年ごろ、韓国で会社を興した私たちは本社の倒産の影響などで、一言でいうと福岡に逃避したようなものです。そこで、ゼロからの出発を許されたのでした。
まるで古代、半島のいざこざに巻き込まれて、海を渡ってきた渡来人や帰化人のように・・・です。
当時や今でも、厳しい玄界灘の路なき路である海路は「死」の路でもあり、同時に死を通過して再生した「生」の路でもあったのです。
そんな九州の福岡を通し、古代を観ることができて「いったい歴史って、何だろう?」という疑問を、追求することになります。
そして一段階、出来上がったものがこれです。
(100円とありますが読めます。一応、期間限定で投げ銭にしておきますね。)
今こうして私が、子どもや孫やその後の子どもたちの未来を想っているように、きっと先人の方々もそう願って、私たちが今ここにいるのでしょう。
そんな想いの連鎖が実は「歴史」にあり、その歴史ある「地域」にその想いがギュッと詰まっているんですね。
「あぁ~、実は愛されてきたんだな・・・・
そして今でもこの土地や地域が、その愛を発信してくれてるんだな・・
だからその想い受け止めて、これからも伝えていきたいな・・・」
と、思うようになりました。
こうして大好きな場所や地域が増えていき、私の心も豊かになっていきます。何よりもこのヌリ路開発を通して、私自身が一番「幸せ」を感じるようになりました。
その「幸せ」を、みんなと分かち合いたい・・・ただ、そう願うだけです。
(次回につづく・・)
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全てが愛おしく感じる瞬間。
①母という存在 ②国と国との間で ③見えない力 ④人と人との出会い ⑤奇跡は起きる ⑥出会う ⑦書き続ける ⑧母とは? ⑨つながる ⑩つくる ⑪生きる ⑫問う