静岡ダービーへの思い-金子翔太-
静岡ダービーを終えての金子翔太のツイート。
今年ジュビロ磐田は静岡ダービーで勝利することができなかった。
2月26日のホーム開幕戦の静岡ダービーでは、金子翔太は先発出場し1-2で敗戦。
10月22日のアウェイの静岡ダービーは、試合終了間際でジャーメイン良のゴールで追いついたが勝ち越すことができず痛恨のドロー決着だった。
金子翔太は静岡ダービーに懸けていた。
2021年夏「禁断の移籍」といわれた清水エスパルスからジュビロ磐田への期限付き移籍。
そしてシーズンオフには完全移籍を発表。
それは同時にJ1で清水エスパルスと戦うことを意味する。
日本平でかつてのチームメイトと戦うこと。
かつては後押ししてくれたサポーターを相手に戦うこと。
常人の精神ではできない。
やはり想像以上の難しさ、やり辛さがあったようだ。
金子翔太は、後半14分で大津祐樹と交代となり、フル出場は叶わなかった。
現地にいたのだが、このときの金子翔太の心境が本当に心配だった。渋谷監督の意向は計り知れないが、心情的には最後までプレーして欲しかった。
試合終了後、同じく元清水エスパルスの松原后と共にエスパルスサポーター
が待つゴール裏へ向かった。
松原后は号泣していた。
金子翔太はそんな松原后の肩を叩きながら、かつては支えてくれたエスパルスサポーターへ深々と一礼した。
金子翔太の目にも光るものが見えた。
彼らの涙が意味するものは本人たちにしかわからない。
エスパルスで戦っていた時の思い出。
切磋琢磨したチームメイトとの激しい戦い。
エスパルスサポーターへの感謝。
そして、ライバルのジュビロでプレーする自分たちへの思い。
数えきれないほどの思いが去来したのだろうか?
丁寧に一礼する彼らが、今はジュビロのために戦ってくれることを誇りに思う。そして報われて欲しいと思う。
ジュビロは残り二試合。
J1残留するにはこの二試合に勝つのが絶対条件だ。
最終節、金子翔太の笑顔をヤマハスタジアムで見たい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と金子翔太のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って
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