山本浩さん・下田恒幸さん「FOOTxBRAIN」出演

サッカー観戦を彩る実況。

実況アナウンサーで一番の推しは何と言っても下田恒幸さんだ。

J1第7節のホームヤマハスタジアムでの川崎戦以来、ジュビロの試合での下田さんの実況が無い。そろそろどうでしょうか？

さて、先日のテレビ東京の「FOOTxBRAIN」。
このお二人が出演された。

フリーアナウンサーの #山本浩 さんと #下田恒幸 さんを招き #サッカー実況 を特集⚽

激動するサッカーの視聴環境ですが、名シーンと一緒に思い出されるのが名実況の数々。時代と共に変化してきた実況の神髄に迫ります📺#FOOTBRAIN × #実況#テレビ東京 7/30(土)24:25～#BSテレ東 8/7(日)26:10～ pic.twitter.com/2rGWe687gj

— FOOTxBRAIN (@foot_brain) July 29, 2022

元NHKアナウンサーの山本浩さんと、下田恒幸さんのコラボ出演が実現！
お二方の実況の「軸」や今のサッカーへの想いを語ってくれた。

音と一緒にプレーする
「選手のオンザボールにジャストのタイミングで音を合わせる」
下田さんが軸として心掛けていることだ。

「シンクロ」という言葉も使っていたが、ボールと選手がぴたりと合った時に選手の名前が出てくることだ。そのためには、選手のその前の動きを見て名前を当てることでジャストタイミングになるというから驚きの技術だ。

番組では『絶叫系実況』として下田さんを紹介していた。

確かにその通りなのだが、ボールの動きにしっかり合わせて丁寧に選手の名前を言ってくれるので絶叫がより際立つのだ。
「メリハリ」と言っても良いのかもしれない。

横文字をあえて使わない
横文字を使うとそれっぽく聞こえるので。そこをあえて避ける表現をする（おそらく達者とか、良く知っている風、ということか）。
例として挙げた、
「バイタルエリア　⇒　相手が嫌なところ」は、
非常に分かり易い。

コロナ禍での無観客試合
以前と変わらない実況を心掛けつつも、あえて、今までは聞こえなかった選手や監督の声が聞こえるような工夫も凝らしたそうだ。
しかし、改めて当時の無観客試合の映像が流れたが本当に寂しい風景。当時は、唯一実況だけがサッカー観戦に彩りを与えてくれるものだった。

ようやく日常に戻りつつあるが、まだまだコロナ禍前とはちがう。気兼ねなく選手に声援を届けられる日が一日も早く戻ってきて欲しい。

山本さん・下田さん同一VTR実況
最高だったのは同じVTRを山本さん、下田さんそれぞれが実況する企画。VTRは久保建英選手の日本代表初ゴールとなった「日本vsガーナ」。久保選手のゴールに至るまでを実況してくれた。

下田さんのボールと選手がピタリ一致した実況。そして最後の「久保建英ーーーー！」内容は予め判っているのだが、やっぱりワクワクは最高潮になる。

一方の山本さん。久々に実況を聞いたが、懐かしさで溢れる感じがした。派手さはないが「ああ、昔見てたサッカーやスポーツ実況ってこうだったよな。」と思い出させてくれる。
山本さんは冗談めかして「昭和の実況」とおっしゃっていたが、この令和の時代にこのような実況もあっていいんじゃないだろうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロの試合で再び下田恒幸さんが実況してくれることを願って。
そしてジュビロが勝利することを願って。

（トップ画：WikiImagesによるPixabayからの画像）