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ジュビロ磐田 大森晃太郎 新天地へ。

覚悟はしていました。

2024年12月26日、ジュビロ磐田の大森晃太郎が契約満了となりチームを退団することになりました。

2024年は、タイのチームに期限付き移籍をした後、カマタマーレ讃岐に期限付き移籍。タイでもそんなに試合には出ている状況では無かったし、讃岐でも試合出場はありませんでした。

残念ながら活躍できなかった。

正式リリースが出るまで静観していましたが、今年の状況から鑑みるに恐らく磐田との契約更新は難しいのではなかろうか?

心ならずも感じてました。

推しの選手でしたので、本当に辛い。
でも客観的に見たら・・・厳しいだろうな・・・と。

大森が磐田で活躍していた時期を知っていたし、その姿を応援していただけに本当に寂しい。


私は2019年から本格的にジュビロ磐田を応援しています。

その初年の2019年はJ1最下位でJ2降格。翌年の2020年、J1復帰に臨む苦境の磐田にFC東京からカテゴリを下げてやって来てくれたのが大森晃太郎。

救世主のように思えました。

2020年春、大久保グラウンドでの練習を見学した私は、そのボール扱いの上手さに感心したのを憶えています。

飄々としたたたずまいながらも、ズバッとスルーパスを決める姿。

好きなゴールは?と聞かれて「ごっつぁんゴールが好き」と言う茶目っ気のあるキャラクター。

磐田の他の選手には無い「一匹狼」のような。そんなキャラクターも含めて大森のファンになりました。


しかし、当時は未曽有のコロナ禍。

大森が磐田で最も活躍した2020~2022年は、コロナ禍真っ只中でした。声出し応援ができず、特にコロナ禍初年の2020年は、ヤマハスタジアムに行くことですら躊躇した時期。

なにもかもが自粛でした。

当時大森の活躍は、ヤマハスタジアムのゲームであってもDAZNでの観戦が中心だったことを思い出します。

アウェイ遠征なんかもっての外という状況でした。

そんな中で磐田を支えるために見せてくれた大森の美技。

2020年、中野誠也の負傷からの復帰ゴールをお膳立てしたスルーパスなんかは今観ても痺れます。

同じく2020年、後半アディショナルタイムでルキアンの同点ゴールをアシストしたクロス。残り少ない試合時間であっても動じずに蹴り込むそのプレーに魅了されました。

お膳立てするだけでなく、自らカットインしてからのミドルシュートも放つ姿。これは、磐田でのベストゴールだと思っています。

現地で見られなかったのが本当に悔しい。
声出し応援できなかったコロナ禍が今でも恨めしい。

今のように声出し応援ができる状態で、もっともっと大森のプレーを応援してあげたかった。2020年の活躍ならば、当時大森の個人チャントができていてもおかしくない選手だったと思っています。

一方で2020年の磐田はチームとしては伸び悩み、J2で6位というクラブ史上最低の成績。でも、当時大森は間違いなく磐田を支えてくれた選手でした。

苦境の磐田で奮闘する大森。

翌2021年、私は初めて背番号入りのオーセンティックユニフォームを買いました。

もちろん背番号8、大森のユニフォームでした。






痛恨だったのは2022年終盤の大怪我。長期戦線離脱。

翌年2023年のキャンプも別メニューでした。この年は選手補強禁止でありながらも最終戦で劇的に勝ち取ったJ1昇格。しかしその表舞台に大森の姿はなく、2023年は主力メンバーとして戦うことは殆どありませんでした。

あのケガが無かったらな・・・。

大森の磐田での序列はもっと違っていたんじゃないかと思うんです。

契約満了とはなりましたが、大森晃太郎は短いコメントながらも次を見据えています。

これまで応援してくれたファン・サポーターに心から感謝申し上げます。
これからも全力でプレーし、皆さんの期待に応えたいと思います。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

ジュビロ磐田公式ホームページより

大森らしく、短く淡白なコメントですが、他クラブで活躍することを願って止みません。

また、飄々とピッチを走り抜け、持ち前のスルーパスを決める姿が見られることを期待しています。

きっと大森ならまだまだやれる。

苦境の磐田に来てくれて、本当にありがとう。

私は引き続きジュビロ磐田を応援しますが、大森のサッカー人生も応援したいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました
ジュビロ磐田と大森晃太郎のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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