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ジュビロ磐田 金子翔太 新天地へ

SNSでその一報を見た時「えっ」と声が出て、呆然としました。

2024年12月12日。

ジュビロ磐田の金子翔太が、契約満了となり2025年の契約を結ばない事が発表されました。

完全に予想外でした。

私は、山田大記が引退した磐田にとって、金子翔太は無くてはならない選手だと信じて疑っていなかったからです。

チームのために献身的に走り、裏抜けからのゴールへの嗅覚は随一。言語化能力にも優れ、その発言・コメントにはいつも唸るものがありました。

絶対にこれからのジュビロ磐田の復活に必要な選手と思っていました。


金子翔太が語っていたコメントに印象的なものがあります。2023年にJ1昇格が決まった時、11月のRe:Frameのイベントで金子翔太は、

「J1昇格はこれで最後にしたい。」

と冷静に語っていたのが今でも心に残っています。

もう二度とJ2に降格しないという意気込み。
頼もしさ。

本当に嬉しかった。

このような磐田に強い思いを抱いてくれる金子翔太が大好きになり、私は2024年は、金子翔太のユニフォームを購入してヤマハスタジアム、エコパスタジアム、そしてアウェイゲームへ遠征しました。


なかなか大久保グラウンドでのファンサービスの抽選に当たらず、そのユニフォームにサインを入れていただく機会が無かったのですが、今年の7月のファン感謝祭でようやくサインを入れていただきました。

そのサイン入りのユニフォームでヤマハスタジアムに通うことがどれだけ誇らしかったことか。


そして、ついに大久保グラウンドでのファンサービスに初めて当選。金子翔太と一緒に写真を撮ることができました。

向こうから金子翔太が近づいてくる、どんな声を掛けて良いか?

私は、緊張しながらも

「ファン感謝祭でユニフォームにサインを入れてもらいました。そのユニフォームと一緒に写真を撮ってもらえませんか?」

というお願いに対し、金子翔太は

「ああ!覚えてますよ!」

という答え。

もちろんリップサービスであることは判っています。それでも瞬時に気の利いた受け答えをしてくれる金子翔太がますます大好きになりました。

しかし、2024年の金子翔太は残念ながらなかなか出場機会に恵まれませんでした。

残留争いしている磐田でしたが、きっと金子翔太が必要となる日が来るはず。そう信じていましたが、目の前でプレーを見ることができたのは、8月17日のアウェイ町田戦が最後になってしまいました。

まさかあの真夏の遠征が最後になるとは夢にも思いませんでした。




金子翔太の契約満了が発表された直後、私は金子翔太の今季唯一の得点シーンである、第15節ホームエコパスタジアムでの浦和レッズ戦の同点ゴールのシーンを何度も見返していました。

エコパでなかなか勝ち点を奪えなかったあの浦和レッズからようやく勝ち点1を分け合ったあの試合。

ゴールが決まった瞬間、マテウスペイショットは嬉しさのあまり、金子翔太を抱え上げてグルグル回してしまうあの歓喜のシーン。

私は夢中でカメラに収めていました。

もう一点、もう一点取りに行くぞ、勝つんだぞとばかり人差し指を突き上げる姿が印象的でした。

出場すれば結果を残してくれる選手。

そんな金子選手のプレーが大好きでした。




2021年夏、禁断の移籍と言われて清水エスパルスから来てくれた金子翔太。その決断は本当に悩み抜いたものだったと思います。それでも、ジュビロ磐田のために決断してくれた金子翔太。

悔やまれるのは、清水エスパルスとの静岡ダービーで、金子翔太がゴールを決めて勝利する瞬間を見ることができずに終わった事。結局、金子翔太が磐田に来てから、清水に勝つことはできませんでした。

悔しい。本当に悔しい。

でも金子翔太のプレーに勇気をもらったサポーターは私だけじゃないはず。

プロの世界では、このようなあっけないような別れ方は仕方ないことだとわかっていながらも残念な思いはぬぐえません。

来年J2ではあるけれど、一緒に磐田のために走って欲しかった。


金子翔太選手、3年半ジュビロ磐田のために走り抜いてくれて本当にありがとうございました。

新天地でのご活躍を心から祈っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と金子翔太に歓喜が訪れることを祈って。

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