2024 なでしこリーグ1部 第18節「静岡SSUボニータ vs 日体大SMG横浜」超主観的振り返り
ホームで勝てず。悔しいドロー決着。
2024年9月14日。
静岡SSUボニータは、ホームエコパスタジアムに日体大SMG横浜を迎え撃ちました。
9月1日のホームヤマハスタジアムで行われる予定であったASハリマアルビオン戦は台風10号の影響で9月22日に順延した影響で、今節がサマーブレイク後、ホームでの初戦となりました。
前節アウェイ群馬戦では14-0という記録的な大勝。
今回の日体大戦では、改めて中断期間での進化が問われる試合であったと思います。
結果は、2-2のドロー決着。
後半途中まで2-1でリードしていただけに逃げ切れることができず、勝ち点3を奪うことができず非常に悔しい結果となりました。
私は今回もBLUE GALLPのメンバーと共に声出し応援に参加しました。
勝ち点3が1になってしまった悔しい結果でしたが、試合を振り返ります。
前回対戦振り返り
前回対戦は、2024年5月11日。
ニッパツ三ツ沢球技場でのアウェイゲーム。
山本心が開始7分で先制点を挙げ攻撃の口火を切ると、金丸翔子、塩澤優、土屋佑津季で合計5得点の快勝。貴重なアウェイでの勝ち点3を掴みました。
スターティングメンバー
前節アウェイ群馬戦に対し、山田優衣がベンチに下がり、金丸翔子がスタメンに入りました。これに伴いシステムも従来の4-4-2へ。この本田監督の采配が当たります。
サブのGKには安間帆乃香が復帰しました。
三輪玲奈リーグ戦通算100試合出場達成
今節の出場で、三輪玲奈がリーグ戦通算100試合出場を達成!
今季も開幕から全試合スタメン出場を続ける三輪玲奈。トップやウイングなどをこなすポリバレントな選手。ボニータには欠かせません。
試合開始前にはセレモニーが行われました。
土屋佑津季の先制ゴール!
試合開始早々の2分。ボールを奪った三輪玲奈が左サイドの金丸翔子にパス。金丸翔子は一気に前線にボールを送り込みます。そこに走り込んだ土屋佑津季。GKはボックスより前に出ており、一対一になりましたがあっさり交わし、無人のゴールに流し込んでボニータ先制!
土屋佑津季ノッてます。
これで今季17得点目。この時点で得点ランキング2位のヴィアマテラス宮崎 齊藤夕眞選手に3得点差に広げました。
幸先の良い先制点。決めるべき人が決める。
これでこの試合の主導権を握れると思ったのですが・・・。
日体大が追いつく
ボニータ先制直後の8分、日体大はボックス内に入ったボールを松崎こころ選手がシュート。そこに金丸翔子がスライディングでブロックしたのですがそのこぼれ球が再び松崎こころ選手の足もとに戻る形になってしまい、ほぼフリーでシュートされ、これが同点ゴールに。
ややアンラッキーな形でシュートを打たれ、髙橋美春も横っ飛びで対応しましたが届きませんでした。
しかし、まだまだ試合は始まったばかり。
仕切り直しです。
金丸翔子が追加点!
17分、岩本有叶が前線にロングボールを送ります。
裏をとった中島咲友菜がボールを収めますが、相手DF2人に挟まれてボールを奪われますが、相手選手も転倒し、たまらず後方に蹴りますがそこに待ち受けてたのが金丸翔子。金丸翔子は前方に運び、中島咲友菜が受けてヒールで再び金丸翔子へ。この中島咲友菜のプレーが上手かったですね。
金丸翔子がボックス内に進入。GKと一対一になり、冷静に左足で蹴り込み勝ち越しゴール!
それにしても金丸翔子は、ポジショニングが上手いと思います。過去の試合でも、ゴール付近のこぼれ球に対応できる位置にしっかり顔をだしているプレーが多いんですよね。
それが功を奏してこの点を含めて今季自身3得点を挙げている結果に繋がっているんだと思います。
髙橋美春ボックス外ナイスクリア
後半からは金丸翔子に替えて山田優衣がピッチに入りました。
50分、日体大の縦のスルーパスに対し裏をとる日体大、ボックスの外ですが勇気をもって髙橋美春が駆け込んで、外へ蹴り出すナイスプレーを見せます。
塩澤優と岩本有叶も懸命に戻ってはいましたが、もしボックス内の一対一勝負に持ち込まれたら失点の可能性が高まります。
一方でこのようにボックス外の勝負では、一歩遅くなればガラ空きのゴールに蹴り込まれる可能性もありました。
勇気を持ったナイスプレーだったと思います。
服部花音のブロック
71分、ヘディングでボックス内に入ってきたボールに対し、北沢明未選手がボックス内で反転してシュート。これがゴールポストを叩く。そのこぼれ球に対し朝倉加奈子選手がシュート!しかしこれは服部花音がスライディングでナイスブロックを見せました
ここはボニータ大ピンチの瞬間でした。服部花音のナイスプレー。
日体大がまたも追いつく
後半は両チームなかなか共に得点に結びつかない状況が続きました。
なんとかボニータに逃げ切って欲しい。そう願っていたのですが77分、前線の北沢明未選手に向けてボールが供給され、後ろ向きで受けた北沢選手のボールを本田悠良選手がシュート。
このボールが岩本有叶の足に当たり、ループシュートのような軌道に変わってしまい髙橋美春も対応できずゴールネットへ。
不運な形で失点してしまいました。
残り時間10分少々。なんとか残り時間で得点を挙げて再度勝ち越して欲しい。
BLUE GALLOPを中心としたボニータサポーターは、ここから「反撃の歌」で選手達の後押しをします。
髙橋美春ビッグセーブ
しかし、ボニータに再びピンチが。
81分、篠田帆花選手が前線の北沢明未選手にロングボールを供給。そのままドリブルでボックス内に進入。GK髙橋美春と一対一の対決に。髙橋美春は横っ飛びで跳ね返すビッグセーブを見せます。
逆転されかねないシュートをナイスセーブ。
ボニータを救いました。
次節に向けて
試合は同点のままタイムアップ。2-2のドロー決着となりました。終盤までボニータがリードしていただけに非常に悔しい結果でしたね。
WOM(ウーマン・オブ・ザ・マッチ)は、白井未来が受賞。
今節は、「静岡ダイハツマッチ」ということで同社に勤務している白井未来、守屋栞奈両選手のインタビューがありました。ホームでなかなか勝てていない状況なので、次節以降への意気込みを語っていました。
また、先制ゴールを決め、現時点なでしこリーグ得点ランキング1位の土屋佑津季にもインタビュー。チャンスで追加点を挙げることができなかった事に対し悔しさを滲ませるコメントでした。
追いつかれてドローという結果は残念ではありましたが、開始早々に先制し、やや不運な形での失点でしたので下を向くことなく、次節良い戦いを見せてくれることを期待したいと思います。
ボニータの暫定順位は7位です(1試合未消化)。今季目標は6位以上ですがもっともっと上を狙って欲しい所です。
次節は、9月22日(土)。台風のため延期となった第16節ASハリマアルビオン戦がヤマハスタジアムで行われます。
その前日にはジュビロ磐田がヤマハスタジアムでアビスパ福岡と対戦しますので、ぜひボニータの試合にもたくさんの人が応援に来てくれると嬉しいですね。
ヤマハスタジアムでは未勝利のボニータ。次節こそ勝って、選手達と一緒に歓喜のワッショイをしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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