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「すみだ北斎美術館」へ、行ったら。

少し前になりますが、両国にある「すみだ北斎美術館」に行って参りました。
東京に住んでいても、こういうのがあるとは知らなかったという・・・

今回は特に「北斎バードパーク」といって、葛飾北斎がたくさん描いていた「鳥」に焦点を当てた企画展があったのです。

北斎さんって、こんなにいっぱい鳥を描いてたんだ~!!

それも鳥さんたちが、みんな生き生きしていて、愛嬌があるんですよ♡


頂いたチラシは、お友達にあげちゃいました。
(なので、こちらの画像はお借りしました。)
お時間があれば、是非おすすめです。



特別展だけでなく、常設展もとても面白かったです。

実は当日、次の予定があったのですが、ついつい見入ってしまって・・
次の予定を見合わせることになるぐらいだったのです。

浮世絵師の葛飾北斎(1760年から1849年まで)
(略)その魅力的な生涯や、およそ70年にもわたって描き続けられた多彩な作品は、没後約160年経た今日、ますます高い評価を得て、世界の偉大な芸術家として広く注目されています。

すみだ北斎美術館「すみだが生んだ世界の画人『葛飾北斎』」から



北斎さんって、あの時代に約90年も生きて、70年間も描き続けたんですね。

あの、ゴッホやモネも、北斎さんに影響受けたというし・・・

当日、美術館に来ていた人は、日本人より外人の方々が、多かったような気がします。

この北斎は墨田区に生まれ、その90年にも及ぶ長い生涯のうち、90回以上も引越しをしたといわれますが、そのほとんどを「すみだ」で過ごしながら、多くの名作を残しました。
なお、葛飾北斎の「葛飾」は、出生地である「すみだ」を含む地域が、武蔵国葛飾郡であったことから名乗ったといわれます。

同上


90年生きて、90回引っ越しされたんですってw

4階の常設展の最後には、「北斎のアトリエ」再現模型があるのですが
84歳の時にお布団に入りながら、それでも描き続けている姿と・・・

その絵も「描いては捨て」の繰り返しで・・・

半分ごみ溜状態になるので、引っ越ししたという話もw

すみだ北斎美術館HP「常設展」から、お借りしました。


こりゃ~、まさしく・・・

日本の、元祖、オタクですね。

実は、特に、この北斎さんの「生き方」に感動でした!!

6歳の頃から絵を描いてきた北斎は、70歳以前までに描いた絵は取るに足らないもので、73歳にしてようやく動植物の骨格や出生を悟ることができたと述べています。そして、80歳ではさらに成長し、90歳で絵の奥意を極め100歳で神妙の域に到達し、百何十歳になれば一点一画が生きているようになるだろうと、100歳を超えてもなお絵師として向上しようとする気概を語っています。

すみだ北斎美術館「北斎の生涯と言葉」から



70歳以前までに描いた絵は、取るに足らない・・・ですって!

73歳にして、ようやく動植物の骨格や出生を悟ることができたと・・・

遂には、100歳で神妙の域に到達し・・・

百何十歳になれば、一点一画が生きているようになるだろう~ですって!!


もう、描くことだけを考えていた人生だったんでしょうね。

あれだけの絵を描かれた巨匠が、こういう家に住んで、常に「神の域」を目指したという・・・


江戸時代は、貸本屋さんまであって大変流行っていたので、お偉い方から町民まで、当時の「最高の娯楽」を提供されていたんでしょうね。

今でいう美術界はもちろん、世界に誇る日本のアニメ界や、エンターテインメントとしてゲーム界の任天堂(switchやマリオとかw)などなど・・

日本の職人気質の「クリエイター」であり「デザイナー」の元祖が、実は
葛飾北斎なんでしょうね?!

なんかいいな~♪

すっかり、北斎さんのファンになってしまいました♡





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白滝みえ
拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡

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