2023なでしこリーグ1部 第1節「スフィーダ世田谷FC vs 静岡SSUボニータ」超主観的振り返り
2023年3月18日と19日、プレナスなでしこリーグ1部が開幕しました。
静岡SSUボニータの開幕戦は、3月19日アウェイでスフィーダ世田谷FCと激突。スフィーダは、昨年のなでしこリーグ1部優勝チームです。
2022年なでしこリーグ1部優勝のスフィーダ。
2022年なでしこリーグ2部優勝のボニータ。
前年優勝チーム同士の対決となった開幕戦ですが、当然ながら1部優勝のスフィーダは強敵です。
しかし、開幕戦で戦うことでボニータの現在地を知る意味では良いマッチアアップだと思いました。
この開幕戦はYouTubeでライブ観戦しました 。
それにしても、なでしこリーグ1部はYouTubeで無料でライブ中継見られるのはスゴイですね。フルマッチのアーカイブも残ってますし。
Jリーグはリーグ戦はDAZN、ルヴァンカップや天皇杯はスカパーなどに加入してないと見られませんからね。
スターティングメンバー
GK髙橋美春は元スフィーダ所属であり古巣対戦。
今季新戦力メンバーでは大間由樹、日野李保がスタメンに入り、梅津真央と山本心がベンチ入り。
引退からボニータ復帰の寺田郁美もベンチに入りました。
前半はスフィーダペース
前半5分、ボニータのGKへの後方へのパスが中途半端な形となって相手ボールとなり、GK髙橋美春と一対一になるいきなり大ピンチ。しかし、相手もシュートをふかしてしまい。ゴールならず。
前半の支配率は恐らくスフィーダが上回っていたと思います。
さすが前年覇者だけあって、ボールを奪う力、奪われてもすぐに奪い返す力はスフィーダが上回っていました。
ボニータは殆ど自陣で攻撃を受ける形で耐える時間が続きます。なかなか裏へは行かせてくれません。
しかし、スフィーダも決定機をものにすることができず、前半はスコアレスで終わりました。
後半もボニータは自陣で耐える
後半もスフィーダペースが続きます。
ボールを奪ってからの攻撃が速いスフィーダに苦しめられます。
実況の方によりますと、ボニータの小川監督は「スフィーダに対し引いて守るつもりは無い」とコメントしていたようですが、相手のハイプレスの影響を受けてどうしても自陣での時間が続きます。
60分、なかなか得点できない状況に対し小川監督が動きます。2トップを二枚替え。梅津真央と山本心を投入。これが最後の最後で効くことになります。
スフィーダも再三決定機はつくるものの、ボニータもゴール前で必死に耐えて何とか防ぐ時間が続きます。
73分にはFW森田和伽を投入し前線に入ります。攻撃を熱くする意図かと思います。さっそく、森田がドリブルで駆け上がりシュートを放ちますが相手選手背中に当たりゴールならず。
遂に均衡破れる
試合も大詰めになった79分、スフィーダのコーナーキックからゴール前の混戦のなかから新堀華波選手が押し込んでスフィーダ先制。
ボニータも必死に守り続けていましたが、残り時間10分少々しかない状況で痛恨の失点。わずかな時間でスフィーダのディフェンス陣を崩すのは至難の業かと思われました。
しかし、試合はこれで終わりませんでした。
山本心 渾身のAT同点弾!
アディショナルタイムに入り、さすがに敗戦濃厚かと思われた92分。これまでハイラインでの攻撃でも絶対に裏へは行かせなかったスフィーダ守備陣に対し、渡辺彩香が前線へスルーパス。
パスを受けた途中出場の山本心が受けて遂にスフィーダの裏へ抜け、GK石野妃芽佳選手との一対一から右足一閃!
これがスフィーダのゴールに突き刺さり土壇場で同点!
その直後に試合終了でドロー決着となりました。
総括と次節に向けて
ボニータの試合を観戦するのは、昨年の天皇杯一回戦以来2回目でした。
今回の開幕戦は、前年優勝チームのスフィーダが相手とあり、終始じりじりした我慢の展開が続き、試合終盤に均衡破れた時はさすがに厳しいかと思いましたが、ボニータの選手達は諦めませんでしたね。
なかなか裏抜けさせなかったスフィーダのDF陣に対し、山本心がワンチャンスを逃さずシュートを決め切ったのは素晴らしかったです。
山本心は、今季福山ローザレディースからボニータに移籍した新戦力。途中出場でいきなり結果を残しました。
改めてスタッツを見ると、シュート、コーナーキック、直接FKでスフィーダがボニータを大きく上回ってます。スフィーダが終始押し込んでいたことが判ります。
前年優勝チームに対し、勝ち点0を1にしたこの結果は非常に大きいと思います。次にスフィーダと対決するのは10月9日の最終節です。ホームゆめりあサッカー場での戦いとなりますので、ここで勝利を挙げることを期待しています。
次節は、3月26日、ゆめりあサッカー場にオルカ鴨川FCを迎え撃ちます。ホーム開幕戦となるこの試合で今季初勝利をあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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