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2023 J2 第9節「ジュビロ磐田vsFC町田ゼルビア」超主観的振り返り

磐田1-1町田
【得点者】
磐田:金子 翔太(前半45+2分)
町田:平河 悠(前半11分)

悔しい。

ただただ、悔しい。

私は、1-1と表示されたヤマハスタジアムの大型ビジョンをしばらく見つめていました。

2023年4月12日、J2リーグ第9節ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムに首位のFC町田ゼルビアを迎え撃ちました。

序盤戦の「絶対に負けられない」大一番をヤマハスタジアムで観戦しましたが、ドロー決着に終わりました。

何が悔しいって、例の乱闘の事では無いんです。

試合開始早々に失点してしまったこと。

これが本当に悔しい。

あの乱闘については、悔しいというよりも乱闘という事態に陥ったことが残念という思い。

純粋にサッカーで決着つけて欲しかったというのが正直なところです。


スターティングメンバー

前節大勝したアウェイ水戸戦から中3日で開催された今試合、山田大記金子翔太以外はターンオーバー無しでした。

CBは、水戸戦で温存したリカルドグラッサを先発で起用すると思ったのですが、水戸戦のパフォーマンスが良かった中川創&鈴木海音のコンビで連戦に臨みました。

CFは大津祐樹がスタメンで後藤啓介が後半から出場となりました。

アウェイ大分戦で負傷した針谷岳晃は未だ復帰には至らず、今節も上原力也がボランチに入ります。

開始11分で痛恨の失点

相手は8試合でたった2失点の堅守を誇る町田。

この試合、1失点でも命取りになると思っていました。試合前横内監督もジュビロの失点がゼロの状態を長くすることの重要性を語っていました。

しかし、前半10分、GKポープ・ウイリアム選手のロングボールを受けたエリキ選手が運び、平河悠選手へパス。ファーストタッチから振り抜いて町田が難なく先制。

今日は先制されてしまってはいつにも増して厳しくなることは、横内監督だけでなく選手も頭に入っていたはず。

この失点シーン、ジュビロの選手達もボールは見ていましたが、あまり守備に行ってなかったですね。一瞬の隙を突かれてまんまと決められてしまいました。

しかも、試合開始11分での失点。

バックスタンドで見ていた私も、早々の失点に、思わず天を仰ぎました。

ここは、前節水戸戦で爆発した攻撃力を発揮して欲しい。まずは早い時間前半で追いつくことを祈って応援を続けました。

金子翔太 技ありの同点弾!

前半、ジュビロは敵陣で攻める時間帯が多かったです。左のドゥドゥ、松原后、右の松本昌也、鈴木雄斗の推進力が光りました。

しかし町田よりもシュートチャンスは多かったものの決め切れません。

時計の針は進み、前半アディショナルタイムにはいった46分、鈴木海音が縦パスを差し込んで松本昌也が受けます。鈴木雄斗に預けてドゥドゥとワンツーパスで走り込む。鈴木雄斗がマイナスのクロスを上げて金子翔太がシュートで同点!

前半で追いついたのは非常に大きかったですね。

いい形で折り返したジュビロ磐田。堅守を誇って来た町田に対し金子翔太が技ありのゴール。

開始早々の失点にモヤモヤしていた私でしたが、翔太の値千金のゴールにバックスタンドで大ガッツポーズ!

乱闘

まあ、触れないわけにはいかないですよね。あの件に。

78分、ポープ・ウイリアム選手の低い弾道のゴールキックを後藤啓介が胸トラップで受けて単騎でボックス内に突入。ポープ・ウイリアム選手の一対一を交わしてシュートを放つと相手ディフェンスに間一髪で防がれコーナーキックに。

この後のことでした。

バックスタンドで見ていた私ですが、ゴール裏で藤原優大選手が山田大記の背後から両手で押し倒したシーンが見えました。

「うちのだーやまさんに、なにしてくれんの!」

そう思った瞬間、両軍入り乱れる大乱闘。

ここまでの大乱闘は、往年の「プロ野球珍プレー好プレー」くらい結構なものでしたが、現地では山田大記を押し倒すことになった「きっかけ」がよく判らなかったんですよね。

結局、藤原優大選手はレッドカードで退場。
鈴木雄斗ドゥドゥはイエローカードが出されました。

印象的だったのがブーイングの嵐だったゴール裏サポーターに対し、17歳後藤啓介が懸命になだめ、「鼓舞してくれ」とアピールしていた姿。バックスタンドからもハッキリ見えました。

やはりこの選手はただものではない。感心しました。

後藤啓介は熱く戦いながらも、サポーターに対し

「サッカーを応援してくれ」

というアピール。誰よりも冷静でした。

帰宅後、DAZNで見返しましたが、山田大記がコーナーキックのためボールを持って行こうとしたところ、藤原選手が足でボールを追いやって邪魔する動作を見せ、山田大記がどくように藤原選手を押し、それに怒った藤原選手が山田大記を背後から強く押したという流れでしたね。

時計は止めていたとは思いますが、乱闘で時間を使ってしまったことは率直に残念でした。結果、退場で町田は1人減ってしまいましたが、これは逆に町田が守りに徹することを意味します。

更に得点は難しくなるなあと思い、最後の追い上げを期待しましたが、案の定その後両軍とも得点することはできず、ドロー決着を知らせるホイッスルが鳴り響き渡りました。

総括と次節に向けて

試合後、自身のインスタグラムを更新した後藤啓介

ぜひ後藤啓介のコメントは直接インスタグラムで読んで下さい。「いいね」してあげてください。なかなか男前なコメントしていてイイですね。この先の成長がますます楽しみです。

この試合は、改めて前半早々の失点が痛かった。これが本当に悔しい。

クリーンシートで終えることができれば、限りなく勝利に近づけた試合。首位から勝ち点3を奪うべく臨んだ大一番は、勝ち点1を分け合う形となってしまいました。

この借りは8月のアウェイでの町田との戦いで返しましょう。それまで、横内監督と選手達が積み上げを続けてくれることを願っています。

次節は4月16日、ホームヤマハスタジアムでロアッソ熊本を迎え撃ちます。

中3日で戦う「怒涛の9連戦」は第7ラウンド。選手の疲労もピークに達しているでしょう。横内監督も選手起用が難しい状況と察しますが、少しでも応援で後押しをしたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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