必ずバッドエンドを迎える夢の中のお姉さんの夢[1]
どうも。
今回は、ちょっと怖い夢というか、昔から見続けていた恐ろしい方の夢の話をしたいと思います。
今は、見ないのですが、小さい頃から学生の頃辺りまでに何回も見たことがある夢の話です。
幼い子から見たら、ホラーであり、トラウマじゃーん的なお話ですかね(汗)
でも、そんなん怖くないし、若干、繰り返し
(ループ)系ゲームぽいです。
▼▼▼
【必ずバッドエンドを迎える夢の中のお姉さんの夢[1]🔫】
ふと目を開けると必ず、いつもの部屋のソファの上に座っている。
視点を下に向けると、手足も短くて、背もだいぶ低いことに気づく。
実年齢よりも、若くて、3歳~5歳ぐらいの幼児。
俺は、小さな子供である。
顔を上げて、辺りを見渡せば、知らない人のマンションかアパートの一室にいる。
生活感は、とてもあり、何処か雰囲気は、海外のお部屋。
ソファの前には、楕円形の小さいテーブルがあり、部屋自体は、そんなに広くはない。
海外の旗やオブジェ、写真立てなど様々なものがありふれている。
でも、部屋は、綺麗だ。
『此処は何処だろう…?』
『知っているような知らないような…?』
現状的には、¨わからない¨が答えである。
ぽかーんとして座っていると、美人で長髪なお姉さんが入って来た。
『あら、起きたの?』
『ソファじゃ寝づらかったんじゃない?』
『ベッドじゃなくて、良かった?』
親しげな話し方で聞いてくる。
まるで親族のような、知っているお姉さんなのか、お姉さんの姿を見て、俺は、ホッと安堵の息をついた。
「大丈夫だったよ!もう、ぐっすりと寝ちゃった!」
『うん、凄く寝てたね』
お互いにクスクスと笑い合いながら、談笑しては、楽しそうにしている。
目の前の綺麗なお姉さんは、とても優しそう。
いや、優しい人だと思う。
それでも、お姉さんが一体、誰なのかわからない。
わからないけれど、自分は、お姉さんとは、気が合うし、一緒に住んでいるんだろうなと思った。
だって、お姉さんは、自分の為になんでも用意してくれるからだ。
そして、俺は、このお姉さんのことがきっと好き。
この部屋では、自分だけに愛情を注いでくれる。
だから、微笑むお姉さんが好きだ。
楽しくて、幸せで、温かい。
気持ちがいいな、いつまでもそうしていたいなぁと思っていた時、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
『あら、誰かが来たみたい。
見て来るから、ちょっと待っててね』
立ち上がって玄関へと向かおうとしているお姉さん。
行こうとするお姉さんの手を、俺は、咄嗟に掴んで
「行くの?」
寂しいから行かないでと引き止めた。
『すぐ戻って来るから、待ってて』
「う、うん」
俺は、お姉さんの手を離して従った。
お姉さんは、部屋を出て、玄関に向かって行った。
ガチャッと扉が空いた音までは、聞いた気がする。
その後すぐに、ズダァァーン!!!
何か爆発するような音が響いたので、慌てて部屋から飛び出して、お姉さんがいる玄関へと駆け出した。
ところが、俺は、途中で足を止めた。
前方には、ペンキでもぶちまけたような赤が、散らばっていた。
床も壁も天井も玄関扉も真っ赤で染まっている。
そして、玄関のすぐそこには、人が倒れていた。
「なんだ……ろ、コレ……」
隅々を見回した後、倒れている人が、あのお姉さんだと理解してか
「お姉さん!!」
急いで、お姉さんの元へと向かって、抱き抱えたものの、お姉さんは、もう息をしていなかった。
頭を拳銃か何かで、撃ち抜かれていた。
散らばる真っ赤は、お姉さんのおびただしい血であるのを知った瞬間、ゾワゾワとした恐怖に襲われた。
「嘘だ!!こんなの嘘だ!!」
「お姉さんが…死ぬなんてあり得ない!!」
「嫌だ!!こんなのッッ!!」
叫んだところで───ブツン!と意識は途切れた。
こちらが、最初の時に見た夢。
ゲーム的にいえば、[ルート1]、[エピソード1]といったところでしょうか?
玄関に向かったら、血だらけでお姉さんが……!!という俺の嫌いなバッドエンド。
では、続けて[2]を進めていきますね。