見出し画像

ハイビスカスティー♪

今日は暖かくなって、窓を開けていてもそれほど寒くない。

窓からは鳥のさえずりや、子どもたちが遊んでいる声も聞こえてくる。

そんなゆったりした中、かすかな風を感じながら・・・本を読んでいた。

頭の中でふと気に入った言葉が回り始めたので、お茶でも飲もうかな~と思い、立ち上がってキッチンに行く。

今はコーヒーの気分ではない。何のお茶にしようかな・・・

いろいろな種類のテーバッグが入っている箱を、棚から取り出す。ひとつひとつ見ていく中で、少し大きめの袋に目が留まった。

それは同僚が沖縄のお土産でくれた、ハイビスカスティーだった。


「行ったら沖縄は暑くてねぇ。長そでで行ったうえに随分歩いて、太陽は容赦なく照り付けるでしょう。もう~汗だくだった時に、お茶屋さんの前の冷房の風を感じちゃえば、中に入るしかないじゃない!そこで冷えたこのハイビスカスティーを『いかがですか?』なんて言われちゃ~飲むしかないじゃん!!そして飲んでみたら、本当に美味しくて~5袋2000円だったから、どうせお土産も買わないとなぁ~と思ってたので、買っちゃった~!!はい、どうぞ、美味しいよ~♪」


そうそう、そうだったよね・・・

これをくれた時の、同僚の会話が頭の中で再現される。

そして同時に、同僚がこれを買った時の状況が、頭の中で生き生きと映像化される。

「久しぶりに、これでも飲もうか。」

と、思ったとき・・・


たぶん人は、何かを選択するときや、何かに惹かれるときなどの基準の一つに、「ストーリー性」の有無があるような気がしてきた。

それも、より好印象的なストーリーとして心に残れば、そのストーリーはいつでもどこでも、自然と再生可能だったりする。


だから、そんなごく普通の「ストーリー引き出し」を、何かの拍子に、カタッと開けてみたらいい。

すると、あらまぁ~不思議・・・

今日はこのハイビスカスティーが、とっても美味しく感じられた♡


ふふふっ♪  

明日はどんな「引き出し」がカタッと開いて、飛び出してくるのかな?!

拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡