【それぞれの道】ジュビロ磐田 吉長真優 カマタマーレ讃岐へ育成型期限付き移籍
川﨑一輝選手が、カマタマーレ讃岐からジュビロ磐田へ完全移籍加入するという発表があったのは、2023年12月26日の正午の事でした。
その日の夕方6時。
今度は、そのカマタマーレ讃岐へ武者修行に出る選手が発表されました。
ジュビロ磐田の吉長真優が、カマタマーレ讃岐へ育成型期限付き移籍することが発表されました。
個人的には意外でした。
今季はリーグ戦出場の機会は少なかった吉長真優ですが、右サイドバックで出場していた鈴木雄斗が抜けたことから、その穴を小川大貴と吉長真優で争うのではないか、と思っていたからです。
これで2020年高卒入団の三木直土、清田奈央弥、吉長真優の三人がジュビロを離れることになりました。寂しいですね。
環境を変え、試合出場を目指して新たなチャレンジをする吉長真優。
これまで、鈴木海音、藤川虎太朗、針谷岳晃、中川創も育成型期限付き移籍で多くの公式戦での経験を積み、逞しくなってジュビロに帰ってきました。
移籍先で試合出場が確約されている訳ではありませんが、厳しい競争を勝ち抜いて、讃岐をJ2昇格に導くほどの活躍を見せて欲しいです。
今季2023年は、9試合482分出場に留まりました。
しかし、昨年2022年は、J1で18試合649分出場しています。
これは、当時の伊藤彰監督(以下彰さん)の功績の一つだと思ってます。
入団した2020年そして2021年と、なかなか出場機会を掴めなかった吉長真優でしたが、3年目の2022年、J1に舞台を移したジュビロで、彰さんは吉長真優をウイングバックに起用。ルヴァンカップでの出場を経て、J1リーグに出場するようになります。
その結果が実り、2022年6月には月間最優秀若手選手に選ばれました。
当時のインタビューでは、ウイングバックのポジションは経験が無かったそうです。
彰さんに何度も何度も指導を受けたとされる右ウイングバック。
しかし徐々に自信をつけ、当時のインタビューでもあるように、
と、自負するように成長していました。
その象徴が、2022年J1第9節広島戦でのプレーだと思います。吉長真優の技ありクロスから、ファビアンゴンザレスのゴール。
出場機会さえつかめれば、右サイドを切り裂くプレーとクロスをしっかり見せてくれるはず。
讃岐で不動のポジションを掴んで欲しいと思います。
讃岐に向かう吉長真優のコメントです。
やはり、今季の結果には満足していないことが判ります。その悔しさを讃岐でぶつけてくれるでしょう。
全試合フル出場するくらいの活躍ができることを信じています。
来季のジュビロはJ1に残留し、再来年は成長した吉長真優を迎え入れてJ1上位で戦っていられるように、ジュビロと真優を応援していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と吉長真優のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。