2024 J1 第6節「ジュビロ磐田 vs アルビレックス新潟」 超主観的振り返り
これがジャメ&ペイの理想形!
2024年4月3日。J1リーグ第6節。
ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムにアルビレックス新潟を迎え撃ちました。平日水曜日のナイトゲームです。
前節、鹿島アントラーズとのアウェイゲームを現地で観戦しましたが、PKの1失点のみの0-1という悔しい敗戦を味わいました。
ここまで、3連敗の磐田。マジで絶対に負けられない。
今にも泣きだしそうな空模様の中、ヤマハスタジアムに向かいました。
結果は2-0で磐田の勝利。
今季ホームで初勝利。そしてクリーンシート。
磐田は約1か月ぶりの勝利を手にすることができました。
これまで内容は悪くないと感じながらも3連敗を喫してしまった磐田。今節こそ何としても「勝ち点3」という結果がついてきて欲しいと願っていました。
バックスタンドに挨拶に来てくれた選手達の久しぶりの笑顔。
前回J1で戦った2022年のようにずるずると連敗することだけは避けたかった。
選手達の笑顔を見ながら、ようやく抜けたトンネルにホッとしました。
試合終了間際に降り出した雨は、次第に強くなりました。
でも勝利の余韻に浸る磐田のゴール裏サポーターは、そんな雨を気にすることなく「ゲットゴールジュビロ」のチャントを歌い続けていました。
スターティングメンバー
ジュビロ磐田
前節鹿島戦から中3日で迎えた新潟戦。大きくターンオーバーするのではと予想していましたが、思ったより小幅な変更に留まりました
藤川虎太朗と藤原健介が今季初スタメン。
前節鹿島戦でフル出場を果たしたマテウスペイショットはベンチスタート。恐らく後半からジャメ&ペイで猛攻を仕掛ける作戦でしょう。
アルビレックス新潟
磐田よりも、むしろ新潟が大きなターンオーバーを敢行しました。前節からGKの小島亨介選手以外10人の選手を総替え。
個人的注目は、今季甲府から新加入した長谷川元希選手。昨年ホーム甲府戦で磐田のゴールを脅かすプレーをしていましたので、印象に残っています。
滝行回避
試合当日は、数日前から雨予報でした。
しかも試合当日のみ雨という恨めしい予報。
写真も撮りたい私は「何とか滝行は勘弁してくれ」と祈っていましたが、ヤマハスタジアムに到着した時は小雨。昔と違って、最近の天気予報は高確率で当たりますね。
ヤマハスタジアム内のピロティ(第1ゲートから南側スタンドに入る階段横の吹き抜けのような空間)で、持ってきたポンチョに着替え、カメラも雨よけフードをしっかり被せ、荷物もビニール袋にいれて、いざスタンドへ!
しかし、試合開始直前には雨は止み、結局は試合終了間際まで雨が降ることは有りませんでした。
ガッチリ雨対策をしてきた私ですが、拍子抜け。
でも雨降らないに越したことは無いので、滝行を回避することができたのはホントに助かりました。
スコアレスで終えた前半
磐田は、敵陣での攻撃時間が多かったと思います。
40分には松原后、43分には平川怜がシュートを放ちますが惜しくもゴールならず。
ヒヤッとしたのは34分の小見洋太選手のシュート。ゴールポストの左側をわずかに逸れました。
前半の終盤の決定機で決めたかったところでしたが、これまで必ず前半で失点していた磐田だったので、前半無失点で終えたのはポジティブに考えていました。
後半からはマテウスペイショットや古川陽介というカードを持ってるので、更なる攻撃に期待していました。
後半からペイショット出動
後半から予想通りマテウスペイショットがピッチへ。藤川虎太朗がベンチに下がります。
ジャーメイン良とのツインタワーからの得点シーンに期待が膨らみます。
後半開始早々から新潟ゴールに襲い掛かる磐田。
しかしなかなか後一歩ゴールを割ることができません。
川島永嗣のビッグセーブ
逆に60分には小見洋太選手のシュートを川島永嗣がビッグセーブで救います。
これは本当に助かった。
スタジアム全体が安堵のどよめきとともにビッグセーブを讃える「川島!川島!川島!」のコール。
後半早々から磐田の流れで試合が進んでいたので、決められていたら形勢逆転しかねない所でした。
ジャメのPKで均衡破る
72分、リカルドグラッサの自陣からのフリーキック。
大きく前線に送ったボールに対し、ジャーメイン良が向かっていきますが、遠藤凌選手とトーマス デン選手もジャメを挟み込むような形で走ります。
ボックス内で遠藤凌選手の腕にボールが当たり、磐田がPK獲得。
VARが介入してチェックするんですが、この時間は嫌ですね。
数分程度なんでしょうがメチャメチャ長く感じます。
VARでもPKと判定。
ピッチ上では誰が蹴るかと言った話し合いがなされていました。
この会話について、試合終了後にジャーメイン良が明かしています。
5試合終えてマテウスペイショットは未だゴールが無いので、PKでも良いからゴールを決めたい気持ちがあったことは容易に想像できます。
「なぜ松原后がいるのかな?」
と疑問に思っていました。
もしかして松原后も蹴りたかったのかな?と思いましたが、通訳してくれたんですね。ジャメも英語で話していたのに上手く伝わらなかったというのは、あの緊迫した状況のエピソードを笑いを交えてインタビューに応えるのはジャメらしいですね。
J1リーグ得点王のジャーメイン良。
先制点ダッシュに向けてPKスタート!
ゴール右上隅に突き刺さって、ついに磐田先制!
森岡陸と古川陽介は、こんなこともしてました。
このゴールは今季ヤマハスタジアムでの第一号のでした。
前節は鹿島がPKを獲得し、その虎の子の1点を守って0-1で逃げ切りました。
PKに泣いた磐田でしたが、今度は絶対に勝ちに行く。
残り約15分とアディショナルタイム。
ここまできたら無失点で勝って欲しい。
ジャメ&ペイの追加点
PK直後の78分、川島永嗣がパントキックで前線にボールを送り込み、マテウスペイショットが競り合いで落とし、そのボールをジャーメイン良が運んで逆足で蹴り込んで2点目!
昨年J2でキャリアハイの9得点を打ち立て、大きく成長したジャーメイン良。今季はJ1で、昨年よりも輪をかけて活躍しています。ジャメ自身の成長はもちろんですが、マテウスペイショットの加入という点もいい影響を及ぼしていると思います。
今回のような得点の取り方がまさに今年の磐田の理想形。
マテウスペイショットが、高い体格を活かした競り合いでボールを奪う。そこへジャーメイン良が駆け込んでゴールを決める。
今後も磐田の大きな武器になるに違いありません。
次節に向けて
そのまま新潟の攻撃を防ぎ切り、試合は2-0のクリーンシートで勝利。ファインセーブで守り切った川島永嗣は、クリーンシート恒例のDF陣との勝利の円陣。
連敗を3で止めた磐田。
【Go on.】episode28:ホーム初勝利。初完封では久しぶりに試合終了後のロッカールームの様子が公開されました。
横内昭展監督は、ホームでジュビロサポーターに対して勝利を届けることができたのが一番の収穫と語っていました。
それが何より嬉しかった。
そして本当に久しぶりに聞いた「ブラボー」。これを続けていって欲しい。
次節は4月7日アウェイで京都サンガF.C.と対戦します。京都は2022年に磐田と共にJ1昇格しましたが、J1に残留を続けています。逆に磐田の2022年は、J1でたった6勝しかできずJ2に降格しました。
前回2022年のJ1では果たせなかった連勝するためにも何としても勝ちましょう。
そして、
石田雅俊。
古巣に雄姿を見せる時が来た。
待ってるぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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