現代の深刻な病「数字で順番をつけたがる」
河合隼雄氏と茂木健一郎氏の対話を以下の記事で引用した。
その際に、同じ書籍からもう1つぜひ紹介したい文章があったので、本記事で紹介したい。
それは、私たちの判断軸についての痛烈な批判だ。
この話、思い当たる節はないだろうか。
例えば、大学の同期と久しぶりに会ってお互いの年収の話をするとき。
あるいは、自身、あるいは子供の受験を考えるとき。
質感で感じるか、数で判断するか。
あたなはどちらの生き方をしているか。どちらの生き方をしたいか。
これはまた、クロノスで生きるか、カイロスで生きるか。という概念とも通じる。
流行りの言葉でいうところの「タイパ」(Time Performance )は、時計で計測できる時間軸、クロノスの世界観の言葉。
カイロスは、いつでも思い出せる、忘れられないあの瞬間、永遠にとどまるとき。
クロノス/カイロスについては、以下記事にも記載したので、よろしければこちらもご参照ください。