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【それぞれの道】三木直土・清田奈央弥 次のステージへ
昨日は、ジュビロ磐田U-18の最終節の試合を観戦するため、ゆめりあサッカー場に行って来ました。
他力ではありますが、プレミアリーグ残留には勝利が絶対条件。しかし、相手の大津高校の高い位置でのプレスに苦しんだ磐田U-18は4失点で敗退。プリンスリーグへの降格が決定してしまいました。
最終節。ゆめりあに行ってきました。
— 神田川⚽Júbilo🎊J1&Bonita (@kandagawa1975) December 3, 2023
大津高校強し。
残念ながら0-4で敗戦でした😢
スタンドには多くのサポさんが駆けつけました。
最後まで走りきった選手達には惜しみない拍手が👏本当にお疲れ様でした。#ジュビロ磐田#ジュビロ磐田U18 pic.twitter.com/s7z4jivhmN
その翌日、2023年12月4日。
そのジュビロ磐田U-18出身選手との別れの知らせがありました。
【三木 直土選手 契約満了のお知らせ】
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) December 4, 2023
福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍しておりました三木 直土選手につきまして、契約満了に伴い、来季(2024シーズン)の契約を更新しないことになりましたので、お知らせいたします。https://t.co/zkgwuTZ6rn pic.twitter.com/sigDzTLtfC
【清田 奈央弥選手 契約満了のお知らせ】
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) December 4, 2023
福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍しておりました 清田 奈央弥選手につきまして、契約満了に伴い、来季(2024シーズン)の契約を更新しないことになりましたので、お知らせいたします。https://t.co/2sJisjkLwo pic.twitter.com/I09wz17eBW
ジュビロ磐田は、福島ユナイテッドFCに育成型期限付き移籍していた、三木直土、清田奈央弥と2024年の契約を更新しない事を発表しました。
武者修行していた二人が、帰還することなく磐田を去る。
昨日のU-18プリンスリーグへの降格決定と相まって、やるせないです。
私は2019年からのジュビロ磐田サポーターなので、2020年入団の三木直土、清田奈央弥は初めての新人選手でした。やっぱり思い入れが強いです。
武者修行は長くかかるかもしれない。
でも、いつか磐田に戻ってきて活躍する日が来ることを願っていましたが、叶いませんでした。
いろんな想いが交錯するんですが、一番残念なのは、
ヤマハスタジアムでの声出し応援を経験していない事
2人が入団した2020年はコロナ禍初年。
2022年から三木直土は藤枝MYFCへ。翌年福島ユナイテッドFCへ。
2022年途中から清田奈央弥は福島ユナイテッドFCへ。
コロナ禍が終息し、今年からようやく声出し応援が復活したヤマハスタジアムでプレーすることは叶いませんでした。
せっかく磐田でプロ生活をスタートさせたので、ジュビロサポーターの声援を背中に受けてプレーできなかったのが悔やまれます。
■ 三木直土
2020年の私は、コロナ禍のためヤマハスタジアムでの観戦をしばらく自粛していました。
久々に参戦したのは、2020年10月25日、第29節ザスパクサツ群馬戦。
ゴール裏で観戦しましたが、
座って観戦。
声出しNG。
隣とは2席開けて座る。
という、かなりの制限での観戦。
いま改めて当時の動画を観ると、異様です。
当時は、選手の写真は積極的に撮っていなかったので、三木直土の写真があまり無く、唯一あったのがこれでした。
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ごめんなさい。
当時、大森晃太郎と遠藤保仁の写真を数枚しか撮ってたので、大森と一緒に映っていたこの写真だけでした。
この試合は遠藤保仁が直接フリーキックで得点した試合として、何度もメディアに出ることがあったんですが、三木直土が逆転のゴールを決めた試合なんです。
しかも、ジュビロサポーターが見守るゴール裏を目がけて。
目の前で三木直土のゴールを見ることができました。
今となっては貴重なシーンとなりましたね
10/25 vs 群馬戦 #PickupPlay📽️
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) October 25, 2020
小川大選手の強烈なミドルシュート、こぼれ球に反応したのは三木選手!💪勝利に繋がる2点目を叩き込みました!⚽️✨
🎬ハイライトご視聴はDAZNで!https://t.co/ZM0z3vWWBz#ジュビロ磐田vsザスパクサツ群馬 #三木直土 pic.twitter.com/VSefmfbbQv
コロナ禍という特異な環境、またチームの成績もあまり良くなかった2020年の磐田でしたが、三木直土は15試合出場で2ゴールを記録。新人選手としては悪くない成績だと思います。
翌2021年、更なる活躍が期待されましたが、磐田はJ2優勝したものの「若手不遇の年」でした。2020年入団選手の出場試合時間は以下の通り(2020年の鈴木海音は2種登録)。
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2021年は、経験のある選手で固定したメンバーで勝ち抜いたので、若手選手の出場機会は軒並み無くなりました。(2021年の吉長真優は天皇杯で負傷した影響もあります)。
その後三木直土は、
2022年:藤枝MYFC 11試合
2023年:福島ユナイテッドFC 9試合
残念ながら移籍先でなかなか試合出場を勝ち取ることができませんでした。
来季、磐田に帰還するチャンスも得られなかったのは残念でなりません。
■ 清田奈央弥
2020年はリーグ戦3試合、2021年はリーグ戦出場無し、入団からとなかなか出場機会を掴めなかった清田奈央弥。
2022年戦いの場をJ1に移した磐田。
清田奈央弥はカップ戦で、ほぼ先発出場を果たします。
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ハイライトは2022年6月1日、天皇杯2回戦ヤマハスタジアムでの松本山雅FC戦。
前半4分に1点を先制された磐田でしたが、すぐさま9分に清田奈央弥が同点弾。
これが磐田での、そしてプロ初ゴールとなりました。
試合開始早々の嫌な失点だったので、この同点弾は非常に助かった。
その後は怒涛のゴールラッシュで快勝。
後にこのゴールは、【PLAYBACK Jubilo】で振り返っています。
清田奈央弥のプロ初ゴールは、控えめなパフォーマンス。
実は1失点目が清田奈央弥のミスが影響していたことから、むしろ手を合わせて謝るような仕草。彼の人柄を表しているようでした。
私は、この試合はゴール裏で応援。
試合終了後の選手の挨拶を動画撮影したものが残ってました。清田奈央弥も映ってます。その他にも懐かしい面々がいますね。
若手選手中心で5ゴールの快勝で、気分良くヤマハスタジアムを後にしたのを覚えています。
それにしても、声出しの無い手拍子のみの応援は、今振り返るとこんなに寂しかったんだと驚きます。
コロナ禍の当時はこれが精一杯でしたね。
しかし、清田奈央弥はリーグ戦での出場は叶いませんでした。J1デビューできなかったのは残念です。
2022年8月1日に福島ユナイテッドFCに育成型期限付き移籍。
清田 奈央弥選手(MF)が、福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍することが決定しましたので、お知らせいたします。
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) August 1, 2022
期限付き移籍期間は、2023年1月31日までとなります。なお、清田選手はジュビロ磐田と対戦する公式戦には出場できません。https://t.co/DU5r2IHT21 pic.twitter.com/eviAfUqCao
残念ながら、清田奈央弥も、移籍先であまり試合出場を勝ち取ることができませんでした。
2022年:福島ユナイテッドFC 9試合
2023年:福島ユナイテッドFC 5試合
三木直土と清田奈央弥はまだ22歳。
もし学生だったら大学4年生です。
たった4年で契約満了を突きつけられてしまう。プロの世界は厳しいことを改めて思い知らされます。
この先、どのような道を進むのか判りませんが、まだ若い。
これから社会人生活に進む同世代が大勢います。
新天地での活躍を願ってやみません。
もし来年もプロサッカー選手を続けるのであれば、またどこかのピッチで会いたい。
いや、
「ヤマハスタジアムで会おう。」
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と三木直土、清田奈央弥のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。