いつも目の前には健太郎がいた-背番号3森岡陸-
ジュビロ磐田の背番号「3」
ジュビロ磐田のディフェンスリーダーであり、キャプテン大井健太郎の背番号でした。
しかし、大井健太郎は2022シーズン終了直後の11月8日、契約満了によりジュビロ磐田を退団することになりました。
2022年11月29日の大津祐樹とのインスタライブで、サポーターの質問に答える形で大井健太郎は、
「『自分で背番号3を着けたい』と言った人に着けて欲しい。」
と語っていました。
同時に、大井健太郎が名前を挙げたのが
中川創、鈴木海音、そして、森岡陸の三人でした。
いずれもジュビロの若きディフェンダーです。
背番号「3」は誰が継承するのか?
私も含めジュビロサポーターの中でも注目されてました。
そして、2023年1月9日。
遂にその継承者が明かされました。
背番号3は森岡陸!
陸は、事あるごとに大井健太郎を憧れであり目標とする選手として名を挙げていましたから、当然の結果かもしれません。
2017年、森岡陸の法政大学1年時のインタビュー。
ジュビロ磐田にU-18からトップ昇格できず、その悔しさを語ると共に当時から大井健太郎が目標と公言していました。
ジュビロ磐田入団後も、YouTube企画で大井健太郎の事を語っています。
2021年7月26日に公開された「ジュビトーク 特別編 生え抜きの歩みPart.1」
『子供の頃ワクワクした選手』のテーマで大井健太郎の名を挙げてます。
ほぼ毎回怒られるけれども、今一緒にプレーしていることが嬉しいと語る陸。その笑顔にはずっと憧れの選手であったことがうかがえます。
2022年6月23日に公開された【DREAMS】#4でも目標とする選手として大井健太郎を挙げ、
と語っています。
大井健太郎の契約満了が発表された時、陸はTwitterでコメントを出しました。惜別の思いと共にジュビロのディフェンダーとして一つの覚悟を決めたようにも思えました。
2023年1月9日、ジュビロ磐田の全体練習始動日。
大久保グラウンドをランニングする森岡陸の姿がありました。
しかし、ずっと森岡陸の目の前にいてくれた大井健太郎の姿はもうそこにはありません。
自分が幼いころから憧れ、見て、追いかけて来た背中と背番号「3」。
今度はその背中を森岡陸が背負い、日本一のセンターバックを目指します。
背番号「3」にはドラマがありました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と大井健太郎、そして、森岡陸のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。