夜でも雨でも洗濯物干せるって楽だ~
「家事を楽にしたいんです。」
「共働きなので、帰って来てから洗濯し、室内干ししたいんです。」
築30年代中古住宅リノベーションの設計打合せで、ご主人からの要望。立ち出したばかりの子どもさんがいるご家族。奥様だけでなく、ご主人も積極的に家事参加。特に、洗濯物の室内干し方法と間取りについて、綿密に打ち合わせ中。ご夫婦との家事を楽にするための家づくり打合せを通して、家事楽な家づくりの気づきが沢山あります。中でも洗濯の気づきは大きかったので紹介します。
夜に洗濯物干してみた
今まで洗濯物を夜に干したことはありませんでした。太陽のもと干すのが当たり前という既成概念。全自動洗濯機に乾燥機能があるので、梅雨時などは利用していたくらい。お施主さんの真似をして、洗濯物を夜室内干ししてみました。念のため調べると数時間扇風機で風を送るといいらしい。扇風機を2時間ほどまわしてみましたが、心配した生乾きや臭いの問題もありませんでした。天気や時間帯に縛られなく、いつでも洗濯ができることが楽なこと発見。より調べると、室内干しの方が衣類の生地が日光で傷まないという利点もあるようです。
間違いだらけの洗濯術
室内干しに興味を持ち調べだしていい本発見「日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術」。読んでみて、今までの洗濯の仕方、干し方など間違っていたこと実感。そして何より、洗濯する衣類等が長持ちしやすい洗濯術ということがうれしい内容です。ぜひ、ご覧下さい。個人的には、以下の5点が特に参考になりました。
①どの種類の洗剤を買うとよいかが分かった。
②洗濯槽のクリーナーは定期的に使う方がよいこと。
③家電任せの全自動ではなくここはあえて「マニュアル設定」で洗いと脱水の時間変更が良いこと。
④室内干しのノウハウ。
⑤お風呂のお湯を再利用すべきかどうか。
以上、洗濯の考え方・方法と共に、室内干し部屋に必要な建築的なことの参考になりました。特に、間取りを考える際に、奥様から「お風呂の残り湯を使いたいから洗濯機は浴室近くに配置」をリクエストされることが多いので、どうすべきかを示唆する有益な情報でした。
試して強く実感したのは、洗い・脱水時間をマニュアル設定で変更したことで、シャツがほぼアイロンいらずな状態になるのが驚きの家事楽でした。この本で洗濯術学べたことから、今では夜に室内干しが日常になっています。ぜひ、読んでお試しください。
洗濯楽視点があれば家づくりが変わる
洗濯物の室内干しが有効と分かれば、家づくりが変わります。「室内物干しスペース」、「換気や除湿設備の設置」、「浴室と洗濯機、干し場、収納の間取り」、「洗濯家事動線」、「衣類収納」などの設計段階の検討が深まります。
以前設計した物件では、奥様のご要望で長い室内干しパイプを設置したことがあります。2階に1部屋。階段を上がり、部屋と階段室の間を区切る位置。大量の室内干しが可能。2階なので1階より暖かく、対面する窓を開ければ風が流れ乾きやすい。
家事楽な視点で見直すと、洗濯を楽にするための設計だったといえます。建築的なつくり込み方。それ以外にも除湿や送風等の設備のこと調べだすと奥が深いですよ。洗濯楽にするために何を選べばよいのか?選定基準は?ネット情報をどこから探すべきか?などなど、洗濯関連情報探しだすときりがないかんじ。これから、見つけた洗濯楽情報引き続きUPしていきます。室内干しノウハウでオススメありましたら教えてください。
*
追記:部屋干しのコツもUPしましたのでご覧下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?