ラッソの雄叫び
ラッソの雄叫びが帰ってきた。
9月3日。J1リーグ第28節ホーム柏レイソル戦。
ラッソことファビアンゴンザレスが同点ゴールを決めた。
「Lasso」と書かれた横断幕に駆け寄ってサポーターと喜んでいたが、まだ同点なので早くピッチに戻らなくて大丈夫か?と心配になった。まあ、そんなところがラッソらしいのだが。
柏戦はドロー決着だったため、残留争いしているジュビロにとって満足のいく結果では無かった。
しかし、決めるべき人が決めれば、やはり勝ち点を拾う可能性は高くなる。
ラッソはジュビロ入団二年目。
2021年途中に加入したが、この年はルキアンがスーパーな活躍だったこともあり、交代での出場が多かった。J2リーグ1得点。天皇杯2得点に留まった。
二年目の2022年。ルキアンと小川航基が移籍したため、杉本健勇と共に貴重な得点源となるプレーヤーになる・・・はずだった。
ホーム開幕戦の清水エスパルス戦「静岡ダービー」後半25分から出場したラッソだったが、8分後の後半32分に鈴木義宜選手の顔面に腕をぶつけてしまい一発退場となってしまう。
開幕早々出ばなをくじかれてしまったラッソ。
それから約1か月。リーグ戦出場は無かった。
その後、第17節ホーム鳥栖戦で先発出場したラッソは、ようやく爆発する。
試合開始早々2ゴールを決め快勝。
今のところ、今季のジュビロのリーグ戦ではナンバーワンの試合だと思う。
いよいよラッソの時代到来だと思った。
ジュビロの勝てる形がようやく決まったと思った。
それなのに・・・・。
次のアウェイ川崎戦から、ラッソは謎のコンディション不良で5試合姿を消してしまった。
この5試合が本当に辛かった。
0勝1分4敗。
5試合でたった1点しか得点できなかった。
特にこの時期ジュビロと順位を争っていた福岡と神戸とのホームヤマハスタジアムでの試合を落としたのが痛恨だった。この2試合で勝ち点を奪えていたら有利な展開だったのに。彰さんの解任も無かったかもしれない。本当に悔やまれてならない。
福岡戦、神戸戦とヤマハスタジアムで応援していた私は「ラッソがいてくれたら」と何度もつぶやきながら、失意でスタジアムを後にした。
そして、運命の8月13日。第25節ホームエコパスタジアムでの浦和戦。
0-6でジュビロは歴史的な大敗を喫した。翌日、伊藤彰監督は大敗の責任を取らされ解任された。
この日は日本列島を台風が直撃した日で、ジュビロ以外の試合は軒並み中止となった。いっそのこと、この試合も強行せずに中止だったらよかったのにとさえ思う。
その浦和戦にスタメンで出場したラッソは、9月1日のEMOTIONSで語っている。
ラッソも浦和戦の大敗は相当なショックだったようだ。助っ人外国人選手が、敗戦で謝る姿は殆ど見たことが無い。
浦和戦の大敗。伊藤彰監督の解任。現状最下位。ジュビロの選手達はなんとしても乗り越えて欲しい。
J1残留を果たすしかない。
J2降格で良い事なんか一つも無い。それは昨年までで十分経験した。石にかじりついてもJ1残留して欲しい。
そのためには、ラッソのゴールが必要だ。
柏戦後の中日新聞の記事では「コンディションは上がってきている」と語ったラッソ。残り7試合、全てに出場して勝利のゴールを決めて欲しい
そして、最終節にはラッソと一緒に笑いたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田、そしてファビアンゴンザレスのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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