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2023ルヴァンカップGS第4節「ジュビロ磐田vs横浜F・マリノス」超主観的振り返り

磐田 0-1 横浜FM
【得点者】

磐田:-
横浜FM:ヤン マテウス(前半7分)

後藤啓介、舩橋京汰、川合徳孟が並んでジュビロサポーターに挨拶する姿。

無得点で敗戦した悔しさと共に、王者横浜F・マリノスと堂々と戦った若き3選手の背中に頼もしさを感じました。

2023年4月19日、ルヴァンカップグループステージ第4節 、ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムに横浜F・マリノスを迎え撃ちました。

怒涛の9連戦の第8ラウンドをヤマハスタジアムで観戦。

若手中心のメンバーが昨年のJ1王者マリノスと渡り合ったこの試合。ジュビロは少しずつ変わりつつあるのかもしれません。

補強できない影響かもしれまんが、ここまで二種登録の選手を起用し、注目された年があったでしょうか?

残念ながら敗戦で、グループステージ4戦4敗で敗退が決まったジュビロ磐田。

しかし、横内監督は勝利を狙いつつも、U-18の選手も含めた若手の育成も確実に視野に入れていることを私たちに見せてくれました。

スターティングメンバー

先ずベンチメンバーでテンション上がりました。

後藤啓介、舩橋京汰、伊藤陵介、川合徳孟の現役高校生が4人。補強ができず、ケガ人も多いジュビロは若手にとってまたとないチャンス。

藤原健介古川陽介の同期が揃ってスタメン。藤原健介は前節熊本線から中3日で再び先発に。「ラストチャンス」と意気込んでいた古川のドリブル発動に期待です。

小川大貴が負傷交代

前半2分、自陣ボックス内でボールを蹴ろうとした小川大貴のボールを奪おうとした井上健太選手と接触し足を痛めてしまいました。

一旦はプレーを続けましたが足を引きずる様子が見え、そのご再び動けなくなりピッチから下がりました。

何度も言いますが、今年ジュビロは選手補強できません。その上でけが人が多く、ここで小川大貴も離脱となると本当に苦しい。

またもCKで失点

今年のジュビロはセットプレーの弱点がばれてるんですかね?

前半開始早々の7分、マリノスのコーナーキック。

「さあ、今日は守ってくれよ!」

今年はとにかくセットプレーからの失点が多いジュビロ。マリノス相手先制されてしまっては勝機は限りなく小さくなります。

嫌な予感は当たるもので、エドゥアルド選手がスラしたボールをヤン マテウス選手があっさりと頭で合わせてマリノス先制。

「まだ7分しか経ってないんだけど・・・・」

他のチームはみんなジュビロのセットプレーの弱点を知ってんじゃないの?

と思うくらい、とにかくセットプレーで失点し、試合開始15分以内での早い時間帯で先制される傾向にあります。

またこのコーナーキックの時点では先の小川大貴の負傷で一人少ない状態でした。その点はジュビロにとって不運でしたね。

この失点後、後藤啓介が小川大貴に替わってピッチに入ります。

今回も出鼻をくじかれたジュビロ。王者マリノス相手に追いかけなけれなばならない厳しい展開になりました。

吉長真優 vs ヤン マテウス

私はバックスタンドで観戦していたんですが、右サイドの吉長真優とヤン マテウス選手の対決がちょうど目の前で見ることができました。

ヤマハスタジアムの良い所なんですが、選手の攻防が本当に手の届くところで見ることができます。

間近でヤン マテウス選手のボールを持って駆け上がるスピードと威力は大迫力で脅威。しかし、吉長真優も負けずに立ち向かいました。

ハイライト動画には残らない場面ですが、この攻防は個人的な見どころとして挙げておきたいです。

歴史が変わった日

後半開始早々その時が来ました。

上原力也に替わり川合徳孟がピッチに入りました

この瞬間、あの山本康裕がもっていたクラブ最年少出場記録が約17年振りに更新されたのです。

山本康裕と川合徳孟は聖隷JFC→ジュビロユースという経歴も同じである所に運命めいたものを感じます。

そして川合徳孟が入ったピッチには17年前に颯爽と公式戦デビューの新記録を打ち立てた山本康裕もいるのです。

ドラマみたいなシチュエーション。

これで王者マリノスから勝利をつかめば大きな自身になるはず。俄然応援に力が入ります。

遠いゴール

後半38分には、舩橋京汰もピッチに入ります。

前線に後藤啓介、舩橋京汰、川合徳孟という現役高校生3人が王者マリノスに立ち向かうというなんとも未来を感じるシチュエーション。

大型ビジョンに映るメンバー表を見上げた時、ちょっと感動して震えるものがありました。

後藤啓介、舩橋京汰、川合徳孟 現役高校生が揃い踏み

マリノスは後半19分から水沼宏太選手やマルコス ジュニオール選手を投入し試合を決めにかかっていましたが、若きジュビロは一歩も引かず堂々と戦いました。マリノスに得点を許しません。

欲しいのは勝利のみ。

しかしこの試合は決定力に欠きました。後藤啓介や舩橋京汰もゴールを狙って飛び込み、シュートを放つもののゴールネットを揺らすことができません。

リカルドグラッサも前線での密集の中でリフティングで交わし、逆足でコントロールショットを放ちますがGK飯倉選手に弾かれます。

リカルドグラッサが悔しさのあまり拳を振り下ろし、うずくまる姿。あのようなリカルドを見るのは初めてでした。

若手もベテランも外国籍選手も勝利に向け力を尽くし、ジュビロサポーターも「反撃の歌」で応援しましたが、王者はゴールを割らせませんでした。

結局この試合1点も奪えず試合終了。

開始早々の失点が本当に悔やまれました。

次節に向けて

疲労と悔しさに満ちた表情でスタンドに挨拶に来たジュビロの選手達。

対称的にトリパラで勝利を祝うアウェイ席のマリノスサポーター。

若手中心で挑んだ試合。今後に自信を付けるためにもヤマハスタジアムで勝利という結果を得て欲しかった。残念でなりません。

ゴール裏サポーターは舩橋京汰と川合徳孟のコールで激励しました。

近い将来「勝利は続くよ」で祝ってあげたい。ピッチから引き揚げる選手達の姿を見て強く感じました。

次の試合は、怒涛の9連戦のファイルラウンド。アウェイでツエーゲン金沢と対戦します。

アウェイ水戸戦以来約2週間勝利が無いジュビロ。J1昇格のためにも勝利が絶対に欲しい。

勝ち点3を奪って9連戦の最後を飾ってくれることを願ってます。

最後までお読み頂きありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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