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2023 J2リーグアウォーズ ジュビロ磐田 横内昭展監督・リカルドグラッサが表彰

「Jリーグアウォーズ?うちは関係ないな・・・。」

Jリーグの年間MVPやベストイレブンなど、その年活躍した選手・チームが表彰される「Jリーグアウォーズ」

J1リーグが対象なので、正直言ってしっかり観たことはありませんでした。

「ジュビロ磐田だってJ1にいたでしょう?」

と思われるかもしれませんが、私は2019年からジュビロ磐田を応援していますので、この期間の磐田の成績は、

2019年:J1 最下位
2020年:J2 6位
2021年:J2 優勝
2022年:J1 最下位
2023年:J2 2位

といった感じで、

改めて、J1で良い思いをしていない事に気づきます。

J2で過ごした時期の方が長く、J1の時も最下位でしたので、磐田はJリーグアウォーズとは無縁でした。

それゆえ、結果だけ新聞とかネットニュースで観て
「ああ、そうなのね。」
と言った感じでした。


しかし、2022年からJ2とJ3でもアウォーズが行われるようになったJリーグ。

これを知った時、

「2021年にもやって欲しかった!」

2021年は磐田がJ2優勝した年。

もし2021年に開催されていたら、得点王はルキアンでMVPにも選ばれただろうし、山田大記鈴木雄斗あたりはベストイレブンに。ベストゴールに遠藤保仁の直接フリーキックが選ばれていたんじゃないか・・・・。

と思いながら、2022年のJ2リーグアウォーズで年間MVPに選出された小川航基の雄姿を観ていました。




今年で2回目の開催となったJ2リーグアウォーズ。
磐田が表彰対象になるのは初めて。

今年は、最終節に劇的な逆転でJ1昇格を掴んだ磐田。

「今回は表彰される人がいるはず。」

表彰式を楽しみに待つのはこれが初めて。DAZNのライブ配信を待ちます。


■ 優秀監督賞 : 横内昭展監督

優勝監督賞とは別に、Jリーグ選考委員選定による「優秀監督賞」があるんですよね。

何としても横さんに受賞して欲しかった。

発表の瞬間、ガッツポーズ。
良かった良かった。

今年の磐田は、横さん無くして語れません。

改めて、1月9日の就任記者会見の横さんの言葉を振り返ります

監督のオファーをいただく前はJFAで仕事をしていまして、大きな大会に向けて集中していました。その大会が終わった後にジュビロ磐田さんから正式にオファーをいただき、今に至っています。藤田スポーツダイレクターとはJFAのときにも一緒に仕事をしていたこともあり、藤田スポーツダイレクターがジュビロに戻られてからも何度か電話で話をしていました。その時点ではオファーというものではなく、本当に友人として話をしていました。僕としては前々から監督のチャンスがあればやりたいとずっと思っていまして、そこにジュビロさんからこういうオファーをいただき、「こんなチャンスはもう無いな」と思いました。ジュビロ磐田というクラブは伝統のある、Jリーグを制し、カップ戦も制し、アジアも制した、素晴らしい成績を残してきたクラブです。そのクラブの監督というオファーをいただいたときには、少し身が震える思いというか、やらせてもらいたいなと率直に思いました。そういう意味でも非常に感謝しております。

ジュビロ磐田公式ホームページより

私は、2023年の磐田の監督選考は難航するのではないかと危惧してました。

2019年 名波浩さん
2020年 フェルナンドフベロさん
2021年 鈴木政一さん
2022年 伊藤彰さん

2019年以降、シーズン開始時の監督は毎年替わりました。

2022年はシーズン途中で伊藤彰監督から渋谷洋樹監督に交代したものの、J1最下位。
渋谷洋樹監督も磐田を去りました。

このようなチーム状況で、磐田の監督になってくれる人を見つけるのは、非常に難しいと思っていました。

しかし、

・2022ワールドカップカタール大会が終わったタイミング。
・いつかの日か監督に就きたかった横さん。
・横さんの友人の藤田俊哉SDがオファー。

この巡りあわせは、奇跡的だったと思います。

ただ、いくら監督になりたかったとはいっても、2023年磐田は史上最大のピンチ。

前年にJ1最下位でJ2に降格し、ファビアンゴンザレスの二重契約問題で選手補強はできない。

この厳しい状況の磐田で監督としてスタートを切ることは、結果によっては横さんの今後の監督キャリアにも影響しかねかい状況だったと思います。

それでも監督就任を決断してくれた横さんには、改めて感謝しかありません。

受賞時にキャプテンの山田大記がコメントを寄せていましたが、磐田が一年間苦しくとも一丸になって戦えたのは横さんの人柄が大きかったと思います。

最終節栃木戦終了後のDAZNインタビューで感極まった横さん。
ベンチ外の選手を歓喜の中に連れてこれなかった事への後悔の涙。
横さんの人柄の全てが凝縮していたシーンでした。

苦しかったと思いますが、J1昇格そして「2023年J2優秀監督賞」という形で報われた横さん。

我がことのように嬉しい。

本当におめでとうございます。


■ ベストイレブン:リカルドグラッサ

ベストイレブンにはリカルドグラッサが選出。

第8節~12節など中川創にスタメンを譲った時期もありましたが、シーズン通して安定した活躍。

何度危ないシーンを救ってくれた事か。

ジュビロ磐田のシーズンMVPと言っても過言ではない活躍を見せてくれました。

リカルドグラッサといえば、9月9日ホーム大宮アルディージャ戦の逆転ゴールが印象的です。

しかし、この劇的ゴールの直前に決死のブロックでチームを救っていることも忘れられません。

磐田の最終成績を考えれば、ひとつも勝ち点を落とせませんでした。

その多くに貢献したリカルドグラッサのベストイレブン選出は嬉しい限りでした。

■ 乾貴士選手

ここで磐田以外の選手について。

清水エスパルスの乾貴士選手は年間ベストゴール、ベストイレブンに選出されるさすがの活躍。

でも、J2リーグアウォーズでは乾選手の珍プレーが。

J2リーグアウォーズでのMVPを差し上げたいくらい、最高に面白いシーンでした。




メインMCの鄭大世さんはFC町田ゼルビアのOBなので、優勝した町田へのインタビューにはうってつけの人選でした。

ただ、欲を言えばもう一人プロのアナウンサーがサポートに入っていれば、もっとスムーズに進行できたかなと感じました。

昨年のJ2アウォーズはフリーアナウンサーの永田実さんが総合司会で、平ちゃんと坪井慶介さんがゲストという安定の布陣でした。

Jリーグ番組での平ちゃんの安定感は半端ないですから。





ベストイレブンには鈴木雄斗ドゥドゥも選出されて欲しかったですが、来年「Jリーグアウォーズ」で表彰されることを願いましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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