ぼく自身、中国や韓国のお客さんと仕事をすることが多い。

最近、「若い人材が製造業に集まらない」という共通の悩みを現地で耳にする。

ローカルの協力会社も同様だそうだ。

どうやら、アジア全体で、製造業は若者に敬遠されがちなのだ。

日本の工場でも「スマートで自由な働き方」を求める若い世代が増えてきた、のかな。

実感として。

中国や韓国もまったく同じ状況なのだろう。

とはいえ、業種によっては海外との仕事もある。

簡単に消えてはいかない、という意味でも、魅力はあると思うのだけれど。

とにかく、どの国も少子化でそもそも若者の数が減っている。

中国でも政府が少子化対策で結婚式のイベントを行っていた。

ただ、やはり、待遇改善や職場環境の見直しに力を入れていくべきだろう。

遠い将来的には工場でロボットが若手の代わりに活躍するかもしれない。

それでも、そのロボットを管理する仕事は必要だからだ。

まずは「製造業の未来」を若者に魅力的に見せる工夫が必要だろう。

あとは。

女性が長く働けたり、日々の拘束時間を短くしたり。

さらには、時短勤務や無理のない副業奨励、といったことを、中小の製造業の従業員にこそ、政府も勧めたらどうだろう。

一部上場(今は、プライムか)の事例ばかり紹介されるけれどさ。


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