2023ルヴァンカップGS第5節「サガン鳥栖vsジュビロ磐田」超主観的振り返り
2023年5月24日、ルヴァンカップグループステージ第5節 、ジュビロ磐田はアウェイでサガン鳥栖と対戦し2-0で勝利!
グループステージ4連敗のジュビロは、既にルヴァンカップ敗退が決定していました。しかしこの試合は、負傷から復帰した選手や、リーグ戦出場機会が少なかった選手が軒並み出場。
J1チームと戦える試合をむしろチャンスと捉え、公式戦の出場機会を掴んだ選手達は勝利をかちとりました。
平日水曜日のナイトゲーム。
鳥栖はあまりに遠く現地参戦はできませんので、スカパーでリアタイ視聴しました。
スターティングメンバー
この試合は今後も続くであろうジュビロの総力戦を占う上での重要な一戦だと思っていました。負傷明けの選手の多くが復帰試合として爪痕を残すことができるか?単なる「消化試合」ではなく、超重要な試合と予想しました。
そして試合当日。発表されたスタメンはこちら!
多くの選手が復帰!ワクワクが止まらないメンバー!
先ずは、なんと言っても私の推し選手、大森晃太郎!!
大森は昨年2022年9月3日ホームエコパスタジアムでの柏戦以来、約8か月ぶりの復帰。スタメンではありませんでしたが、ようやく帰還しました。
右大腿直筋腱断裂で手術を受け、今年の練習始動日や、鹿児島キャンプも別メニューで黙々と一人ランニングする姿を映像で観ていました。今シーズン開幕後もなかなか試合のメンバーに加わることはなく、私自身やきもきした日々を過ごしていましたが、ようやくベンチメンバーにその名を観た瞬間、嬉しくてたまりませんでした。
本当に良かった。
そして、更に長きにわたり離脱していた高野遼。
前回出場は2021年10月30日アウェイ大宮アルディージャ戦。実に1年7か月振りの復帰となりました。
昨年J1での戦いには1試合も出場できませんでした。高野遼がいれば、もっとJ1で良い戦いができたのではないか?と今でも思うことがあります。そして、古巣横浜F・マリノスとの戦いにも出場できなかったのが悔やまれますね。
更に、第7節アウェイ大分戦で負傷した針谷岳晃。第3節ホーム山形戦で負傷した伊藤槙人もスタメンに復帰。
そして、第12節ホーム徳島戦以来の復帰となった金子翔太も試合後のインタビューから負傷離脱であったことが判明しました。
ベンチのメンバーに目を移すと、特別指定選手の植村洋斗、U-18で二種登録選手の舩橋京汰、伊藤稜介と次代のジュビロを担う選手がズラリ。特に植村洋斗は初の公式戦ベンチ入りとなりました。
復帰選手と若手選手が融合したジュビロ磐田。ロマンあふれるメンバーになりました。
俺たちは大津祐樹を待っている
試合前の集合写真。
この日スタメンの山本康裕は、盟友である大津祐樹の背番号77のユニフォームを持って写真に収まりました。
大津祐樹は、第11節アウェイ金沢戦で負傷し、右大腿直筋腱断裂で全治5か月の重傷。復帰は早くても今期終盤戦になります。
長期離脱中の大津祐樹と共に戦う姿勢を見せた山本康裕。こういうシーンはチームとサポーターが一体になれる瞬間です。
ラッソが先制ゴール!
鳥栖戦といえば、ラッソことファビアンゴンザレス。
昨年J1第17節ホームヤマハスタジアムでの鳥栖戦で2得点の大爆発で勝利した試合を思い出します。
今年5月13日の第13節ホーム群馬戦から復帰したラッソは、今試合が復帰後4試合目。
ただ、復帰後の3試合は、長い出場禁止のブランクのせいか試合に慣れていない感じであり、第16節藤枝MYFC戦ではPKを外してしまうなど、正直言って本領発揮できていませんでした。
注目の今試合はスタメンで出場。
前半32分、高野遼からのパスを受けた針谷岳晃が絶妙のクロス。ラッソが頭で合わせて先制!
高野→針谷→ラッソというジュビサポが待ち望んでいたような流れ。
針谷のような質のいいクロスに対し、ラッソの調子が上がってくればジュビロにとって非常に大きな武器になります。
舩橋京汰が狙う
59分からファビアンゴンザレスに替わりピッチに入った舩橋京汰。
67分、古川陽介が右サイドからドリブルで駆け上がり、バイタルエリアでボールを受けた舩橋京汰が振り向きながら左足でシュート!
惜しくもゴール左を逸れましたが、U-18でストライカーとして活躍する選手だけに積極的にゴールを狙ってきます。
この試合でルヴァンカップの出場3試合目。今試合は31分の出場となり、最も長く出場しました。トップチームでのゴールする日も近いかもしれません。
針谷岳晃のミドル
74分、古川陽介がゴール前で仕掛け、パスを受けた針谷岳晃がミドルシュート!完全に枠を捉えていましたが、これはGK内山圭選手に弾かれます。
しかし、非常に力強いナイスシュート。
試合後、針谷はこのシュートに触れています。
針谷はプロ入りしてからゴールが無いので、決めたかったところでしたね。
ボランチのポジションを争う上原力也は得点力があるだけに、積極的にゴールを狙う姿勢は横内監督に対してもいいアピールになると思います。
大森晃太郎がピッチへ!
74分、ついに大森晃太郎がピッチに入ります!
替わりにピッチアウトとなった針谷岳晃・古川陽介と笑顔でハイタッチを交わし、小走りで駅前不動産スタジアムのピッチに入っていきます。
昨年2022年大森の最後の試合となってしまった第28節エコパスタジアムでの柏戦。実はこの試合、大森は1失点目に繋がるプレーをしていました。その試合後に負傷して離脱したため、名誉挽回できる機会を失ったことから大森を応援している私個人としても悔しかったです。
約8か月ぶりにようやくピッチに戻り、左サイドに入る姿。久しぶりに見るその姿に感慨深い思いでした。
84分、舩橋京汰からボールを受けた大森がバイタルエリアでドリブルで仕掛けます。この姿を見たくて8か月待っていました。
89分、左サイドでボールを受けてドリブルで運ぶ大森。ボックス内に入るや否や、すかさずシュート!
これはGK内山圭が横に滑り込んで両手で弾きます。
その弾いたボールを再び大森が拾ってボックス内を運びシュートチャンスをうかがいますが倒されました。
残念ながらゴールにはなりませんでしたが、早くも見せてくれた大森のシュート。この試合では得点できませんでしたが、リーグ戦のメンバーに絡んでくれることを願ってます。
金子翔太が追加点!
76分、吉長真優が右サイドから鋭いクロスを上げ、金子翔太が頭で合わせて
追加点!
離脱に対し公式リリースが無かったため、状況がよく判らなかったのですが、試合翌日の金子翔太のTwitterで、やはり負傷であったことが伝えられ、リハビリを経て鳥栖戦を迎えたようです。
今期序盤戦の9連戦ではフル稼働していた金子翔太。
約1か月の離脱でしたが、再びピッチに戻り復帰試合で得点を決めたことは大きな一歩です。今後のリーグ戦でも、ゴール前で積極的に顔を出して得点に絡むプレーを見せてくれるはずです。
次戦に向けて
負傷から復帰した選手と若手メンバーで戦った鳥栖との戦い。
J1鳥栖に対し2-0というクリーンシートで勝利したことは今後も総力戦で臨むジュビロにとって大きな一勝でした。
「我々にとって、無駄なゲームは1試合もない」
と試合前に意気込んでいた横内監督。鳥栖に勝利して笑顔で選手達とハイタッチを交わす姿は本当に嬉しい。
ルヴァンカップは消化試合になってしまいましたが、今後のジュビロを占う意味で非常に有意義な戦いでした。
ジュビロはこの夏の移籍ウインドウでも選手補強ができません。従って、これまで負傷離脱していた選手の復帰や若手の活躍はチーム力の底上げに繋がるはずです。
試合直後、今回復帰した大森晃太郎、高野遼、そしてプロデビューを果たした植村洋斗の試合後のインタビューがYouTubeで早速公開されました。
公式さんに感謝です。
今回は復帰しなかった森岡陸や山本義道が帰ってくれば、更にチーム内の競争も激しくなりますし、それはジュビロのチーム力に繋がります。厳しい夏の季節に向けて帰還してくる選手達の活躍と主力メンバーとの健全な競争に期待しています。
次の試合は、5月27日、J2第18節V・ファーレン長崎戦。鳥栖→長崎と中2日でのアウェイ連戦の「九州シリーズ」。
非常に厳しい日程ですが、鳥栖戦に勝利したことで、選手の気持ちの面で少しでも疲れを軽減してくればいいなと思っています。
長崎とは勝ち差1の「6ポイントマッチ」。重要な戦いです。勝利を掴んで磐田に帰ってきてくれることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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